コラム

 公開日: 2013-01-28  最終更新日: 2014-07-31

インフレ率2%に対応した資産配分例としてGPIFの配分を紹介します。

アベノミクスが目指すインフレ率は2%です。皆様の貯蓄・資産がインフレ率に対応する為の、資産運用を考察いたします。

日本の多くの方の資産の内容は、下図にあります資産の内、海外不動産を除くものを保有されているかと存じます。ただ。賃貸住宅に住み、REITをお持ちでない方は不動産が含まれていない場合も在ります。

貴方のファンドは分散投資

自分は、海外の株や債券は保有していない、日本株や債券も保有していないとお考えの方もいらっしゃるかと思いますが、その方が加入している国民年金、厚生年金等の資産配分は下図の通りですから、それらの資産も保有していることになります。
従いまして、これら年金の事も考えて資産配分を考える必要があります。

では、資産配分をどのように考えたら良いのかは、夫々の方のリスク許容度と目標とするリターンにより変化します。

モデルプラン一覧

ここでは、期待リターンはインフレ率同様と置いて、私が使用している、イボットソン・アソシエイツ・ジャパン社のFP PoPSを使用して配分(アセットアロケーション)を算定しました。
コストを考慮しない場合には
短期金融商品28.0%、国内債券47.0%、国内株式9.0%、外国債券4.0%、外国株式12.0%
の配分に為り、期待リターン2.0%でリスク(標準偏差)は4.1%です。

これは、コストが掛らないケースですので、1%のコストを許容すると、期待リターンは3.0%でその場合の資産配分は、短期金曜商品9.0%、国内債券53.0%、国内株式14.0%、外国債券5.0%、外国株式19.0%になり、期待リターン3.0%、リスク(標準偏差)6.1%に為ります。
2.0%の場合よりも、リスクの高い資産にお配分が多くなっていることが解ると思います。

ところで、世界でも有数のファンドが日本にあることをご存じでしょうか?
それは前述した我々の年金の運用を預る、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)です。その管理している資産の性格から、リスクが抑制された資産配分を行っています。
実はGPIFは目標とする期待リターンを公表していません、過去には発表していた)平成16年の期待リターンは、名目3.2%で実質運用利回りを1.1%としていました。
そこで図にある数値を使用して、FP PoPSで試算すると期待リターンは2.5%でリスク(標準偏差)5/0%でした。

H23GPIF平成23年末資産

ちなみに、平成23年の収益率は、2.32%と報告されています。
図の上段は、4半期ごとの収益率で、下段が各資産ごとの収益率です、

GPIF23年パフォーマンス

もし、この資産配分をご自身の金融資産の配分とし、コストを0.5%に抑える事ができれば、2.0%の期待リターンの資産配分例として使え、アベノミクスのインフレ目標値の2.0%に近い運用になりそうです。

私がGPIFの資産配分を紹介した理由は、
一つにはリスクが抑制されている資産配分であること、
二つめは国民の年金を預る金融機関も分散投資の対象として、外国債券と外国株式に投資していることを知って頂くため、
三つ目は、プロ中のプロが運用していても、期待リターンを5%、6%とせずに2~3%としていることを読者の方に知って頂くためです。

また、四半期ごとの収益率でわかるように、1年の間でもこのように高低がありうることを知って頂けたらと考え、皆様に提示しています。

年金積立金管理運用独立法人の平成24年分は、2四半期だけですので平成23年のものを使用しています。

次回は、最もオーソドックスな対応で、収入を増やす施策として130万円の壁について述べさせていただきます。

私を含めて、”専門家の予測はサルにも劣る”とされています。
それだからこそ、様々な予想シナリオに対応できる分散投資が必要です、そして様々なセミナーに出て、多くの方の意見・見解を聞くことで知識を得る事も重要と思います。
私が所属する日本FP協会東京支部と東京証券取引所共催のセミナーを紹介します。

“くらしとおかねの講演会&パネルデスカッシヨン”~FPと考える “ライフプランと資産運用”を東京証券取引所内の東証ホールにて3月10日13時より開催致します、無料です。詳細は下記を参照下さい。
http://www.jafp.or.jp/tbb/pamphlet/public/913OGIPYP.pdf

☆セミナーやご相談は根拠の明示及び実証データをもとにご説明します。
お気軽にお問い合わせください。

★毎月資産運用・ライフプランのセミナーを開催しています。
ご参加をお待ちしています。
http://www.officemyfp.com/seminerannai.htm

文責
ファイナンシャル・プランナー:日本FP協会認定CFP(R)
宅地建物取引主任者 (東京)第188140号
ロングステイ財団登録ロングステイアドバイザー
独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー 
吉 野 充 巨
独立系顧問料制アドバイザーの紹介
http://profile.allabout.co.jp/w/c-64005/
http://mbp-tokyo.com/officemyfp/column/12298/
http://www.officemyfp.com/komonryouseiadviser.html

『このコラム又は回答は、投資判断の参考となります情報の提供を目的としたものであり、有価証券の取引その他の取引の勧誘を目的としたものではありません。
投資による損益はすべてご相談者及び読者ご自身に帰属いたします。
投資にあたりましては正規の目論見書、説明書等をご覧いただいたうえで、読者ご自身での最終的なご判断をお願いいたします。
本コラムは、信頼できると判断した情報に基づき筆者が作成していますが、その情報の正確性若しくは信頼性について保証するものではありません。』


この記事を書いたプロ

オフィス マイ エフ・ピー [ホームページ]

ファイナンシャルプランナー 吉野充巨

東京都中央区日本橋1-6-7 日本橋関谷ビル4F [地図]
TEL:03-6447-7831

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
サービス料金
150503オフィスマイエフピー

□ 初回面談時、30分は無料です。コンサルタントとしての吉野と、ご相談者のマッチング時間です。ご相談者が面談を継続されたのち下記の相談料が発生します。料...

サービス・商品

将来のの不安や心配事で悩んでいませんか?そのようなときこそ、お気軽にご相談ください。保険・投信・不動産の販売や仲介は行っていません。貴方のためのアドバイ...

 
このプロの紹介記事
ファイナンシャルプランナー・投資アドバイザー  吉野充巨さん

夢と希望に満ちたライフプランを実現する資産形成。FP&中立的な投資アドバイザー。(1/3)

 江戸時代から町人街、文化の中心地として栄え、現在でも日本を代表する商業の街である日本橋。この街に10年間事務所を構え、多くの人々の生涯の夢・目標を叶えているファイナンシャルプランナー(FP)が、吉野充巨さんです。投資助言・代理業に登録し、...

吉野充巨プロに相談してみよう!

朝日新聞 マイベストプロ

FP+堅実な投資助言で人生設計~資産形成までトータルサポート

会社名 : オフィス マイ エフ・ピー
住所 : 東京都中央区日本橋1-6-7 日本橋関谷ビル4F [地図]
TEL : 03-6447-7831

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

03-6447-7831

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

吉野充巨(よしのみちお)

オフィス マイ エフ・ピー

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
金融庁が金融機関に手数料の明示、行動原則等を求めています

11月25日の日経新聞朝刊に、投資商品の手数料明示 金融機関に行動原則 金融庁案、顧客本位へ7項目 という記事が...

[ 金融庁金融レポート ]

トランプ氏勝利後の株高・円安はどこまで続く?
イメージ

 株価概況 11月第4週世界の株価指数の多くは上昇に転じています。MSCIオールカントリー指数は1.38%の上...

[ 株価・国債利回り・商品価格週間騰落率 ]

平成27年事務年度版金融レポートに見る、個人投資家の正しい投資戦略
イメージ

金融レポートで金融庁は個人投資家に 長期 積み立て 分散投資 長期、積み立て、分散投資を薦めています...

[ 金融庁金融レポート ]

平成27年事務年度版金融レポートに見る、個人投資家に適さない金融商品 ファンドラップ
イメージ

 ファンドラップ 次いでファンドラップにもダメ出しをしています。こちらはシンプルに通常の投資信託とファ...

[ 金融庁金融レポート ]

平成27年事務年度版金融レポートに見る、個人投資家に適さない金融商品 貯蓄性保険商品
イメージ

金融レポートには、たとえば米国と日本の投資信託にかかる費用比較が出ています。 投資信託費用日米比較  ...

[ 金融庁金融レポート ]

コラム一覧を見る

コラムのテーマ一覧
すべて表示する
スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ