コラム

 公開日: 2015-01-17  最終更新日: 2015-03-12

センター試験で出題された佐々木氏の「未知との遭遇」について

Toshiaki Tamura

「未知との遭遇」は、「ニッポンの思想」の続編です

センター試験の第1問の現代文は、佐々木敦氏の「未知との遭遇」でした。
今まであまり大きく取り上げられることがなかった本なので、ちょっと意外です。
ネットでも騒がれているようです。
この本のサブタイトルは、「無限のセカイと有限のワタシ」となっている。
紹介として、「オタク的感性が普遍化したゼロ年代、そして今、ネット的セカイが完成した。ポジティヴな生き方はいかにして可能か。情報科学からポップカルチャーまでを総動員、この世界と、一度きりの生を肯定するための哲学的「自己刷新」本。」となっている。
正直なところ内容について想像ができないですね。

センター試験の第1問の設問は6つでした

設問の問1は、漢字。タれる、タイガイ、ジュンタク、タンテキ、カナで という漢字を書けるかを問う問題であった。マークシートなので、直接漢字を書くわけではなく、選択肢で同じ漢字が使われているものを選ぶというスタイルです。
問2は、「『教えて君』よりも『教えてあげる君』の方が、場合によっては問題だと思います。」という文の解釈として適当なものを選びなさい。というものでした。
問3は、「メロディを書こうとする音楽家にとっては、これはなかなか厳しい問題かもしれません」という文の解釈として適当なものを選びなさい。というでした。
問4は、「『歴史』の崩壊」という文の解釈として適用なものを選びなさい。というものでした。
問5は、「啓蒙」という行為に対する筆者の考えとして適当なものを選びなさい。というものでした。
問6は、文章の構成に関する問題で国語の文法的な力が要求されるものでした。

ツイッターを利用している受験生は有利であったのか?

確かに文中には、ツィッターのリプライの記述があります。しかし、問題文を読めばツイッターがつぶやくことであり、リプライがそれに返事をするということは、誰でもわかるような書き方です。国立大学を受験するレベルの学生であれば、ツィッターの知識が合否を左右するような影響はないことは明らかです。しかも丁寧に、ツィッターについては(注1)として文末にツィッターやリプライの機能について説明があります。SNSの知識の有無で得点に差がつかないようにする配慮がされていたわけです。
したがって、問題文を見ないで出題が悪いというような論調で批判することがあってはいけません。

現代用語がたくさん出ていて読書量が問われる問題かもしれません

文中には、「パクリ」、「リテラシー」、「クリシェ」、「ドラマツルギー」、「ホーリスティック」、「ゼロ年代」という言葉が使われており、これらも親切に(注)で解説がなされているのには驚きました。ジャンルを関係なく読書をしている学生であれば知っていると思われますし、文脈の前後の関係からおよその意味を掴めると思います。ここまでしなくてもいいのではないかというのが私の感想です。むしろ、こんな注釈は省略しても良かったのではないかと思います。
上に述べたとおり、このような語彙を知っているかどうかは、回答に当たってほとんど直接影響することはないと思われますが、これらの言葉を知らない受験生は、注釈を読むのに時間を浪費するということになるため、他の問題を解く時間が減るという間接的な影響はありそうです。
いずれにしても、「未知との遭遇」という新しい分野から出題したことに対する批判を予想して、注釈が入れてあったとのだということは容易に想像できます。

これからの受験生には、多読が要求されます

今回の傾向を見ると、今後もこのような新しい分野の書籍から出題される可能性を否定できません。受験生は限られた時間の中で、いろいろなジャンルの本を多読することが要求されます。本を早く読む力をつけることが重要ではないでしょうか。


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