木の風合いを匠の技で活かす建築家
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和風モダン住宅を建築からインテリアまでトータルでコーディネート(1/3)

和の素材にこだわった建築で個性を発揮
夕景になじむ玄関までのアプローチ、ほのかで上品な室内の灯り、重厚な梁を生かした天井、さわやかな木の香り―。椿建築デザイン事務所の椿邦司さんが手がけ、最近完成にこぎつけた和風モダンな一軒家には、他の一般住宅とは一味違う落ち着きと優しさがあふれています。そこに共通するものは、日本ならではの“和”のテイスト、そして厳選した素材と工法、そして椿さん自身のこだわりです。
「日本の住宅は無機質なものではなく、四季折々の自然と調和して共生しているものだと思います。そんな日本古来の知恵を生かした住宅づくりをしていきたいと思っています」。椿さんがこだわる和の素材とは何でしょうか。
ひとつはムク材や竹など昔から日本で使用されていた自然素材のこと。竹は一般の木材よりも強度があり湿気にも強い上、成長速度が速いため、森林伐採などによる環境問題にも悪影響を与えない優良な床材なのだとか。これを椿さんはバンブーフローリングとして活用しています。
次に引き戸、襖、障子などの和風建具があります。和風建築が減ってきている今、建材も和風のものは敬遠される傾向がありますが、椿さんは日本人の生活にマッチした昔ながらの和の建具にも注目し、有効活用しています。
また、有害化学物質を出さず断熱性、蓄熱性に優れた珪藻土を使用したり、外断熱工法で建物の断熱・気密性を高めたりするなど、環境にも配慮しているのが特徴です。これらが見事に調和して、椿流の和風モダンな建築に仕上がるというわけです。ただし、椿さんが手がけるは”和”にこだわった一般住宅だけに限りません。集合住宅、商業施設、そして海外にある商業物件までと、実に幅広い分野の建築を手がけてきた実績があるのです。
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