コラム

 公開日: 2018-05-14  最終更新日: 2018-05-15

会社に不満があったらどうする?

辞めてやる
無断欠勤

これは一番やってはいけないことです。
つい感情的になってこういう手段を選びがちになるのですが
結局損するのは労働者です。


このような手段に出たあとに

本来在職中であれば主張できたことを退職後に主張する
お金を請求する

などあると、もう最悪です。

最後に会社を困らせてやろうと思ってやる強硬手段なのかもしれませんが
会社だけが傷つくわけではありません。


私は日頃企業さんの労務顧問をしていますので
企業側につくことが多いのですが
労使ともに傷つき疲弊してしまいます。


労務トラブルは十中八九、コミュニケーション不足から


会社のやっていることが変だ、おかしいと感じたら
まずは会社の同僚、上司、人事部等に相談してください。

たとえばパワハラを感じたら
上司には言えないでしょうけれど、会社にはパワハラ相談窓口が必ずありますから
まずはそこに相談してみる。

もし残業代が払われていないと感じたら
就業規則、給与規程を見る、給料を計算している部署に計算方法を聞いてみる。


言いづらいかもしれませんが
会社に相談をすること、これは鉄則です。
どうか勇気を出して会社に相談してください。

もしかすると上司から何かしらお叱りがあるかもしれませんが
仕事が続けられて、きちんとお給料が払われるのであれば
円満に解決したも同じです。
お叱りがあるだけ、まだマシ。
完全無視される方が怖いです。

冷静に話し合ってそれでもダメだなというのであれば
それから労働基準監督署なり、社会保険労務士なりに
相談するか、
思い切って転職活動するか、です。
転職活動し次の職場が確保されてから辞めるべきであって
衝動的に辞めて金銭を会社に請求するというのは一番不幸なパターンです。

私が見てきたトラブルのほとんどは
相談もなく、急に反旗を翻すパターンです。

頭来たからやめてやる!
と、なってからでは、
退職前に主張できたことが主張できなくなるケースがほとんどです。

たとえば、衝動的に辞めてしまい、お金に困ったので
退職後に
「残っていたはずの年休を買い取ってほしい」というケース。
退職してから年休を主張することはできません。
そもそも労働義務が無いわけですし。

また、年休の買い上げは法的に違反とまではいえなくても
私は基本的にダメと言います。
労働者の権利である年休を会社が金銭で買い上げることはしてはいけません。
もし体が疲れている方の年休をお金で買い上げてしまったがために
その方が過労自殺してしまったら、会社は責任をとれません。

この先確実に会社を退職する、でもどうしても年休をとれる時間がない、
同時に会社の仕事の引継ぎは確実に行ってもらうことを条件に
ごくまれに認めることはあります。
これも労働者からの相談があって初めて検討し、どうするか考えることです。

つまり、辞める前に
きちんと会社に相談をしていれば
自分の主張は通りやすいともいえます。

会社にしてみたら
社員の退職は残念ですが
いつ辞めるかが予めわかっていれば
後任をどうするか、
事業運営に大きな影響を及ぼさずにいられます。


労働基準監督官のぼやき



無断欠勤を経て辞めるケース、これどう見ても労働者は不利だよね。
でもそういう人がたくさん相談にやってくる。


労働者の味方であるところも大変困惑しているようです。

やはり直接面と向かって


メールやLINEだけで「辞めます」とか、
いうのもやめましょう。

きちんと会社の方と向かい合って退職の意志を伝えましょう。

こんなことを言ったら
会社に居づらくなるのではないか、ではありません。
言わない方が居づらくないですか?

まずは何でも相談すること。
そのためにも日頃から
話せる関係を構築したいですね。

社会保険労務士 森田涼子

この記事を書いたプロ

社会保険労務士オフィスもりた [ホームページ]

社会保険労務士 森田涼子

東京都葛飾区 [地図]
TEL:03-5876-6059

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

1

こちらの関連するコラムもお読みください。

次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
プロへのみんなの声

全ての評価・評判を見る>>

 
このプロの紹介記事
社会保険労務士オフィスもりたの森田涼子

労務制度の理解と運用をサポート。「社外人事部」的立場で企業と社員の諸問題を解決(1/3)

 企業を構成するのが人である以上、企業内の「人と企業」「人と人」に関するトラブルを未然に防ぐことは重要になります。また問題が発生した場合でも、裁判になる前に早期に専門家に相談することは必要です。企業と足並みをそろえ、人事、労務に関する手続き...

森田涼子プロに相談してみよう!

朝日新聞 マイベストプロ

わかりやすさをモットーにした労務相談、社会保険・年金相談

事務所名 : 社会保険労務士オフィスもりた
住所 : 東京都葛飾区 [地図]
TEL : 03-5876-6059

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

03-5876-6059

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

森田涼子(もりたりょうこ)

社会保険労務士オフィスもりた

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
このプロへのみんなの声

年金のこと、まず何をしたらいいかがわかりました。

これまで年金のことについて、まったく何もわからずでした。...

匿名
  • 60代以上/女性 
  • 参考になった数(3

このプロへの声をもっと見る

プロのおすすめコラム
無料相談会、無料セミナーにあなたは何を期待しますか

無料相談会・・・無料相談、無料セミナーに相談者・受講者の皆さんは何を期待しますか?私の事務所では無...

[ 雑感 ]

マイナンバー、よちよち歩き

マイナンバー。いよいよ運用が開始されました。といっても、まだごく一部。時々新聞で、トラブルが「ささ...

[ マイナンバー豆知識 ]

従業員からマイナンバー提示を拒否されたら・・・

メリークリスマス!なんて気分にはまったくなれない今年の師走。仕事もようやく目鼻がついてきて何とか年が...

[ マイナンバー豆知識 ]

マイナンバー、これだけは!
イメージ

制度スタート前だっていうのに、もうマイナンバー詐欺があるようです。ホント、気をつけてくださいね。個人...

[ マイナンバー豆知識 ]

マイナンバー講師をつとめました&通知カードの使い方
イメージ

マイナンバー通知カード、そろそろ皆さまのお手元に届いたころではないでしょうか。「ようやく」といった感じで...

[ マイナンバー豆知識 ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ