コラム

 公開日: 2018-06-26  最終更新日: 2018-06-30

定年後の不安!さまざまな悩みが押し寄せてくる60歳!

長年勤めあげた会社を退職し、やっと定年と喜んでばかりもいられません。お金、健康、孤独…。
この先の人生を考えると不安が押し寄せてきます。
生活サイクルの変化と自己有用感の減少から、うつ病に罹患するリスクも高まります。
定年前から心と身体の準備をすることで、うつ病対策をしましょう。

定年後の悩みトップ10

定年後の生活には楽しみもありますが、不安も付きまといます。定年退職後の男女を対象としたSUMOの調査によると、
1位は「今の収入でやりくりできるか」
2位が「今の貯金額で足りるか」という金銭面の悩みが挙がっています。

趣味に旅行にと、定年後の自由な時間を楽しむには先立つものが必要です。定年後には給料という収入源が絶えます。入ってくるものが減っても、日々の生活を送るだけでも毎月お金は出ていきます。何歳まで生きられるのかは、誰にもわかりませんから、経済面が心配になるのも無理のない話です。

3位、4位は「自分や配偶者が認知症で介護が必要になったときの不安」
5位、7位は「自分や配偶者が病気やけがで手術や入院が必要になったときの不安」
6位、8位は「自分や配偶者が死んだ後の独りでの生活について」
9位は「家のリフォームについて」
10位は「自分の遺産の相続について」でした。

年齢的な衰えによる変化は徐々に訪れますから、受け入れられるとしても、認知症や介護等の経験のないことへ不安を感じることが浮かび上がってきます。
さらに、いつかは訪れる夫婦のどちらかが欠けた後の生活も大きな不安や悩みでもあるようです。

自分の心に素直なタイプな人が定年後を楽しみやすい

仕事を辞めてから家に閉じこもって厄介者扱いされている人と、生き生きと人生を謳歌している人との違いはどこにあるのでしょうか。

妻といっしょに地域のボランティア活動に精を出す人がいれば、若いころから続けている趣味三昧の人もいます。
働き続ける事を選ぶ人ももちろん一定数います。働き続ける事を選択する場合、条件の下がる職場での再雇用ではなく、これまでのキャリアを活かして独立開業することで、自分のやりたいことに特化して働く人の方が満足度が高くなっています。

どれが正解という答えはありません。
これまで、自分の人生の大部分を仕事に捧げてきたのですから、やっと巡ってきた安息の時をどのように過ごすかはあなた次第です。
何を選ぶにしても大切なことは、ご自分の心を大切にして素直に自分がやりたい!と思ったことを続けることです。

妻がやっているから自分も。
会社から声がかかったから取りあえず…。
自分の意志よりも会社の意向に従わざるを得なかった時代は終わりです。
これからは、誰かの意向に従うのではなくご自分の意志で、自分の心が欲するものに素直になりましょう。

定年後の不安を解消しよう!

調査から見えてきた老後の大きな不安は、お金や健康面に対するものでした。
計画的なローン返済や保険の見直し、貯蓄計画の再検討など定年前の今から準備できることはあります。
健康面でも同様です。準備体操もせずに、急に激しい運動を始めては、故障をしかねません。気分転換を兼ねて、休日の朝のウォーキングやスイミングなどから無理なく始められてはいかがでしょう。

何かと忙しい現役時代に時間をとることは難しいかもしれませんが、夢を持ち、夢の実現に向けて、楽しみながら計画をたててみましょう。
例えば、「定年後に日本中の史跡を巡りたい」「夫婦で優雅な船旅をしたい」というような夢を持っていたとします。その夢を叶えるためには、金銭面での余裕や、丈夫な足腰も必要です。楽しみのためなら、ちょっと面倒なことでも頑張れるのではないでしょうか。

孤独になりがちという不安に対しても、自分から外に出ていくことで解決できます。
趣味の分野でもいいでしょう。生涯学習の場でも構いません。とりわけ、若い世代との交流は発見も刺激も多くなります。定年組同士でかたまっていても、話題は堂々巡りになりがちです。
若々しくあるためにもご自分よりも下の世代の人たちとも積極的に交流を持ちましょう。

定年後にうつ病になる原因

楽しみも待っている定年後の生活ですが、油断してばかりもいられません。
現役時代に蓄積した疲労が、体調不良として表面化してくるケースも多いようです。
気持ちの緩みから不調が出やすい時期でもありますので、ご自分の心と身体の変化には、これまで以上に意識を向けましょう。
定年前には、趣味や旅行を存分に楽しもうと待ち焦がれていた生活も、いざ始まってみれば年金暮らしで理想通りには運ばない、と言う事もおこりえます。
スケジュールを意識的にたてて動かなければ、普段の日課は新聞に目を通して、犬の散歩をするだけ…ということにもなりかねません。

会いたいと思う友人もなく、暇を持て余す毎日を過ごすうちに、「自分は誰からも必要とされていない人間なのだ」と思い込むようにもなってしまいます。
うつに進行しないためにも、「自分には価値がない」と思い込まないこと、自己有用感を高めることはとても大切です。
ご自分の居場所や役割を会社以外にも作っておくことは、うつの予防策の一つとして大変効果的です。

うつ病の予防法

家庭に引きこもり、社会からの疎外感が強く、気分が沈みがちな日が続けばうつ病の予備軍にもなりかねません。

厚生労働省があげている、一般的にみられるうつ病の症状は、
・憂うつ ・気分が重い ・悲しい ・不安 ・イライラする ・集中力がない
・好きな事もやりたくない ・物事を悪いほうに捉える ・涙もろい ・落ち着かない
・表情が暗い ・食欲がない ・疲れやすい ・眠れない ・頭痛肩こり ・めまい 
などがあります。
同じ症状が2週間以上存在する場合、うつ病の疑いがあります。

うつ病になりやすい人は、その真面目さゆえに辛さを一人で抱え込みがちです。
定年退職後は生活サイクルの急激な変化でうつ病になりやすい、ということを知識として覚えておきましょう。

そして、万が一、心身の不調を感じたならばすぐに対応を。
軽症のうつ病は当の本人も自覚しにくく、家族も気付きにくいものです。
調子が優れないからと病院へ行っても検査での異常はなく、ストレスが原因でしょうと帰されてしまう場合もあります。
前記したような症状が2週間以上、ほぼ毎日、一日中続くような場合は、軽症うつの可能性もありますので、早期に専門の心療内科や精神科を受診しましょう。

心と身体の変化にすこしでも早く気づき、適切な対応をすればそれだけ回復も早くなります。
どこへ行けば良いのか分からない場合は、かかりつけ医やお住まいの地域の保健所、健康相談窓口を利用しましょう。

また、心のモヤモヤを解消するためには、心の専門家である心理カウンセラーを利用する事もお勧めします。

この記事を書いたプロ

Pure Bliss(ピュア ブリス) [ホームページ]

心理カウンセラー 鈴木恵美

東京都世田谷区 [地図]
TEL:090-8740-7783

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