コラム

 公開日: 2015-01-05 

中学受験に英語が導入される!

小学校への英語導入から、はやいものでもう10年が経過しました。今後文部科学省は英語を本格的な教科とすることを目指しているようです。すると、中学受験にも英語が導入されるということになるのでしょうか。

グローバル化に対応した英語教育改革実施計画

文部科学省は、中学校の英語の授業は原則、英語で行うことなどを盛り込んだ「グローバル化に対応した英語教育改革実施計画」を発表しました。2020年の完全実施を目指し、2018年から段階的に実施するとのことですから、呑気に構えているわけにはいきません。
現在は、小学校高学年にいわゆる活動型の英語学習を義務付けています。週1~2コマ程度です。
しかし新課程では、
    ↓
・小学校中学年では活動型で週1~2コマ
・小学校高学年では、正式な教科として授業が行われます。週3コマ程度
・中学校では当然教科型です。しかも原則英語で英語の授業を行います。

活動型というのは、英語を聞いたり話したりといった活動を中心とした授業で、教科型というのは、活動型に加え英語を読んだり書いたりする授業のことです。)

新しい指導要領では、中高校の英語の授業が、そのまま1学年分、前倒しされる感じです。つまり、小学生で中学一年生の内容を勉強することになり、順次繰り上げて一年程度早く勉強することになり、中学三年生は現在の高校一年生の内容を学習するということになりそうです。

英語が教科となると当然、試験が行われる

小学校5・6年生の英語が、「教科」になるということは、認定された教科書が配布されて、テストがあり、成績もつけられます。つまり、いわゆる通信簿に学業成績の評価が記載されるということです。当然、中学受験にも、新しく入試科目として「英語」が導入されることになります。こうなると、中学受験はさらに熾烈になります。
読み書きを中心とする従来の英語のペーパーテスト(いわゆる入試英語)は、英語を話せない日本を量産した悪の根源と言われています。このパターンを続ける限り、日本はアジアで一番英語の話せない民族になってしまいます。
個人的には、英検の2次試験(面接)のような入試が必要だと感じていますが、現状ではどうようなテストになるかは不明です。

中学の英語教師は英語で英語を教えることができるのか?

新しい指導要領では、中学校の英語の授業は原則「英語で」行われることになるとされています。つまり英語の授業中は「日本語禁止」ということなのです。もちろん、重要な文法事項の説明などは日本語で補足されるで、「英語で授業」と言っても、ネイティブのようにすべてを英語で教えるということではありません。
しかし英会話の苦手な英語教師にとっては、かなり大きなハードルになることになるでしょう。
今後、英語の教員を目指す学生は、大学の教育学部等の授業で、英語を話すトレーニングを積まないと実際の授業で自信を持って話せないと思います。そうなると、今後の大学入試にも微妙に影響がでるのかもしれませんね。

今できる対策は?

まだ、新しい英語の教科書はありません。将来に備えて英語を勉強するには、現在のところ、英検用の教材、NHKの各種英語講座を活用することが考えられます。もっとも費用が安く、継続してステップアップできるようにプログラムされていますので、やる気があればこれほど合理的な教材はないと思います。

小学生用の英語塾もたくさんあるようですが、英検3級程度の英語であれば、家庭で親が教えることも可能です。
しかし、もし、塾で英語を習うようにするのであれば、ネイティブの発音に慣れるということ、外人独特の豊かな表現力、ボディーランゲージ等を見ることができるという点がメリットだと思います。日本人同士では英語で話すのは恥ずかしいものですが、相手がネイティブであれば英語で話さざるを得ない状況ですから、受け身にならずに積極的に話そうとする態度が身につくと考えられます。

ヒアリング能力は幼稚園から低学年に伸びる

私の長男はいわゆる帰国子女です。幼稚園の年長~小学校1年の間に、アメリカの現地校で学んでいました。
2年間でしたので、話す力はそれほどではありませんが、高校入試、大学入試、TOEIC等のテストでヒアリングはいつも満点に近い点を取っていました。特別にトレーニングをしたわけではないのですが、幼少の頃に生の英語をシャワーのように浴びた効果は、日本に戻って10年以上経ってもちゃんと残っていることを実感しました。学校の文法のテストは平均点くらいしか取れなかったのですが、映画は字幕がなくてもほぼわかるという状態なのです。したがって個人的には、英語を小さい時から勉強することには賛成です。

アメリカの小学校では、文字の綴りと発音の方法をしっかりと教え込みます。
A,B, C,D・・・は、ア、ブ、クゥ、ドゥ・・・という感じです。 TH や PH の発音方法も、舌や唇の使い方から教えるのです。
日本語とは、口の周りの筋肉の使い方が根本的に異なるのです。また、そのような本物の音(というか破裂音のようなものかもしれません。)の周波数を聞くことに慣れるということが重要だと思います。

読者の皆様には、ただ単にお子さんに受験にために前倒しで英語を勉強させるということではなく、将来、社会に出てから使える英語を身に付けるという目標を忘れないでいただきたいと思います。

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