コラム

 公開日: 2010-08-30  最終更新日: 2014-07-31

キャッシュフロー表で、収入と支出、資産の推移を確認しましょう


イベント表が作成できましたら、次に将来の収入と支出、そして資産の推移を確認します。

この表を作成することで、将来の安心が得られます。

◇ キャッシュフロー表

年度を追って、夫と妻、夫々の収入を記入します。家賃や配当収入も記入します。

支出を年々記入します。イベント毎の特別費も記入します。
最低で20年間、通常は40年の推移を確認します。

人生の3大イベントである、結婚、教育、住宅を記入してみましょう。

1.結婚は新婚旅行の代金を含めて、約400万円です。
ただ、親からの支援も期待でき、披露宴のお客さまからのお祝金もありますので、極端な話貯蓄がなくても結婚式は挙げられます(余りお勧めはできません)。

2.出産費用は約70万円ですが、こちらも祝い金なども入りますが、病院への支払ですので、確実に貯めておきましょう。

3.教育資金は、公立・私立など進むコースで大きく異なります。例えば文科省の学習費調査によれば

幼稚園から高校まで全て公立の場合約551万円かかります
–幼稚園から高校まで全て私立の場合約1,663万円掛かります

4.住宅購入は新築で物件価格の4~6%、中古で5~7%の費用が掛かります。
住宅ローンは少ないほど家計への負担が少なくなります。
目処として頭金30%、年度の返済負担率を可処分所得の20%以下に抑えるようお勧めします。

以上により、各年度末の貯蓄残高を算出します。
そして、赤字であれば、収入を増やすか支出を減らす、
運用の収益率をあげるなどの対策を採ります

家計は 収入―支出+運用収益(資産額×運用収益率)=貯蓄額 です

☆ 作成手順

ご家庭を会社と考え、資金(家計)の流れを知るために作成するものです。毎年の収支がどのようになるのか、また、将来イベントとして記載した夢や希望を叶えるための貯蓄は足りるのかなどを知るために作成します。

最初はイベント表と同様ご家族の年齢を年次に従って記入します。
但し、前年度からスタートしてください。これは前年度であれば、収入と支出、そして最終の貯蓄額を確定値で記入できるためです。ここがコツになります。

2番目は、収入を記入します
  収入は現役時代では給与など自営業であれば事業所得が、次に不動産収入などの副収入など定期的に発生するものを年度ごとに記入します、

次に、公的年金・企業年金の予想額、個人年金の予定額を記載します。そして退職金や不動産の売却など臨時の収入を発生する年度桝に記入ください。

公的年金は予め社会保険庁に海外口座と住居届けを提出すれば海外でも受給が可能です。

3番目以降は支出です。これらは、イベント表の推移に基づき記載します。
 
・基本生活費はお子様の教育費(塾・お稽古事・スポーツクラブ等の費用含む)や住宅関連費は別とし、食費、水道光熱費、医療関連費、被服費、通信費、交通費、飲食費、新聞代他、基本的な生活を支える費用です。

・余暇に使う費用(趣味など生活の潤い用の費用)を記載ください。

・賃貸、社宅の場合は、家賃、駐車場代、修繕積立金の合計額を、持家の場合は固定資産税、管理費、修繕費、駐車場代等の合計額を記入してください。また、住宅ローンは別項目として記載されるようお勧めします。

そして、此処にイベント表で確認した、リフォーム代、転居される場合は住宅の購入費などが入ります。

・お子様の教育費、そして結婚などに際した支援金などもお子様用に別な項目が必要です。社会人になられた後の費用は、結婚資金と住宅資金の支援が大きな支出となります。

・国内旅行、車の購入、大型家電などの定期的な費用が続きます。

・そして、海外生活の費用は別項目で記載ください。イベント表で確認した、準備期間の費用、移住・長期滞在費用などを年度ごとに記載します。

・上記に含まれない費用は、その他とするか随時費目をつけて記載ください。項目の決まりは無く、ご自分の管理しやすい費目で記入することをお勧めしています。

キャッシュフロー表の作成では、収入などの増加の目処がわかれば、年何%という形で反映します。

また、消費者物価の上昇も懸念されることですが、正確な上昇率などはわかりませんから、統計データに拘らずご自分で設定するも良し、ゼロ%として作成するのも一つの手です。

収入と支出が決まりましたら、年間の収支が判ります。大きくプラスになる年と、マイナスになる年があるのがわかります。

そして前年の貯蓄額を記入して、運用利率をゼロ%と置いた数値で年間の貯蓄額を記入します。毎年度の貯蓄額が枯渇しなければ、このプランは確定です。

もし、ある年度で資金が枯渇すれば、家計は下記の式で表されるように、とてもシンプルな構造ですから

1.収入 - 2.支出 + 3.( 資産×運用利率) = 4.貯蓄(年間の増・減)

収入を増やすために、退職年齢や再就労の期間を長くしたり、アルバイト収入を求めたりします。

また、資産の運用で貯蓄額の推移は大きく異なります。運用利率を1.0%~4.0%の間で試算ください)。
そのようなことを対応しても、不足するようでしたら、最後に支出としてのイベントを見直ししましょう。

資産は、ご自分たちの生活を豊かにするために蓄えたものです。生活をエンジョイして、その上で残ったら家族にお遺しになられたらいかがかと考えています。

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