コラム

 公開日: 2015-03-19  最終更新日: 2016-06-19

【Q&A】タンタルやハフニウムは、パッチテスト項目に存在しないのですか?

こんな質問をいただきました。


質問:
御社のホームページに掲載している、タンタルやハフニウムは
金属アレルギーパッチテストに存在しないので、
どう確かめたらいいのでしょうか??


以下、この質問に対して、詳細な回答をシェアさせていただきたいと思います。

金属アレルギーに悩んでいる方は真剣ですから、本当に安全なものと、それ以外をしっかり区別する必要があると思うからです。


回答:
確かに、
48時間閉鎖型パッチテストの検査項目は、

アルミニウム(塩化アルミニウム)
コバルト  (塩化コバルト)
スズ    (塩化第二スズ)
鉄     (塩化第二鉄)
白金    (塩化白金酸)
パラジウム (塩化パラジウム)
マンガン  (塩化マンガン)
インジウム (三酸化インジウム)
イリジウム (四塩化イリジウム)
銀     (臭化銀)
六価クロム (重クロム酸カリウム)
三価クロム (硫酸クロム)
ニッケル  (硫酸ニッケル)
亜鉛    (塩化亜鉛)
金     (塩化金酸)
銅     (硫酸銅)
水銀    (塩化第二水銀)

の17種類(16種類の金属、17種類の金属イオン)ですので、タンタルとハフニウムは含まれません。

なお、金属アレルギーのパッチテストについてはこちらが詳しいので、参考にしていただけたらと思います。
http://www.sumi-cl.com/care_b/

健康保険を効かせて3割負担で1080円。7日間で判定が出ます。



なぜタンタルとハフニウムがテスト項目に無いのか?


この理由は、皮膚科のお医者さんでも答えられないと思います。なぜなら皮膚科のお医者さんは、パッチテストの試料(キット)を販売している業者ではないからです。

化学的な見地から、理由は2つあると思います。

1.日常的に触れる金属ではないので、テスト項目に選ばれないから

2.金属イオンが遊離する水溶液が存在しない


この世の中に金属元素は87種類もあるわけですから、すべてをテストすることは現実的ではありません。

その中でタンタル、ハフニウム、ともに日常生活において触れる可能性のある金属ではありませんから、テスト項目に選ばれていない訳です。

たとえばタンタルはコンデンサに使われていましたが現在はほとんど使われず、それ以外には、たとえ微量であっても含まれるものはほとんどありません。特殊用途の超硬合金には含まれることがありますが、本当に特殊です。ほか人工骨で使われることはあります。

ハフニウムも同様に用途としては原子力発電所の制御棒に使われるのみで、その他には微量に含まれるものもほぼ存在しません。特殊用途のプラズマ電極に使われることもありますが、これまた本当に特殊です。

また、これらをジュエリーにしたのも僕が開発者本人ですから、歴史的にもここ9年以内のこと。当然、パッチテストの項目には無いということになります。


またこのことは、じつは金属アレルギーにならない理由そのものでもあるのですが、タンタル、ハフニウムはともに金属イオンが遊離した水溶液がほぼ存在しません。

例えば、上記のパッチテストに使われる試薬を見ても分かるのですが、イリジウムは四塩化イリジウムを、銀は臭化銀を使うなどのように、相当酸化力の高い酸で金属を溶かして金属イオンが遊離した状態のものを試薬として用いています。

ですので、イリジウムや銀よりもイオン化しづらいタンタルやハフニウムの金属イオンを遊離させた試薬を作成しようと思うとフッ化物を使わなければならず、肌に直接触れるパッチテストには危険すぎます。


タンタルやハフニウムが合うかテストするには?


パッチテストの項目には存在しないタンタルとハフニウムですが、金属アレルギーを発症するかどうかをテストする方法はあります。

それは、タンタル、ハフニウムそれぞれの箔片を肌に触れる状態で保って、かゆみや湿疹が起きるかどうかをテストする方法です。具体的には純タンタル箔と純ハフニウム箔を絆創膏で肌に貼付けます。

ご希望をいただきましたら、純タンタル箔と純ハフニウム箔の小片をお売りさせていただきます。(それぞれ1,080円です。)

また、もう一つの方法として、Oリングテスト(キネシオロジーテスト)を、金属アレルギーのテストに使うところもあるようですから、それもいいかもしれません。

参考:
http://www.n-dc.com/oring_test


タンタルは【絶対】大丈夫なのか?


王水にごくわずかに溶けるハフニウムはともかくとして、王水にも全く溶けないタンタルが金属アレルギーの原因になることはありえません。金属アレルギーは金属イオンに触れることで発症するものなので、金属イオンが遊離しないタンタルを身に着けてアレルギーが発症したとしたら、それは金属アレルギーではありません。

ちなみに、タンタルはフッ酸にのみ溶けますが、フッ酸が人体から発生することはありませんし、フッ酸に触れたら指輪どころか肌が焼けただれますから、金属アレルギーどころの話ではありません。

ですが、この世に【絶対】はありません。たとえ金属アレルギーではないとしても、付着した汚れや汗によるカブレ、雑菌による感染症などが原因で、かゆみや赤みが出ることはありえます。



迷ったらタンタル


世の中に出回っている情報を見ると、パッチテストをしましょうとか、加工によってまぜものが入る、とか、ステンレスでも大丈夫な人もいます、とか、責任を引き受けない書き方や、いいかげんなことを書いているところもあって迷ってしまいますが、結婚式にはやはり結婚指輪が揃っていてほしいものですし、一生ものとして安全なものであってほしいです。

ですので、迷ったならばタンタルをおすすめします。

代官山工房では、純タンタルを使って、削り出しで制作しますので、制作工程において別のものが混ざり込むことは一切ありません。

また、これまで9年間、純タンタルの指輪を提供してきましたが、金属アレルギーが発症したという報告も皆無です。

そして、自信がありますから、もし万が一タンタルの指輪で金属アレルギーが発症した場合は、永久全額返金保証をお付けしております。


一番シンプルなものでしたら、こちらのようにペアで19.8万円~
http://ringology.org/banana/16


それ以外にも、ご希望通りのデザインで制作が可能ですので、ご相談ください。

これまでにタンタルでお作りしたデザインの数々はこちらで公開いたしております。
http://ringology.org/muscat1b/




金属アレルギーにならない結婚指輪
RINGOLOGY 代官山指輪工房
〒150-0034
東京都渋谷区代官山町20-6-203 代官山駅から徒歩1分

ホームページ:http://ringology.org/
担当者直通TEL:080-7826-6811(365日 8時~23時)
MAIL:taiyo.chikyu@gmail.com
問い合わせフォーム:http://ringology.org/grape1/(365日 24時間)

*土曜日・日曜日・祝日は、予約枠が埋まりやすいので、お早めにご連絡ください。

*ご来店いただかなくても、メールのやり取りだけで遠方からでも、ご注文可能です。お気軽にお問い合わせください。

この記事を書いたプロ

東京ダイヤモンド株式会社 [ホームページ]

ジュエリーデザイナー 廣瀬一京

東京都渋谷区代官山町20-6-203 [地図]
TEL:080-7826-6811

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