コラム

 公開日: 2015-12-23 

日本にある海外のプライベートバンク日本法人情報

今月、フィーオンリーのFP&投資助言業として嬉しいことがありました。
それは、スイストップクラスの、プライベートバンク日本法人の方と面談する機会を得、当該プライベートバンクの業務について直接知る機会を得たことです。
証券アナリスト協会認定プライマリー・プライベートバンカー資格を保有していますが、セミナー等で得た知識が大半を占め、実際の業務を知る機会を欲していた為です。

御存じの方も多いと思いますが、プライベートバンクの発祥はヨーロッパです。一般的な銀行との違いは、「最低1名以上の無限責任のプライベートバンカーがパートナーとして経営に参画している銀行」というものです。無限責任ですので、お客様から求められた場合には、その全額について責任を持つ個人が居るということに為ります。

このため、銀行自身はリスクがほぼ無い業務しか扱わず倒産リスクが極めて低いという特徴があります。

過去は、戦前のドイツ・ナチス政権の顧客名を明らかにせよとの要請も断った、情報秘匿性が価値の一つでしたが、2010年代に入り、米国からの脱税行為の幇助などで罰金を科する等の要求から顧客情報を提出するようになり、最大の差別化要素が無くなりました。2013年にはスイス政府と米国司法省間で、「アメリカ人の預金・債券・株式等の隠し資産の銀行口座情報の提供」に合意しました。
2015年2月にはジュネーブ検察当局が、マネーロンダリング(資金洗浄容疑)への関与の疑いで、HSBCプライベートバンクに家宅捜査を行っています。

このようにスイスのプライベートバンクへの社会的な圧力と、高額な罰金リスクなどもあり、プライベートバンク各行も組織を、株式会社化、信託銀行等への変革を実行しています。
例えばスイスプライベートバンカー協会の会員は、
2013年3月には13行でしたが現在(2015年12月)では7社に減少しています。
http://www.swissprivatebankers.com

私が面談したプライベートバンクも株式会社への移行、信託会社に組織変更を行っています。

当該信託会社日本法人は私が前回調べた際には、知ることが出来なかったのですが、20年前から日本に日本法人がありました。

プライベート・バンクとの取引の情報の一つとして紹介します。
・当該信託会社との取引開始に必要な資金は原則3億円以上です。
ちなみに2013年にシンガポールのプライベートから聴いた際にはミニマム1億円以上
で、翌年に2億円以上と変更されています。
・ただし、日本にはミリオネアは多いけれどもビリオネアが少ない為、当該企業が薦める
タイプの運用戦略を選ぶ場合は最低1億円以上となっています。この戦略は当該企業の
従業員年金基金の運用手法と同じとのことです。

確かに日本の富裕層の世帯数は世界第3位(2015年)です。野村総研の区分によれば、富裕層の規準は金融資産を1億円以上保有する世帯となっていますが、超富裕層は5億円以上です。ネットで調べると世界的には3,000万ドル(約3,600億円)以上とする調査が多いので、日本には10億円以上の超富裕層は少ないことが推察出来ます。
日本の富裕層区分は下図の通りです。

151201日本の富裕層グラフ

・3億円以上の顧客が選べる運用戦略には3タイプあります。
運用方法の3タイプは、安定型運用、バランス型運用、成長型運用で、面白いことに日
本以外のアジアの顧客(華人、華僑が多い)は成長型運用に資金を預けることが多いとの
ことでした。

数日置いた月曜日に、運営担当者の方との面談を行いました。夫々の運用戦略の成績、過去の推移、そして過去のイベント時の資産配分利機敏な変更状況等々を確認し、投資助言として、アドバイスの対象とすることといたしました。

また、お客様にとっては、海外の会社に預けることなく、資産の運用先が海外に広がること(海外にフライト目的で資産を持ちだすのはリスクが大きい行為で、得られるリターンはコストに合わないと私は判断しています)
また、長期投資で高すぎるリターンではなく、『減らさない運用』を目指していることも、私の運用スタイルに合っています。

151223コアサテライト戦略図

なお、某証券会社のスイス現法の社長を務めた方に、当該プライベートバンクの実態や評価等も話し合いを持っています。

★ 蛇足ながら投資助言として
当該銘柄をお客様にお勧めしても、私には手数料・紹介料等の収入はありません。
私が得るベネフィットは、200年以上続いているスイスのプライベートバンクとの取引をお客様に紹介出来ることで、お客様から信用が得られること、富裕層のお客様の行動や関心事を知ることが出来ることです。

私は、お客様に適した証券口座選定のサポート、お客様の要望するリスク・リターンを測り、それに沿ったポートフォリオと構成銘柄の選定について助言(アドバイス)を行ってお客様からフィーを頂くのですが、個人で行っている為、高額の場合には手に余るお客様もいらっしゃいました。そのようなお客様に当該信託会社とその運用手法をお勧めできることがメリットになります。

文責
FP学会会員
独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー
オフィス マイ エフ・ピー 代表 吉野 充巨

ファイナンシャルプランニングと投資助言で人生設計から資産形成までサポートする、保険や投資信託等金融商品を販売しないフィーオンリーのアメリカ型ファイナンシャル・プランナー≒独立系顧問料制アドバイザー。

【保有資格】
ファイナンシャル・プランナー:日本FP協会認定CFP®
日本証券アナリスト協会認定 プライマリー プライベート・バンカー
宅地建物取引主任者 (東京) 第188140号
(公財)東京都防災・建築まちづくりセンター登録まちづくり専門家
登録ロングステイアドバイザー
【投資助言登録】
平成21年7月2日投資助言・代理業:関東財務局長 (金商) 第2227号
あなたのライフ・プランに適した期待リターンとリスク許容度で資産配分とポートフォリオ構築を口座開設から銘柄選定までサポートします。

注:投資助言に関するリスクの所在は下記に掲載しています。
http://www.officemyfp.com/toushijogentorisk.html

独立系顧問料制アドバイザーとは
http://www.officemyfp.com/komonryouseiadviser.html


『このコラムは、投資判断の参考となります情報の提供を目的としたものであり、有価証券の取引その他の取引の勧誘を目的としたものではありません。
投資による損益はすべて読者・ご相談者ご自身に帰属いたします。投資にあたりましては正規の目論見書、説明書等をご覧いただいたうえで、読者・相談者ご自身での最終的なご判断をお願いいたします。
本コラムは、信頼できると判断した情報に基づき筆者が作成していますが、その情報の正確性若しくは信頼性について保証するものではありません。』

この記事を書いたプロ

オフィス マイ エフ・ピー [ホームページ]

ファイナンシャルプランナー 吉野充巨

東京都中央区日本橋1-6-7 日本橋関谷ビル4F [地図]
TEL:03-6447-7831

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