コラム

 公開日: 2015-12-04 

マイファンド・レポート ダウの犬戦略と私の2015年の結果

読者の皆様は、「ダウの犬」という投資戦略を知っていらっしゃいますか。

■ダウとは
ニューヨーク証券取引所に上場されている、工業株30種のことを指します。工業株とはされていますが、当初は工業株で構成されていましたが、現在は金融・情報・製薬・石油等の企業も選ばれていて、米国を代表するトップ企業が30社で構成されています。

■選出と算出は、
世界的なビジネス紙である「The Wall Street Journal{
NYダウ(ニューヨークダウ)は、「ダウ平均」や「ダウ工業株30種」とも呼ばれ、世界的なビジネス紙である「The Wall Street Journal」の発行元であるDow Jones & CompanyとStandard & Poor'sの合併会社であるS&P Dow Jones Indicesが算出・公表しています。銘柄入れ替えは、ウォールストリート・ジャーナル紙の編集陣によって行われています。
犬とは、毎年ダウ平均30種の中から、配当利回りの高い10種を選んで購入・入れ替えを行い値上がり益と配当を受け取る手法だからです。

ダウの犬戦略は米国のファンドマネージャー”マイケル・オヒギンズ氏”が1991年に提唱したもので、彼の引退後に明かした非常にシンプルな投資戦略です。

■基本はYダウ指数構成銘柄30銘柄のうち、
・上位10銘柄を配当利回りの高い順に買う
・投下金額は均等になるように
 ∴一定額の投資が必要になります。10銘柄を50万円でも500万円、100万円では1,000万円になります。トップ5銘柄に絞って50万円ずつ購入しても250万円が必要です。
・一年後に、配当が一番落ちた株を入れ替える
という単純なルールです。

配当が高い=株価が低下(停滞)していることを指します。例えば株価100ドルで配当が5.0ドルの場合配当利回りは5%になります。この株の株価が下がり50ドルになり、配当金が変わらなければ配当利回りは10%に上昇することになります。
この戦略の要は、世界トップとされるNYダウ指数構成銘柄30銘柄という、超優良企業の中から、一時的に株価が下がっていて配当利回りが高くなっている企業を買い付けることにあります。
選ぶ銘柄は、米国≒世界を代表するトップ企業群ですから、時間が経過すると株価が戻ってくる可能性は高くなると想定できます。。
∵米国の優良企業ですので経営資源が豊富で、経営力の高い企業です、その中から配当率が高いものを選ぶ≒株価が低い≒値上がり益も狙える点にあります。
そして、最も重要なことは、米国のトップ企業ですので、短期間に当該企業が破綻する可能性も低いということに為ります。このことが「高齢者」であり『中~低リターン』で持続可能な投資法を好む投資家が採用する戦略として相応しいと考えています。

なお、一度チャレンジすると、効果を得るためには長期的に継続することが必要になります。米国株に資金を置くことが費用に為りますので、初めて投資する際には慎重にご検討されるようお願います。
リターンは、図に示すように、NYダウに連動するETF(上場投資信託)とほんの少し高い年がある程度です。期間は2014年12月1日から2015年11月30日

151130ダウの犬DIA比較

ダウの犬配当無し(黄色)は(DIA)NYダウ連動上場投資信託(紫色)を下回ることが多く、
ダウの犬配当有(ブルー)は9月以降にDIAを上回ることが出来ました。図では2%の差がついていますが、DIAは配当含まずの騰落推移ですので、実際の差は2%以下なります。

では、米国の投資家がベンチマークとされることの多いS&P500と比較した場合は、
下図の通りで図は同期間のダウの犬配当あり(黄色)、(SPY)S&P500に連動するETF(ブルー)とNYダウに連動するETF(紫色)の騰落推移です。


151204ダウの犬配当あり・DIA・SPY


ここでの順位は、1位ダウの犬配当有、S&P500に連動するETF、3位NYダウに連動するETFでした。

私のダウの犬・2016年用に選定した銘柄は(11月13日のYAHOO FINANCEサイト上の利回りを用いています)
1位 (CVX) シェブロン5.28% 2位 (VZ) ベライゾン4.78%
3位 (CAT) キャタピラー4.03% 4位 (XOM) エクソンモービル3.88%
5位 (PG) プロクター ギャンブル3.75% 6位(GE)ゼネラル エレクトリック)3.71
7位 (MCD) マクドナルド 3.58% 8位(IBM) IBM 3.52%
9位 (PFE) ファイザー3.48%10位(MRK) メルク3.34%
以上10社です。
配当利回りは株価と配当金によって変化します。読者ご自身て確認ください。

なお、日本でもTOPIX30を用いた「TOPIXの犬」「日経225の犬」がありえそうですが、TOPIX30は銘柄の選定基準が異なりますし、日経225は利回りを比較する対象が多過ぎるため同様な戦略は用いていません。

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独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー
オフィス マイ エフ・ピー 代表 吉野 充巨
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