コラム

 公開日: 2013-09-04 

海外で使用する金融機関に迷ったら、大きすぎて潰せない金融機関をお考えください。

9月3日のNHKの「クローズアップ現代」で5年前のリーマン・ショックの際の金融危機と、大きすぎて潰せない金融機関への公的資金を投入しないために考えられた、米国のボルカールール等の歩みが取り上げられていました。現況、改善の進み具合と金融機関の抵抗の強さには辟易するものがありました。

とはいえ、海外のロングステイ(海外長期滞在)の際に、知らない土地で預金先を考え、また、保険に加入するなどの際に、現地の金融機関を使う際に、ある意味では「潰せないほど重要な金融機関」とのお墨付きのついた銀行・保険会社の現地支店を使うのは、リスク回避の点で、重要な知識と思います。
ここで、再度どのような金融機関で指定されているかを紹介します。
この、大きくて潰せないほど重要な金融機関を指定しているのは、主要国・地域の金融監督当局で構成している金融安定理事会(FSB)です。

銀行は世界で28行が指定されています。(2012年11月現在)
これら銀行は、国際的な銀行に2013年から課せられている新自己資本規制「バーゼル3」(2019年までに段階的に普通株を軸とする狭義の中核的自己資本比率(コアティア1)を7%
にするのに加え、2016年から別途1.0~2.5%上乗せし、19年には比率を8~9.5%にしなければなりません。なお、FSBは今後も対象リストや必要な上乗せ幅を定期的に見直すとしています。従って何時のリスト化が重要です。

BISバーゼルⅢの自己資本比率に上乗せ規制を適用する金融機関
※2.5%上乗せ
シティーグループ(米国)、ドイツ銀行(独)、HSBC(英) JPモルガン・チェース(米)
※2.0%上乗せ
バークレーズ(英)、BNPパリバ(仏) 
※1.5%
バンク・オブアメリカ(米)、バンク・オブ・ニューヨーク・メロン(米)、
クレディ・スイス(スイス)、ゴールドマン・サックス(米) 三菱USJ (日)
モルガン・スタンレー(米)、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(英) UBS(スイス)
※1.0%
中国銀行(中)、BBAA(スペイン) 、BPCE(仏)、クレディ・アグリコル(仏)、INGグループ(米)、みずほ(日) ノルディア(北欧) サンタンデール(スペイン) ソシエテ・ゼネラル(仏)
スタンダード・チャータード(英)、ステート・ストリート(米)、三井・住友(日)、
ウニクレデイト(伊)、ウェルス・ファーゴ(米) 
以上28行です。
日本の3メガ銀行は指定されています。もし、口座を作るなら、現地に支店のある銀行をお選びください。それぞれの銀行のHPに海外の支店(現法含む)が掲載されています。

また、2013年7月18日FSBは新しい資本規制を課す巨大保険会社のリストを発表しました。日本の生損保は入っていません。こんご規制の国際的なルールを決める予定です。
リストには、アリアンツ(独)、アメリカン・インターナショナル・グループ(米)、中国平安(中)などが入っているとのこと
筆者は下記サイトで個別企業名を探せませんでした。宜しければチャレンジを
http://www.financialstabilityboard.org/

以上です


文責
FP学会会員
独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー
オフィス マイ エフ・ピー 代表 吉野 充巨

【保有資格】
ファイナンシャル・プランナー:日本FP協会認定CFP®
宅地建物取引主任者 (東京)第188140号
ロングステイ財団登録ロングステイアドバイザー&登録講師

独立系顧問料制アドバイザーとは
http://profile.allabout.co.jp/w/c-64005/
http://mbp-tokyo.com/officemyfp/column/12298/
http://www.officemyfp.com/komonryouseiadviser.html

『このコラム又は回答は、投資判断の参考となります情報の提供を目的としたものであり、有価証券の取引その他の取引の勧誘を目的としたものではありません。
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本コラムは、信頼できると判断した情報に基づき筆者が作成していますが、その情報の正確性若しくは信頼性について保証するものではありません。』
とは言えませんが、一つの参考例として、お役に立てばと思います。

この記事を書いたプロ

オフィス マイ エフ・ピー [ホームページ]

ファイナンシャルプランナー 吉野充巨

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TEL:03-6447-7831

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