コラム

 公開日: 2016-10-22 

じんましんの原因は何?金属アレルギーかも

突然、蚊に刺されたような大小の赤い発疹が発症し、強いかゆみが起こるじんましん。その特徴は全身のあちこちに現れ、数時間で消えかゆみもなくなりますが、しばらくして再び現れるということです。

いかにもじんましんのような症状が出たとしても、同じ場所で何日も消えないような場合、じんましんではなく別の疾患である可能性が高いです。

じんましんはアレルギー性と非アレルギー性に分かれますが、原因として考えられるものがいろいろあるうえに、複数の要素が関わっているため、原因が特定できない場合も少なくありません。

特に慢性のじんましんは原因の特定が難しいといわれています。もしかすると金属アレルギーが関係しているかもしれません。

じんましんの原因

ちなみにじんましんの原因として考えられるものは、次のようなものがあります。

〇温度の変化 
寒い季節に温かい部屋に入る、暑い季節にプールに入るなど、温度による刺激で発症する場合があります。

〇食品 
サバなどの青魚やホウレンソウなどに含まれるヒスタミンに反応して起こる場合があります。

〇ストレス 
精神的ストレスや肉体的疲労などが原因でじんましんが出る場合があります。

〇機械的な刺激 
皮膚を掻いたり、ズボンを締めつけたりすることによって症状が現れる場合があります。
〇日光 
日光を浴びた部分に症状が現れる場合があります。

〇植物・動物 
花粉を吸い込んだり、猫などの動物を触ったりすることで発症するアレルギー性のじんましんがあります。

〇食品 
エビ、ソバなど特定のものにたいして反応が起こるアレルギー性のじんましんがあります。

〇薬剤 
抗生物質、解熱鎮痛薬など服用したり、注射したりすることによって症状が現れるアレルギー性のじんましんがあります。

〇金属 
汗で溶けだした金属イオンが体内に入り発症するアレルギー性のじんましんがあります。

じんましんには急性と慢性がある

じんましんには急性じんましんと、長い年月繰り返す慢性じんましんがあります。

多くの方が思い浮かべるのは急性じんましんで、いったん出ると数日~数週間、出たり消えたりしておさまります。

原因は比較的わかりやすく、アレルギーのある人がソバを食べたり、猫を触ったりして起こるケースが目立ちます。

慢性じんましんは1カ月以上続くもので、ご本人も医師も原因がわからないことが多いです。ひとつの可能性として、金属アレルギーが挙げられます。

金属アレルギーの種類

金属アレルギーには2つのタイプがあります。

1つは接触皮膚炎と呼ばれるもので、金属が触れた部位にアレルギー反応が起こるタイプです。これを局所性金属アレルギーと呼びます。ネックレスや指輪などが、皮膚に接する部分だけにかぶれが起こるものです。

最近ではピアスによるかぶれが増えています。この症状は、アクセサリーをつけるのをやめることで病院に行かなくても改善される場合があります。

もうひとつのタイプ、全身性金属アレルギーは、食べ物や飲み物に含まれる金属や、アクセサリー、歯科治療や外科治療で体内に埋め込まれた金属が原因で、体の離れた場所に湿疹、かゆみ、じんましんなどの症状が現れます。

したがって金属とは関係ないと思われがちで、本人はもちろん、医療機関を受診しても原因を見つけられず、水虫や肌荒れと誤診されることがあります。

たとえば、原因が口の中の金属であっても、症状が出るのは手のひらや足の裏、背中、お腹などのため、症状がある部位に薬を塗ってもなかなか効果がでません。

全身性金属アレルギーの症状

金属を付けていた部分に症状が起こると、金属アレルギーを疑うことができますが、全身性金属アレルギーの場合、全く別の部分に発症するので原因も思い当たらないことが多いようです。

パッチテストなどを受けてアレルギーを起こす金属がわかった場合、その金属でできたアクセサリーを身に付けていたとしても、本当にそれがいま出ているじんましんの原因とは限りません。歯科金属、つまり歯の詰め物やかぶせ物として口の中に入っている金属に反応している場合もあります。

原因となる金属を除くことで症状は治まりますが、特定が困難なため、症状が慢性化、重症化しやすいのです。

よくある症状としては次の通りです。

■小水疱タイプ 
手のひらや足の裏に治りにくい湿疹ができます。主婦湿疹や水虫とよく間違えられるようです。
四肢末端には汗腺が多く、汗腺を介して金属が排泄されるため症状が出やすいのです。治療しても効果がでない場合は、金属アレルギーを疑ってみましょう。

■痒疹タイプ
一見虫さされのようなしこりのある、かゆみを伴う発疹です。かゆみ止めやステロイドを塗っても改善しません。

■慢性じんましん
ミミズ腫れが次第につながり地図のように広がります。

■紅斑タイプ
ベルトや下着で刺激を受けやすい、肩や腰のまわりにさまざまな形の赤斑が生じます。

いずれも、原因が金属アレルギーの可能性があることはあまり知られていません。このような症状にお悩みの方は、一度検査を受けてみることをおすすめします。




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