コラム

 公開日: 2015-01-31  最終更新日: 2015-03-12

メモリーツリーは東大受験生に使われているのだろうか

Toshiaki Tamura

メモリーツリーは、「ドラゴン桜」で有名になりました

「ドラゴン桜」は、東大合格請負漫画と称されています。
もともと漫画雑誌のモーニングに連載されていました。
2003年から2007年にかけて連載されると受験生を中心に反響を呼び、すぐにモーニングKCというコミックになり、シリーズとして販売されました。2005年には、TBSでドラマ化されて放映されました。
原作は、受験テクニックの紹介が中心であるのに対し、ドラマは人間関係の展開が面白くなるように、少しストーリーが変更されています。
受験テクニックを知りたい方は、原作をお読みになることをお勧めします。

原作で紹介されているメモリーツリーの書き方は?

1 紙の中心に最も重要な事項、本で言えばタイトルにあたるものを書きます
2 その上部の周辺に重要事項を記入します
3 さらに関連する事項を扇状に広げて記入します
4 記入した重要事項を線で結びます。関連性が高いものは線を太く、関連性が低いものは細くします
5 最初に中央に書いた重要事項の下方には、因果関係、歴史的背景、当時の時勢などを書きます(ドラゴンツリーでは世界史のアメリカ独立革命を例にとって説明されています)
6 紙に大きな一本の木を描くつもりでバランスを整えます。(根っこには因果関係等が記入されて、それから発生する中心の重要事項があり、さらに枝葉にあたる部分には重要事項から派生した項目が配置されるようにします。)
7 記憶しやすくするためにイラストを描いて追加します
8 上手なイラストではなく、変なイラストの方が記憶にします
9 年号などの数字は、語呂合わせをイラストにします
10 カラーペンを使ってカラフルにします

こうやってみてみると、マインドマップの書き方によく似ています。

東大受験生はマインドマップを使っているのか

東大生の作ったノートを紹介する本が出版されたことがありますが、その中にはマインドマップをつかったものはありませんでした。また、合格体験記なども読んでみましたがマインドマップを紹介するものはありませんでした。全体を見て感じたことは、優秀な受験生は単にノートの取り方というテクニックに頼るのではなく、生活そのものが極めて効率的になっていることでした。彼らは、長期的な計画を作り、着実に実行していきます。意志が強いのです。また、時間が限られていることから、隙間の時間を最大限に利用しています。その創意工夫の方法は個人差がありますが、ほとんどの受験生が実施しているのはさすがだと思いました。

マインドマップは知っているが、時間をかけて作成することはない

東大受験生はほとんどがドラゴン桜のことを知っていますし、その中で紹介されたメモリーツリーのことも知っています。マインドマップがメモリーツリーの原型であることも知っています。友人、高校の先生、塾や予備校の先生から、自然と情報は入ってきます。
しかし彼らは、ネットで紹介されるようなカラフルで芸術的なマインドマップを何時間もかけて描くことはないようです。もともと速読力、記憶力のすぐれた人たちですから、記憶には苦労しません。彼らにとって、メモリーツリーやマインドマップは、因果関係や時代的な背景を整理するためのツールなのです。
手描きでメモリーツリーのようなメモをさっと描いて、覚えたら捨ててしまうという使い方なのです。彼らにとっては、過剰に綺麗なノートを作るのは自己満足であって、時間を無駄にする可能性があると考えているようです。受験という特殊な環境においては、限られた時間の中で最大の効果を上げることが重要なのです。

マインドマップの本質はImagenation & Associationです

東大受験生が標準的なマインドマップを描いていなくても、彼らは重要事項を関連付けて覚えます。本能的に芋ずる式に記憶することが有効であることを知っているのです。マインドマップの創始者であるトニー・ブザン氏も、マインドマップの本質は、想像力と関連性であると主張しています。

メモリーツリーを描ければ東大にはいれるのか?

メモリーツリーを描くテクニックを真似ることは難しくありません。ただし、それだけで東大に合格できるわけではありません。重要なのは、ものごとの関連性を常に意識する勉強方法が身につけることです。東大の世界史の問題のように、単なる記憶力を試すテストではなく、歴史の必然的な流れを論理的にさせるようなテストでは、関連性を軸にした勉強方法を早く身につけることが肝心なようです。

東大を目指している受験生諸君、頑張ってください!!

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