コラム

 公開日: 2013-04-08  最終更新日: 2014-07-31

平成24年度の主要商品先物価格と資源株の動き

新年度に入り、この1週刊日本はアベノミクス効果で株式が独歩高です。とは言え、円安により輸入商品は急激に値を上げています。
その様な中で、平成24年度の商品先物価格の動きを確認しています。

下図はニューヨーク原油先物価格(黄色)、NY金先物価格(ブルー)とCRB指数(紫色)を比べたものです。期間は平成24年3月30日~平成25年3月末です。
1年を通じて黄色で表されているNY原油の値段が低調です。年初に比べ年度末は5%ほど値差かりしています。また、NY金先物価格も、年半ばには値上がりしたのですが、結果として年末には値を下げてしまいました。エネルギーや貴金属が含まれるCRB指数も、年初に比べ5%の低下です。

130330NY原油NY金とCRB指数

NY原油先物価格(ブルー)とNY金先物価格(紫色)を米国株価の代表であるS&P500(に連動するETF)(黄色)と比べたのが下図です。年央まで金の価格と株価は同じような値動きでしたが、10月以降はベクトルが逆方向に動き、株価は上昇金価格は下落になっています。米国の原油価格は、シェールガス・オイルの生産量拡大で、景気が回復基調でも価格の上昇に勢いが有りません。

130330NY原油とNY金とS&P500

その原油の動きを夫々の地域の指標であるICE北海ブレントとドバイ原油とを比べたのが下図です
振幅は同じような動きですが、ドバイ原油(黄色)と北海ブレント(紫色)がほぼ同じ動きで、NY原油(ブルー)が若干動きが激しくなっています、年度末には値下げ幅がマイナス5%レベルに回復しています。ドバイと北海原油は10%マイナスでした。

130330原油3価格

下図は、シカゴ市場のトウモロコシ(黄色)、NY原油とCRB指数を比べたものです。期間は平成24年度1年です。トウモロコシ(黄色)は米国の旱魃により、7月・8月に暴騰しました。その後在庫が市場予測より多く、値を下げています。ただ、年初価格には戻っていません。

130330シカゴトウモロコシ価格

下図は、資源国を対象とするアクティブファンド(黄色)と、水資源株を対象とした指数に連動するETFの動きをCRB指数と比べたものです。資源国株式は年初に大きく下げ、その後は騰落を繰り返しながら、1月には年初の価格を回復し、その後はプラス圏で騰落を繰り返しました。水資源株も、年初から値を下げ1月には年初価格を超え、年度末では5%プラスになっています。

130330資源国株水資源とCRB指数

以上見てきました通り、米国の景気回復は期待できそうですが、欧州の債務危機の影響と中国の失速で、商品価格の動きは低調でした。結局、日本の投資家の中で、日本株を手放さずに保有し続けた人と米国株を保有し続けた投資家が一番収益があがった年と考えています。

グラフのデータは著者が取得し、マイクロソフトのライフプラン・ソフトMSNマネーで作成しています。但し、マイクロソフトのサポートは一昨年に終了しています。データは1999年からのものです。

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文責
独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー
オフィス マイ エフ・ピー 代表 吉野 充巨

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