コラム

 公開日: 2011-05-07  最終更新日: 2014-07-23

少子高齢化とお墓の課題そして改葬-1

戦前生まれの世代(第一世代)は、結婚して複数のお子様(第二世代)がいらっしゃいました。そして、この場合殆どのケースは、長男が先祖のお墓を守っていらっしゃいます。多く(9割近く)のお墓は寺院墓地にあります。
第一世代のご兄弟は都会に出て働き、ご自分達のお墓を購入なさっていらっしゃいます。ここでも、寺院墓地が多くを占めています。
まだ、購入なされていらっしゃらなくても、彼岸に旅立つまでには、お墓が必要になります。そして人口形態から云えば、この世代の方のお墓の数が、日本におけるお墓のピークではないかと思われます。いわゆる団塊世代の方達がお墓に入る時期に当たります。

第二世代のお子様達(第三世代)は、複数いらしても、2人又は3人です。全体では2を切るレベルに為っています。また、結婚なされずに独身でいる方も大勢います。

従いまして、第二世代の方達のお墓を全て第三世代の方達で継承するのは無理が生じます。また、この第三世代の方達のお子様(第四世代)は、晩婚化が進み、非婚率も高く、そしてますます少数の子供に為っています。一人っ子の多さは社会現象にもなっています。

従いまして、第二世代で、お墓を未購入の方には、永代でお墓を継いでいく形式ではなく、一代限りで終わりのある葬儀やお墓の形態をお考えになるようお勧めしています。

それでも残るのは、現在あるお墓の処理です。
全てを継ぐことが出来ませんから、一人っ子同士の結婚の際には、夫婦の実家のお墓を合同で弔う、お墓をお返しするなどが発生します。
また、既にお墓のある土地には馴染みがなく、お墓に行けない遠隔地で生計をたてられている、第二世代もいらっしゃいますし、第三世代ではこちらの方が主流です。

そこで、今後多くの方は、改葬という手段を選ぶことに為ります。
改葬とは一度埋葬したご遺骨やお墓などを、他のお墓(外墓や納骨檀など)に移すことです。

改葬には4つのパターンがあります。
1.石碑とお骨全てほ新しいお墓に移転する。
2.新しい墓地に新しく石碑建立してお骨を移転する。
3.2.ケースで既存のお墓にあるお骨の一部を移転する。
4.骨壷の中野一部のお骨を移転する(この場合は分骨になります)

これらをどのようにスムースに行えるかが、お墓を守っていくための重要なキーに為ります。
手順等は次回に述べます。

文責
ファイナンシャル・プランナー
日本FP協会認定CFP® 吉野充巨

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