Q&A(このプロの回答)

資産運用について
夫婦ともに44歳です。運悪くリーマンショックの2か月前からインデックスファンドの長期投資を始めました。
海外株30%、海外債券50%、国内株10%、新興国株10%です。
運用開始して最近感じたことなんですが、円高で海外債券が思った以上に安定的でないということです。株安だと円高で結局両方大きくマイナスになってしまいます。
そこで考えたのがこの海外債券を米国債ゼロクーポンに代えて運用したほうが債券だけでも確実に増やすことができ安心できるのではということです。
素人の考えですので如何なものかプロの方の意見を聞きたく投稿しました。よろしくお願いします。
投稿日時:2012-04-30 06:45:54
マネー

吉野充巨 よしのみちお

吉野充巨の回答

米国ゼロクーポン債も外貨建ての債券ですので為替変動の影響があります

おさかな様、
初めまして、ライフ・プランと資産運用を支援するオフィス マイ エフ・ピーの吉野充巨です。

ご質問にお答えします。

インデックスファンドに投資されていらっしゃる由、長期投資ではベターな選択と考えます。ただ、資産配分が、国内10%も海外90%の配分ですので、通貨変動(円高・円安)の影響が大きいのはやむをえない物とお考えください。
もし、為替変動の影響を低くされるとのご意向の場合には、国内と海外の資産配分比率を修整ください。

また、ご質問の主旨、米国のゼロクーポン債に移行される件は、長期的には米ドルでの価格は上昇しますが、為替の変動も他の外貨建て商品と同様に受けます。現在保有されている海外債券のインデックスファンドは、シティーグループ・国債のパフォーマンスに連動するものと推察いたします。その際には、米ドル建てのみの債券を保有しますと、他通貨(ユーロ・ポンド・カナダドル等々)に分散しているファンドから米ドルだけになりますので、より為替変動リスクは高くなります。
現在の海外債券のインデックスファンドは、米ドル安だけでなく、ユーロ安の影響を大きく受けて基準価額が低下したものです。
もし、今後ユーロが円に対して高くなる、豪ドルが円に対して高くなる、ポンドが円に対して高くなる際には、基準価格にその影響分が反映されます。

ところで、外国債券の利回りは、長期的には為替の影響で、名目金利よりも低くなっり、高くなることをご存じでしょうか。過去は円高の影響でその分利回りの低下が発生しています。

債券という言葉でイメージされる、「安定した利回りが得られる商品」は国内債券(各国とも自国債券)のみです。海外債券は長期的に夫々の通貨の変動で利回りが変わります。また、金利平価説では、各国の通貨の金利差は長期的には為替で調整されますので、それらをお考えの上保有されるようご検討下さい。

当該事項に関連する私のコラムの代表例を紹介します。ご一読ください。特にさいしょのものは、お客様からのご質問「米国ゼロクーポン債の購入について」で、おさかな様と同じご質問に答えたものをベースとして作成しています。

外国債券を保有するかについての回答例
http://mbp-tokyo.com/officemyfp/column/18419/

国債の長期金利の変化は株価以上です
http://mbp-tokyo.com/officemyfp/column/17565/

外国債券を対象とする投信のヘッジありの扱い
http://mbp-tokyo.com/officemyfp/column/11872/

資産配分後の外国債券の分散ポートフォリオ
http://mbp-tokyo.com/officemyfp/column/9420/

1つの資産(外国債券)だけに投資する怖さ
http://mbp-tokyo.com/officemyfp/column/9251/

☆セミナーやご相談は根拠の明示及び実証データをもとにご説明します。
お気軽にお問い合わせください。

★毎月資産運用・ライフプランのセミナーを開催しています。
宜しければご参加ください
http://www.officemyfp.com/seminerannai.htm

文責
ファイナンシャル・プランナー:日本FP協会認定CFP(R)
ロングステイ財団登録ロングステイアドバイザー
独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー 
吉 野 充 巨
独立系顧問料制アドバイザーの紹介
http://mbp-tokyo.com/officemyfp/column/12298/
http://www.officemyfp.com/komonryouseiadviser.html

『このコラム又は回答は、投資判断の参考となります情報の提供を目的としたものであり、有価証券の取引その他の取引の勧誘を目的としたものではありません。
投資による損益はすべてご相談者及び読者ご自身に帰属いたします。
投資にあたりましては正規の目論見書、説明書等をご覧いただいたうえで、読者ご自身での最終的なご判断をお願いいたします。
本コラムは、信頼できると判断した情報に基づき筆者が作成していますが、その情報の正確性若しくは信頼性について保証するものではありません。』

回答日時:2012-05-07

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