コラム

 公開日: 2011-07-10  最終更新日: 2014-07-31

リーマンショック前の世界と現在の株価

前回は、日経平均を外貨建てで比較致しました。今回は、リーマンショック前の世界と現在を考えてみます。




表の上段・右端は、リーマンショックの前年2007年12月末の日経平均と、それを外貨建てとしたものです。また、下段は各市場の当時の指数を円で比較できるようにしたものです。
2007年末としたのは、サブプライムローンが騒がれ出した時期ですが、世界はこれを乗り切れると考えた年の株価水準をみるためです。

当時、日本株に投資していた外国投資家が、そのまま日本株を2011年6月末迄持ち続けた場合、まだ、当時の現地通貨での株価は回復できていません。

ただ、米国の投資家は、約10.4%のマイナス、欧州の投資家は約10.0%マイナスですが、英国の投資家は約9.2%のプラスに転じています。オーストラリアの投資家は、約20.2%のマイナス、香港の投資家は、約13.3%のマイナスとなっています。このように投資家の現地通貨によって日本への評価が異なることが解ります。

欧米の投資家は日経平均が今後10%上がることで利益が出るようになります。英国の投資家(中近東の投資家の多くは英国経由です)は、既に当時の現地通貨建株価は回復していますので、より日本への期待が大きいものと思われます。

一方、日本の投資家が夫々の市場に投資した場合には、円高の影響(為替変動の大きさ)により、まだまだ当時の利益が回復できていません、というよりも大きな痛手から回復が出来ていません。
ただ、ナスダック指数に投資している方は、約25.2%マイナス、NYダウでは、約32.0%のマイナスまで回復してきましたが、DAXは約34.9%マイナス、FT指数は約45.9%、豪州市場は35.9%マイナス、香港市場は約40.6%のマイナスです。

これらから解ることは、
1.資産の運用先は、各市場に分散して投資すること、
2.為替の影響の大きさを考慮し、通貨分散を図ること
が、大きな痛手を減ずる手段になります。

ちなみに2007年12月末の株価と為替は下表のとおりです。ユーロとポンドが円に対して高かったことが解ります。




このようなデータ、当月の記事の紹介とコメント、ライフプランと資産運用を掲載した、『FP&LSAからのお便り』を無料で発行しています。
ご購読希望の方は、下記にお申し込みください。
http://www.officemyfp.com/fptayoritop.html

文責
ファイナンシャル・プランナー
&投資アドバイザー 吉 野 充 巨

『このコラム又は回答は、投資判断の参考となります情報の提供を目的としたものであり、有価証券の取引その他の取引の勧誘を目的としたものではありません。
投資による損益はすべてご相談者及び読者ご自身に帰属いたします。
投資にあたりましては正規の目論見書、説明書等をご覧いただいたうえで、読者ご自身での最終的なご判断をお願いいたします。
本コラムは、信頼できると判断した情報に基づき筆者が作成していますが、その情報の正確性若しくは信頼性について保証するものではありません。』

この記事を書いたプロ

オフィス マイ エフ・ピー [ホームページ]

ファイナンシャルプランナー 吉野充巨

東京都中央区日本橋1-6-7 日本橋関谷ビル4F [地図]
TEL:03-6447-7831

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
サービス料金
150503オフィスマイエフピー

□ 初回面談時、30分は無料です。コンサルタントとしての吉野と、ご相談者のマッチング時間です。ご相談者が面談を継続されたのち下記の相談料が発生します。料...

サービス・商品

将来のの不安や心配事で悩んでいませんか?そのようなときこそ、お気軽にご相談ください。保険・投信・不動産の販売や仲介は行っていません。貴方のためのアドバイ...

 
このプロの紹介記事
ファイナンシャルプランナー・投資アドバイザー  吉野充巨さん

夢と希望に満ちたライフプランを実現する資産形成。FP&中立的な投資アドバイザー。(1/3)

 江戸時代から町人街、文化の中心地として栄え、現在でも日本を代表する商業の街である日本橋。この街に10年間事務所を構え、多くの人々の生涯の夢・目標を叶えているファイナンシャルプランナー(FP)が、吉野充巨さんです。投資助言・代理業に登録し、...

吉野充巨プロに相談してみよう!

朝日新聞 マイベストプロ

FP+堅実な投資助言で人生設計~資産形成までトータルサポート

会社名 : オフィス マイ エフ・ピー
住所 : 東京都中央区日本橋1-6-7 日本橋関谷ビル4F [地図]
TEL : 03-6447-7831

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

03-6447-7831

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

吉野充巨(よしのみちお)

オフィス マイ エフ・ピー

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
金融庁が金融機関に手数料の明示、行動原則等を求めています

11月25日の日経新聞朝刊に、投資商品の手数料明示 金融機関に行動原則 金融庁案、顧客本位へ7項目 という記事が...

[ 金融庁金融レポート ]

トランプ氏勝利後の株高・円安はどこまで続く?
イメージ

 株価概況 11月第4週世界の株価指数の多くは上昇に転じています。MSCIオールカントリー指数は1.38%の上...

[ 株価・国債利回り・商品価格週間騰落率 ]

平成27年事務年度版金融レポートに見る、個人投資家の正しい投資戦略
イメージ

金融レポートで金融庁は個人投資家に 長期 積み立て 分散投資 長期、積み立て、分散投資を薦めています...

[ 金融庁金融レポート ]

平成27年事務年度版金融レポートに見る、個人投資家に適さない金融商品 ファンドラップ
イメージ

 ファンドラップ 次いでファンドラップにもダメ出しをしています。こちらはシンプルに通常の投資信託とファ...

[ 金融庁金融レポート ]

平成27年事務年度版金融レポートに見る、個人投資家に適さない金融商品 貯蓄性保険商品
イメージ

金融レポートには、たとえば米国と日本の投資信託にかかる費用比較が出ています。 投資信託費用日米比較  ...

[ 金融庁金融レポート ]

コラム一覧を見る

コラムのテーマ一覧
すべて表示する
スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ