コラム

 公開日: 2015-02-16  最終更新日: 2015-03-12

完全「コピペレポート」で学生の能力は向上するのだろうか?

完全コピペを要請する課題はユニークです

大阪市立大学文学部の増田教授がレポート課題で、すべてをコピペで作成すこととした出題方式が、インターネット上で話題を集めているようです。学生が論文・レポート作成で、インターネット上の情報をコピペするという傾向を逆手を取って、パクリしか許さないという条件になっています。意表をついたこの出題方式は大変ユニークですが、学生の能力向上に役立つのでしょうか。

論文・レポートにはオリジナリティが不可欠です

ああり前の話ですが、論文やレポートを作成するということは、単なる感想文ではありませんから、自分の意見を理由を付けて述べる必要があります。ところが、このような結論部分について、全く同じことを考えている人がいるでしょうか。でも、もし同じことを主張している論文、HP、ブログなどを発見できるということは、それは自分のオリジナルではないことになります。
これは大変矛盾した状況になっていますね。

出題した増田教授の意図は何か

ニュースによると、増田先生は単なるツギハギのレポートは認めないといっているようです。
きちんと論理的に中身が展開しないといけないわけです。これは実は自分が白紙の状態から作成するより、かえって煩雑な作業になるように思います。何度も読み返さないといけないため、かなり時間を消費するように思います。そして、結論にオリジナルの文章を書けないとすると、もはや、コピペは単語レベルに細分かしてコピペを行うしかないのではないでしょうか。場合によっては、漢字1文字、ひらがな1文字という単位になるのかもしれません。こうなると出典はどこでもよいのでしょう。

このレポート作業後に自力でそれを再現することで能力が高まる!

私がこの教授であったら、講義終了の試験として、提出済みのレポートを何も見ずに再現させるテストを試してみたいですね。一字一句を記憶するという記憶力のテストではありません。自分のレポートの論理的な構成を理解しているかどうかを問えると思うのです。思考の道筋をあとからトレースするということです。レポート作成を真剣にしていれば、おそらく再現は簡単でしょう。しかし、本当にただコピペだけした人は、断片的に覚えているだけで、再現できないと思います。

完全コピペレポートはいきなりファイルを作成してはいけない

おそらく大部分の学生が関係する情報を片っ端にコピーして、どんどん情報を蓄積していくと思います。しかしそれを単に繋げるだけでは整合性のあるレポートにはなりません。自分の思考に合わせた論文の構成をする必要があるので、おそらく思考を整理するために、断片的な情報に名前を付けてポストイットに書いてそれを壁に貼り、全体を眺めながら論文の目次を決めていくような作業が必要でしょう。又は、ポストイットではなくてマインドマップのようなツールを使って思考を整理していく必要があると思います。自分の思考にあった順序に合わせて、バラバラに存在していた情報を整理していくことで、整合性のあるレポートが出来上がるはずです。

増田先生の授業を受けている学生さん、頑張ってください!!

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