コラム

 公開日: 2016-01-31 

2016年1月29日日経平均・NYダウ・上海株価指数・国債利回り・商品先物価格騰落率

■2016年1月情報
年初1月のマーケットは、中国の景気減速、原油価格の下値の見えない下落でグローバルなリスクオフ状態になりました。
下図は過去1年(2015/02/28~2016/01/31)の株価指数の騰落推移です。

160129TOPIX・MSCI World ・MSCIエマージング

黄色はTOPIX、ブルーは先進国株価を代表するMSCI ワールドインデックス、紫位はMSCIエマージングマーケッツ指数です。
先週まで一気にエマージング指数は2015年1月30日に比べ-25%を超える下落が続きました。今週に入り約-23%程度まで戻しています。一旦ブレーキがかかった状態です。
先進国株価は1月に-10%を超える下落になりましたが、最終週に若干戻っています、日本のTOPIXはそのような中に合って健闘しています。年間収益で一時-8%に近い下落をしていましたが、黒田日銀総裁の-金利導入発言で、月内に+圏に戻しています。明日の株価は解らないとはいえ、希望が持てる反発でした。

ただし、マイナス金利は一時的なカンフル剤で、長続きするものではありません。一時の猶予を得た中で、TPPを始めとする日本経済の改善策が進めば株価も回復基調に戻るかと考えます。
20年のデフレが30年のデフレに変わらないことを願うばかりです。

このサイトで中国株式+韓国をお勧めしていなかったことに安堵しています。
今後数年新興国マーケットは厳しい状況が続くと考えています。(グローバルな分散投資の観点から、新興国への投資は必要です)。

■世界株価の概要
2016年1月の株価は大きな下落です。
世界を最も広くカバーしている、MSCIオールワールド・インデックスは-6.09%下落しました。
先進国株価を代表するMSCIワールドインデックスは-6.05%の下落、新興国を代表するMSCIエマージング指数も、-6.52%下落しました。
地域では、震源地である中国を含む、アジア太平洋指数は-8.01%の下落です。
ヨーロッパの代表的指数STOXX600は-6.44%の下落で、中東・アフリカを代表するブルンバーグGCC 200指数は二桁の-11.11%下落しました。

・米国概況
ニューヨーク工業株30種平均(ニューヨークダウ)は-5.50%の下落、ナスダック総合指数はそれ以上大きな-7.86%の下落でS&P500指数も-5.07%下落しています。
シカゴのVIX(恐怖)指数は前年末18.21㌽から1月末に20.20㌽に上昇しています。

・日本概況
日本株は中国の景気減退に大きく振られています。
日経225は-7.96%の下落、市場別ではTOPIXが-7.45%、ジャスダック指数も-5.79%、マザーズはいナス6.29%と3市場ともに下落しています。

なお、不動産市場の東証リート指数は1.91%上昇しました。

・中国概況
今月の上海総合指数はバブル分の剥落が激しく、3,000㌽を割り、2,737.60㌽で、-22.65の暴落です。政府の強引な介入も役立つものではありません。
なお、世界に開かれて機関投資家も取引している、香港市場のハンセン指数は-10.18%の下落、ハンセンH株指数(中国本土株)指数は-14.69%と急落しています。

■先進国株価指数
●全ての国と地域で下落しています。

160129先進国株価指数騰落率

上昇1位は株ではなく、日本の東証リート指数で1.91%の上昇のみでした。
日本株の分散先として東証リートも対象と考えています。小生は2:1の比率でリートに投じています。

下落した株価指数1位は、香港ハンセンH株指数で-14.69%で2位はイタリア・ミラノのFTSE MIBで-12.89%の下落、3位は香港ハンセン指数で10.18%の下落でした。

■新興国・フロンティア国の株価指数騰落率
●新興国・フロンティア国の株価指数の多くも下落しています。

160129新興国及びフロンティア国株価指数騰落率

数少ない上昇株価指数の1位はトルコのイスタンブール100指数で、2.45%の上昇。2位はコロンビアのCOLCAPで1.85%の上昇、3位はチリのIPSA指数で、0.70%の上昇でした。

下落1位は上海総合数の-22.65%の急落、2位はナイジェリアの全株指数で-16.50%の下落、3位はエジプトのヘルメス指数で-13.17%、4位はギリシャのアテネ総合指数のマイ中12.44%で、此処までが二桁の下落率でした。

騰落1位同士の差は25.1㌽になっています。

■主要長期国債利回り変化
今月の長期国債の利回りは、1月29日の黒田日銀総裁の「マイナス金利」の導入発表により、全ての国で大幅な低下(国債の価格は上昇)になりました。日本の2年国債利回りは劇的な低下をきたしています。
また、FRB12月の利上げ発表後2.0%台を維持してきた米国の金利も1.924%に低下しています。

160122主要長期国債利回り週間変化

■主要商品先物価格及び商品指数
〇今月の貴金属は値上がり、エネルギーは値下がりしています。

160122主要商品先物価格及び商品指数週間騰落率

・ニューヨークの金先物価格は5.29%の値上がり、プラチナもは-2.18%値下がりしました。
・原油は引き続き値下がりし、ニューヨークのWTIは-9.23ぇの値下がりです。
エネルギー価格の下落、資源の無い日本にはメリットの大きな出来事です。また、原電も稼働を始めましたで、今後貿易赤字は解消し黒字化すると予測しています。
・非鉄金属、銅価格が-3.06%値下がりしています。
・穀物3品は値上がり、トウモロコシが3.69%値上がりしています。
・原油・エネルギーの値下がりでCRB指数、日経商品17種ともに下がっています。日本のインフレ率上昇には負と為りますが、消費者にとっては-消費税として働いています。

文責
FP学会会員
独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー
オフィス マイ エフ・ピー 代表 吉野 充巨
ファイナンシャルプランニングと投資助言で人生設計から資産形成までサポートする保険や投資信託等金融商品を販売しないフィーオンリーのアメリカ型ファイナンシャル・プランナー≒独立系顧問料制アドバイザー。
【保有資格】
ファイナンシャル・プランナー:日本FP協会認定CFP®
日本証券アナリスト協会認定 プライマリー プライベート・バンカー
宅地建物取引主任者 (東京) 第188140号
(公財)東京都防災・建築まちづくりセンター登録まちづくり専門家
登録ロングステイアドバイザー
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