コラム

 公開日: 2011-09-03  最終更新日: 2014-07-31

実質金利で見る、為替レートの決まりかた

一昨日は、為替レートの決まり方として、購買力平価説の例としてビックマックによる為替レートをご紹介しました。本日は、金利平価説をご紹介します。

金利の構成は、名目金利(債券、預金等の表示金利など)から物価上昇率(インフレ率)を引いたものが実質金利です。イメージで確認ください。




もし、日本と米国の実質金利が同じだとすると、米国の名目金利は、日本と米国の物価上昇率の差だけ高くなります。例えば、実質金利が2%で、米国の物価上昇率は2%(インフレ)、日本のそれは-1.5%(デフレ)の場合、米国の名目金利は4%で日本の金利は0.5%になります。そして、この日本と米国の物価上昇率の差3.5%の分だけ、ドル円レートは円高になっていなければなりません。

つまり、名目金利の差を狙ってドルで運用しても、その後円高による為替差損で調整されてしまうというものです。

現在、日本と米国及びドイツの実質金利は2%と判断されています。従い、上記の式に合うよう円高の進行が止まりません。

為替の購買力平価説と金利平価説から引き出されるのは、現況の円高は構造的で、為替介入では効果が無いことになります。

なお、外貨建て商品に投資される際には、上記の説を踏まえて取引をされるようお勧めします。

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文責
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