コラム

 公開日: 2016-02-07 

2月5日ドル・ユーロ・ポンド為替・日経平均・各国株価指数・国債利回り・商品先物価格騰落率

■2016年2月第一週のマーケット情報
年初1月の混乱は引き続いています、日銀の黒田総裁が発表したマイナス金利、世界にショックを与えました。
ただ、日本株への影響は3日で崩れ、当週も株価は下落しています。
為替もまた、円安効果は発表直後だけで、図に示すように円高に振れています。
図は期間2015年2月7日~2016年2月5日の騰落推移で、円・ユーロレートが黄色、円・ポンドはブルー、円ドルが紫です。

160205円ユーロ・円ポンド・円ドル

最も円高に振れたのはポンドですが発表後すぐ円安方向に向かいました。ただ、それは短期間で解消され再度円高方向に向かっています。2月5日のレートは170.5円です。
次いで対ユーロは12月中旬からの円高トレンド発表により一旦は円安方向に向かいましたが、再度円高に向かっています。
米ドルは昨年同時期と同じレベルまで円高が進んでいます。

今後の為替はより予測が難しくなっています。

■世界株価の概要
1月の大きな下落後、2月も先進国株価の下落が続いています。
世界を幅広くカバーしている、MSCIオールワールド・インデックスは小幅な0.26%の続落です。
先進国株価を代表するMSCIワールドインデックスは-2.45%の続落で、
新興国を代表するMSCIエマージング指数は小幅に-0.37%続落しました。

地域では、震源地である中国を含む、アジア太平洋指数は先週よりも小幅ですが-0.79%の続落です。
ヨーロッパの代表的指数STOXX600は先週に続き-4.78%のと続落しています。
産油国が集まる中東・アフリカを代表するブルンバーグGCC 200指数は3.08%と反撥しています。

・米国概況
ニューヨーク工業株30種平均(ニューヨークダウ)は先週よりは小幅な-1.59%の続落、
IT企業が多いナスダック総合指数は引き続き-5.44%下落しました。
そしてS&P500指数も-3.10%と続落しています。
シカゴのVIX(恐怖)指数は前週末の20.20㌽から今週末は23.38㌽に上昇しています。。

・日本概況
日本株は米国株の低下、中国の景気減退が確実視され全く振いません。
黒田総裁のマイナス金利ショックの効果は3日で減衰しています。
このため、日経225は-3.99%の続落、市場別ではTOPIXが-4.41%、ジャスダック指数も-2.48%、マザーズも-4.88%で3市場ともに下落しています。

なお、不動産市場の東証リート指数は2.28%続騰しています。マイナス金利の導入で、構造的に借入金が巨額なリート業界は金利負担の軽減から業績の上昇が見込まれています。

・中国概況
2016年は2月7日(大晦日)の日曜から13日土曜までの7連休です。
三が日(2月8日~10日)だけが休日に制定されています。旧暦の大晦日と三が日を含み7連休になります。
今月の上海総合指数は、2,763.49㌽へ0.95%上昇しています。春節を迎え政府の指導が入った可能性が疑われます。
∵世界に開かれ機関投資家も取引している、香港市場のハンセン指数は-2.01%の続落、ハンセンH株指数(中国本土株)指数も-2.26%の続落です。

■先進国株価指数
●殆どの国と地域で下落しています。

160205先進国株価指数週間騰落率

2015年上昇したヨーロッパ各国の各国は下落に転じています。
上昇したのは、ノルウェーのOSE全株指数の0.32%、株では無いのですが東証リート指数は2.28%続伸しています。
下落した1位はイタリアのFTSE MIBで-7.54%の続落、2位はデンマークのコペンハーゲン指数で-6.42%の続落、3位はフィンランドのヘルシンキ指数で-6.14%でした。

トップ同士の乖離は、7.86㌽でした。

■新興国・フロンティア国の株価指数騰落率
●新興国・フロンティア国の株価指数の多くは反発・上昇しています。

160205新興国及びフロンティア国株価指数週間騰落率

上昇した1位は、原油価格が反発したことから、アラブ首長国連邦のドバイ金融市場総合指数で7.04%の反発、
2位はカタールのQE指数で4.44%上昇でした。3位は、インドネシアの総合指数で3.985の上昇です。

一方下落した1位は、ギリシャのアテネ総合指数で-8.55%で大幅です。
2位はロシアのRTSIで-2.12%の下落、3位はナイジェリアの全株指数で-1.73%の下落です。

1位同士の乖離は15.59㌽と週間の乖離として大きなものになっています。

■主要長期国債利回り変化
今週の長期国債の利回りは、1月29日の黒田日銀総裁の「マイナス金利」導入発表後の影響が残り、多くの国で引き続き大幅な低下(国債の価格は上昇)になりました。

160205主要長期国債利回り週間変化

日本の10年国債の金利は0.095%からさらに下がり、0.020%まで落ちました。(国債価格は上昇)
米国の10年国債も1.838%まで下がっています。
主要国では英国の利回りが小幅ですが上昇しています。

■主要商品先物価格及び商品指数
〇貴金属、原油は続伸です。

160205主要商品先物価格及び商品指数週間騰落率

・ニューヨークの金先物価格は3.71%の上昇、銀も3.76%、プラチナは3.40%上昇しています。
・非鉄金属ではロンドンの亜鉛が3.33%の上昇でした。
・原油は3原油とも値下りしています。NYのWTIは-8.12%下がっています。
NYの天然ガスも-10.23%下がっています。
・穀物は3品共に値下がりしています。
・CRB指数はエネルギーが下がっているため、-2.89%下がりました。

文責
FP学会会員
独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー
オフィス マイ エフ・ピー 代表 吉野 充巨
ファイナンシャルプランニングと投資助言で人生設計から資産形成までサポートする保険や投資信託等金融商品を販売しないフィーオンリーのアメリカ型ファイナンシャル・プランナー≒独立系顧問料制アドバイザー。
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日本証券アナリスト協会認定 プライマリー プライベート・バンカー
宅地建物取引主任者 (東京) 第188140号
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登録ロングステイアドバイザー
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