コラム

 公開日: 2018-01-27 

エンディングノートの内容を考える

こんにちは。
練馬区の行政書士・ファイナンシャルプランナー上野誠です。

前回に引き続き今回もエンディングノートについてのお話しです。
今日はその内容について考えてみます。

どんなことを書けば

前回のコラムで「どのように書いてもいいはず」ということをお話ししました。
とはいえそう言われて困ってしまう方も多いでしょう。
だからこそ市販のエンディングノートはいろいろな種類のものが販売されていますし、私の事務所にも葬儀会社さんなどが主催する「エンディングノートの書き方」のようなセミナーのチラシがポスティングされてきます。
私の事務所の郵便受けにいれても仕方がないとは思うのですが・・・。

話をもどしましょう。
では各種のエンディングノートでどんなことが書かれているのでしょうか?
よくある項目をあげてみましょう。

・自分自身について
・体調が崩れたときのこと
・死後のこと
・連絡先
・書類の保管場所
・伝えておきたいこと

などが挙げられるでしょうか。

「自分自身のこと」というのは主に二つのことがあります。
一つは生年月日や出生地、経歴などいってみれば自分自身のはっきりしている情報。
もう一つは自身の人生の想い出や心に残っていることなど感情的なことです。
ちなみに「自分史」を作るというのも最近関心がもたれているようです。
もちろん有意義な面もあるかと思いますが、個人的には相続人など近親者へ向けて「自分の言葉で」メッセージを作ることのほうがより心のこもった内容になるのではないかと思っています。
きれいな文章でなくても自分らしく伝えていくことのほうがのこされた親族の心に響くのではないでしょうか。

次に「体調が崩れたときのこと」
例えばかかりつけのお医者様や薬局があればその連絡先を書くことが一つでしょう。
自身の判断能力が低下した場合、例えば認知症等になった場合のことや延命措置についての意思表示なども書いておくことが多いです。

続いて「死後のこと」。
これはこのコラムでもお話ししている葬儀やお墓のことなど自身をどのように送り出してほしいかということです。

「連絡先」は自身の死後に知らせてほしい友人知人や離れた縁戚などがいればその人たちの連絡先を記しておきます。

「書類の保管場所」は例えば健康保険証や保険証券、権利証といった書類がどこにあるのかを知らせておくということです。
また財産についてあわせて書いておいてもいいとは思います。

その他相続人などに伝えておきたいことがあれば書いておくようにしましょう。


気楽に、でも丁寧に

このように見ていくとエンディングノートというものは「書く」というよりも「作る」くらいの気持ちで書いていくものだと気付いていただけると思います。
前回少し触れましたが「なかなか書けない」という方がいても不思議はないです。
それゆえに親子で書くことのできる方は親子で書かれてもいいですし、お一人で書くのに心配や不安、不明な点等ある方は一度ご相談いただければ一緒に考えさせていただきます。

またエンディングノートは書く人が伝えておきたいことを書くことがもちろん第一ではありますが、エンディングノートを後日見る側にとっては書かれていることが大切な内容にもなってきます。
したがって書き手にとって書かなくていいことが実は後日ノートを見る側にとっては知っておきたいことだったということもあるかもしれません。
この点を避けるためにもお子さんたちなどエンディングノートを後日使う方と話し合いのできる方は、使う方々が知りたいことを事前に話し合っておいてもいいでしょう。

エンディングノートに法的な効力はないのですから気楽に、でも残された方々に想いが伝わるよう丁寧に書いていくように心がけてください。
きっと自分らしい仕上がりになると思います。
ちなみにインターネットでもマイクロソフトオフィスのホームページでは無料でしっかりしたエンディングノートのひな型がダウンロードできます。
一度参考にしてみることをおすすめします。

この記事を書いたプロ

うえの行政書士FP事務所 [ホームページ]

行政書士 上野誠

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