コラム

 公開日: 2013-01-11  最終更新日: 2014-06-08

金は最高値を更新したのか? 、インフレに強い商品?

本日2012年1月11日の日本経済新聞朝刊に、「金 最高値」の見出しで、東京工業品取引所の金先物価格が1年4カ月ぶりに、過去最高を更新したとの記事が掲載されています。そして、インフレヘッジの目的で買われているとのコメントも紹介されています。

また、同新聞のWEB版には金の小売値、32年4カ月ぶり高値 1グラム5067円の記事も見えます。

一方、WEBでの記事にある小売値が32年4ヶ月ぶりの5,067円高値と記載されていますから、過去はこの価格よりも高い時期があったことになります。その時期は、1980年です。
田中貴金属工業株式会社のHPには、ロンドンの金価格と田中貴金属工業の小売価格が掲載されています。年次の価格推移(1973年~2012年)が掲載されています。この表には、当該年度の最高値と最安値も表示されています。それによると、過去の小売価格が最高値を表示した年は、1980年で価格は最高値グラム6,495円でその年の最安値は3,645円、平均値は4,499円です。従ってこの年の6,495円以上が最高値と考えられます。

近々の高値は2011年のグラム4,745円ですから、32年掛けて漸く一昨年にそのレベルに戻ってきたことになります。その間に田中貴金属工業の小売値で、1999年の最安値はグラム917円、2000年にはグラム961円でした。そして、当時と現在の価格形成で最も異なる点として、当時は実種の動向により価格が決まり、現在は金の上場投資信託の動向(投資家の思惑)で決まる面があります。

従って、インフレを予想して購入することは、将来を十分に検討して実行されることをお考えください、
ただし、ハイパーインフレ等の超インフレの際、戦乱が起きた場合のリスク対応には、金は実物資産として価格がゼロになることはありませんので、金を所有する価値は高いものと考えています。リターン・リスクの関係からすると、本来の意味の標準偏差2(100年に一度)程度のレベルに入る出来事です。
なお、前回のハイパーインフレは、昭和20年~23年に発生し、それ前は幕末~明治初めにかけて発生しています。

私は、最終的な資産として少量の金を保有しています。
もし、ハイパーインフレや動乱・災害のリスク対応として購入されるのでしたら。その際には、金を売却して生活費に充当することになりますので、少量で売却できるコインや100グラムバーなどをお考えください(但しコストは高いものに為ります)
金価格の動向 トレンドは変わったのでは
http://mbp-tokyo.com/officemyfp/column/10761/

インフレに強いと言われる金も価格変動にさらされる-1&2
http://mbp-tokyo.com/officemyfp/column/8971/
http://mbp-tokyo.com/officemyfp/column/8972/

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文責
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独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー 
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