コラム

 公開日: 2011-08-13  最終更新日: 2014-07-22

取引残高報告書における「仕組み債等の価格」について

現在、多くの証券会社・金融機関から仕組み債が販売されています。
仕組み債は高金利商品として人気も在りますが、通常の債券とは異なり、リスクが高く、且つ、保有途中で価格が確認出来ない等不透明な商品でした。

※仕組み債とは通常の固定利付債・普通社債等にオプションやスワップなどの派生商品を組み込み特殊な条件を付けた債券のことです。

今回、私の取引している証券会社から取引残高報告書に同封されて
仕組み債等の「ご参考価格」記載方法の変更について
というレターが届きました。
内容は、
従前は額面価格を記載していたものを、今回から、当該金融機関が算出した参考価格を記載したというものです。

また、当該金融機関は、「参考価格」は売却が可能であることを保証するものではないと記載しています。(販売時にその旨の項目についてお客さまに説明していますから当たり前です)
そして、場合によっては買取に応じないことが出来ない可能性もあると記載されています。
このことも、販売時に説明を行っていますから、当然のことです。

また、買い取る場合でも、実際の売却価格は「参考価格」を残存年数が10年未満のものは額面価格の10%相当以上、10年以上の債券は額面の20%相当以上下回る可能性があることを謳っています。
ただ、参考価格が表示されることは、以前より大きな改善です。
保有されていらっしゃる方は、ぜひご確認ください。
そして、仕組み債のリスクについてご認識されるようお勧めします。

ちなみに、私は、米国債、債券のパフォーマンス・インデックスに連動するETFとインデックスファンドは購入していますが、仕組み債は購入していません。
理由は、リスクの大きさに対してリターンが低い商品と考えているからです。また、その組んでいる派生商品のコストも不明なためです。

文責
ファイナンシャル・プランナー
&投資アドバイザー 吉 野 充 巨

『このコラム又は回答は、投資判断の参考となります情報の提供を目的としたものであり、有価証券の取引その他の取引の勧誘を目的としたものではありません。
投資による損益はすべてご相談者及び読者ご自身に帰属いたします。
投資にあたりましては正規の目論見書、説明書等をご覧いただいたうえで、読者ご自身での最終的なご判断をお願いいたします。
本コラムは、信頼できると判断した情報に基づき筆者が作成していますが、その情報の正確性若しくは信頼性について保証するものではありません。』

この記事を書いたプロ

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ファイナンシャルプランナー 吉野充巨

東京都中央区日本橋1-6-7 日本橋関谷ビル4F [地図]
TEL:03-6447-7831

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