コラム

 公開日: 2011-04-07  最終更新日: 2011-04-13

⑫ 遺産分割の種類


相続の最終段階では、相続財産の分割が行われます。

一つには『指定分割』があります。
これは、被相続人が遺言を遺し、その指示によって分割する方法です。相続ではこの方法が最優先されます。

通常多い方法は『協議分割』です。
被相続人の遺言による指定が無い場合に、共同相続人全員の協議により分割が行われます。

全員の参加と同意が必要で、一部の共同相続人を除外したり、その方の意思を無視した分割協議は無効です。皆が公平と思い納得できる分割を行うよう話し合う事が、争族にしないための第一歩です。

分割協議では、民法906条の「遺産の分割は、遺産に属する物又は権利の種類及び性質、各相続人の年齢、職業、心身の状態及び生活の状況その他一切の事情を考慮してこれをする」ことになりますが、結果的にどのような分割になっても、共同相続人全員の意見の一致を見たものであれば、(分割)協議は有効とされます。

極端にいえば、遺言書があっても、共同相続人全員が協議・納得した場合には、内容を覆して分割することが可能になります。

※共同相続人とは、分割が終わるまでは、相続人が数人あるときは相続財産は「共同相続人の共有に属する」ことになることを指しています。

★分割が確定しましたら遺産分割協議書を作成します。

これは、不動産・金融機関の口座などの名義変更を行う際に必要な書類です。また、全員が持つことで、事後のもめごとにも対応出ます。様式は決まっていませんが、全員の自署、実印の捺印(印鑑証明も要ります)が必要になります。

なお、分割の方法には
1.現物分割
遺産を現物のまま分割する原則的な方法です。

2.代償分割
共同相続人の1人又は数人が、相続により財産の現物を取得し、その現物を取得した者が他の共同相続人に対し債務を負担する分割の方法です。事業を承継したり、不動産を分割せずに取得して、あとを継ぐ人が他の方に自分の彩さんからお金で支払う事がこの方法に当ります。

3.換価分割
共同相続人の一人、または数人が相続により取得した財産の全部または一部を金銭に換価し、その換価代金を分割する方法です。遺産として遺された土地を売却してその代金を兄弟で分け合う場合などを指します。

層族にならないためにも、十分な話し合いと納得を得る姿勢が大切と考えています。

文責
ファイナンシャルプランナー
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