コラム

 公開日: 2016-01-04 

2016年初日、日経平均は大幅な反落。上海市場急落の影響です

2016年1月4日の株式市場、上海株の急落(YAHOOファイナンス 現地時間14:15 -6.85%の下落)を得て、日経平均は大きく反落し終値18,450.98円で582.73円安(-3.06%)でした。騰落率は-3.06%の下げでした。

2015年の上海総合指数(紫色)を日経225(黄色)と香港ハンセン指数(ブルー)で比較したものが下図です。期間は2014年12月末から2015年12月末の騰落推移です。

151231日経225・香港ハンセン指数・上海総合指数


中国内にありながら、先進国同様の仕組みと参加者を誇るオープンな市場として香港市場は位置付けられています。そのハンセン指数は、6月下旬から上海総合指数の暴落で、8月には水面下に沈み、その後は横ばいの状況でした。一方、本土の上海市場は政府の強引な市場介入・元安(IMFの勧告を得て行った)誘導により、10月以降は何とか水面上に浮かびあがっていました。その間、日経225は9月に水面下なに落ちたのですが、年末には年初来で9.0%高まで回復していました。
それらが、1月4日の急落で、改めて中国リスクが確認されようとしています。

他市場の2015年の推移を確認いたします。
下図は、中国にアジアインフラ銀行への加入で中国に接近した、ヨーロッパの主要3国の2015年株価指数の騰落推移です。
ドイツ・フランクフルトDAX(黄色)、英国・ロンドン市場FTSE100(ブルー)、そしてフランスはパリ市場CAC40(紫色)で、2015年の年間推移です。

151231DAX・FTSE100・CAC40

中国ショックの一番の影響は3国の中でドイツが受けました。ドイツ車が中国で売れに売れていたこともあり一番の変化率でした。10月からは回復傾向にあり、15%を超えるレベルに届きましたが、年末には10%超に留まっています。
次いで、バリのCAC40も大きく下げていますがDAXほどではなく年末には10%を超えるところまで来ています。
英国は中国ショックのために、水面下に沈んだまま、横ばいの状況に為り年末も水面下に留まっています。

下図は、中国との関係が深いオーストラリアはシドニーのASX(ブル)、華僑の国シンガポールはST指数(紫色)、そして前述の香港ハンセン指数(黄色)で、2015年の騰落率推移です。シンガポールST指数も、シドニーのASXも中国ショック後の下げで、一度も水面上に浮かび上がることなく、2015年の終値は、ASXは-8%程度のマイナス、
ST指数は14%程度のマイナスでした。2016年も多難な様子が垣間見えます。

151231ハンセン・ASX・STI

年末にFRBの利上げ後の米国株式も、その後は横ばいの状態です。
ニューヨークダウ(黄色)とナスダック総合(紫色)、そしてS&P500に連動するETF(SPY)の2015年年間推移

151231NYダウ・SPY・NASDAXIDX

中国ショックをはねのけて、上昇を果たしたのは、情報・通信株の多いナスダック総合指数でした。この勢いは2016年も継続しそうです。一方ニューヨーク・ダウは年末に年初来でマイナスになっています。中国ショックの影響は従来型企業により厳しい影響をもたらすと思われます。S&P500にはNYSEだけでなく、NASDAQ上場企業も負暮れまれています。このためNYダウよりは上位のレベル=プラス圏でした。

2016年は申年で、騒がしくなる年と様々なメディアが伝えています。
長期投資を目指しているかは、そのような時こそ売り・買いを急がない「投資の原則」に則った運用をお考えください。
文責
FP学会会員
独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー
オフィス マイ エフ・ピー 代表 吉野 充巨

ファイナンシャルプランニングと投資助言で人生設計から資産形成までサポートする保険や投資信託等金融商品を販売しないフィーオンリーのアメリカ型ファイナンシャル・プランナー≒独立系顧問料制アドバイザー。

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日本証券アナリスト協会認定 プライマリー プライベート・バンカー
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登録ロングステイアドバイザー
【投資助言登録】
平成21年7月2日投資助言・代理業:関東財務局長 (金商) 第2227号
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本コラムは、信頼できると判断した情報に基づき筆者が作成していますが、その情報の正確性若しくは信頼性について保証するものではありません。』

この記事を書いたプロ

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ファイナンシャルプランナー 吉野充巨

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