コラム

 公開日: 2017-12-28 

家計と車の保有コストとの兼ね合いを考えてみませんか?

こんにちは。
練馬区の行政書士・ファイナンシャルプランナー上野誠です。

さて年末年始を控え帰省ラッシュの時期になりました。
高速道路を渋滞の中運転される予定の方も多いと思います。
私の実家は事務所ホームページの「代表者あいさつ」にもあるように群馬県でしていわゆる車社会です。
だからというわけではありませんが、私も実家へ車で帰省します。
一般財団法人自動車検査登録情報協会さんが公表している平成29年3月末時点の「都道府県別の自家用乗用車の普及状況(軽自動車を含む)」によれば自家用乗用車の1人当たりの台数が群馬県は0.684台で全国1位となっています。
100人当たりで考えると約68台保有しているというわけです。
これは地域性というか車が生活の一部なっていて仕事に行くのも車が必要という部分が大きいかもしれません。

一方最近では「若者の自動車離れ」なんて言葉も聞くことがあります。
若い方を中心に、都市部では交通手段も発達していますし、わざわざ車を保有するまでもなく、したがって免許も取らないという方もいらっしゃるようです。

また車は持っているだけで何かとお金がかかる、家計の中では意外と負担が大きい存在でもあります。
果たして車のコストとはどのくらいかかるものなのでしょうか?
ネット上でも様々なところでその例が書かれた記事が見受けられますが、今日はここでも同じように車のコストについて考えてみることにします。

車を持っていることでかかるお金を考える

車を保有している場合にかかってくるお金の種類をあげてみましょう。
次のようなものが考えられます。

・車両価格
・消費税
・自動車取得税
・重量税
・自賠責保険代
・任意保険料
・自動車税
・ガソリン代
・駐車場代
・維持費その他

おおむねこういった感じでしょうか?
まずは当然車両価格ですよね。
ここで注意することは現金一括ではなくカーローン等を利用した場合は当然金利の利払いが発生すると言うことに注意が必要です。
また消費税も無視できません。
仮に本体価格が200万円の自動車であれば16万円の消費税がかかってきます。
小さい金額ではないですよね。
また自動車取得税もあります。
これは消費税が10%になった際廃止される予定ですが、現状は課税対象です。
ただし燃費性能などによって軽減されます。

重量税は購入時やいわゆる「車検」のときにおさめます。
2年に1回ということになりましょうか。
自賠責保険の料金もそのときにあわせて支払うことになります。

毎年支払っていくものとしては任意保険料や自動車税、ガソリン代などがあります。
地域によっては駐車場を借りている方もいらっしゃるでしょう。
(私もそのひとりです。)

また毎年ではないにせよ他にも例えば車検時の整備料金だとか、タイヤ、バッテリーなどの消耗品の費用など維持費がかかってきます。

ではひとまず試算してみましょう。
例として排気量1300CCで燃費が1リットルあたり10kmの車で年間10000km走行するとします。
本体価格を200万円としましょう。

まず毎年自動車税が34,500円
任意保険料が毎年約7万円
ガソリン代が1リットルあたり125円として年間125,000円
駐車場を借りていて例えば練馬区で1か月1万円とすれば年間12万円です。
この時点で毎年349,500円の支出となります。

カーローンを組んで購入した方はここに毎年返済額ものってきます。
金利3%、ボーナス払いなしで7年後に完済するとすれば毎年の返済額は約317,000円となります。
つまり年間で約67万円かかることになります。

これ以外に先ほどお話しした2年に1回の車検のいわゆる「法定整備費」や維持費としてタイヤ代やバッテリー代なども含めれば、多い年にはさらに10~15万円程度の支出が上乗せされることになり、その場合は80万円をこえる支出が1年で発生することになります。
ガソリン代は燃費性能やその時に価格によっても変わってくるでしょうし、車の排気量や重量、車種等によって他にも違いの出てくることがあるとは思いますが、いずれにしてもかなりの支出であることは確かです。

家計と車のコストの兼ね合いを考える

このように車を持つことの負担はかなりの大きさになります。
もちろん駐車場などのことを考えれば、お住まいの地域によっても負担すべき額は違ってくると思います。
しかし車を利用しなくても生活できる地域にお住いの方は、家計のことを考えれば思い切って車を手放すという選択も一つだと思います。
先程お話ししただけのコストが一気に浮いてくることになってきます。
普段車を利用されない方も同様で、観光など必要な時にレンタカーやカーシェアリング等を利用して対処する選択もあると思います。

ただお子さんのお迎えや買い物など普段の生活範囲で車が必要という方もいらっしゃるでしょう。
この場合他の生活費や住宅ローンとの兼ね合いにもよりますが、基本的には7年後や9年後などの車検時期を想定して現金を準備して対応することも考えましょう。
先程言ったように普段の生活範囲で車が必要なのであれば、その範囲での走行に見合っていて現金で購入が可能な車を求めるよう考えましょう。
大きな車が本当に必要かどうかよく検討することが重要です。

誤解のないように言っておくと私は車の運転が好きです。
しかし車を保有し維持していくことは大きなコストがかかることも自覚しています。
また独立後思ったことが、意外に車を利用する機会は多くないということでした。
私自身も車と家計のことを見直す検討をしています。
みなさんも家計の中において本当に車が必要なのかどうか一度よく家族で検討してみてもいいかもしれません。
普段使っていないのに車があるというのであればもしかしたらコスト倒れになっているかもしれませんので。

この記事を書いたプロ

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行政書士 上野誠

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