コラム

 公開日: 2012-08-29  最終更新日: 2014-07-31

企業規模、産業別、男女別にみる賃金格差の大きさにびっくり。

前回は学歴、性、年齢階級別に賃金の状況を紹介しました、今回は企業の規模別を紹介します。

図は企業の規模別で男女の賃金を見たものです。
大企業とは、1,000人以上の企業で、中企業は100人から999人の企業で、小企業は10人から99人の企業です。

企業規模別賃金

男性の場合20~24歳では殆ど差が有りませんが、大企業は上昇スピートが大きく、年齢が上がる毎に中・小企業と、賃金格差が大きくなります。
50~54歳のピークでは、中企業平均との差が年間で1,246.8K円、小企業平均とは2,194.8K円と格差が広がります。大企業のピークを100とした場合、中企業のピーク時賃金は約79.6%、小企業では約64.2%です。企業規模による格差の大きさがとても重く感じられます。

また、中企業と小企業では、格差の拡大幅は大企業よりも小さく、賃金のピーク時で年間様948Kで、比率では約80.6%になります。。

女性の場合には、男性とは異なり、入社から退職年齢までの賃金カーブは緩やかです。
大企業、中企業、小企業との格差は小さく、ピーク時で比較すると、大企業と中企業の差は584.4K円、小企業との差は916.8K円です。中企業と小企業の格差は332.4K円です。

賃金カーブを産業別に捉えたのが下図です。

産業別賃金

男性の場合、ピーク時賃金が最も高いのは、金融業保険業で、またピークに至る年齢も早く、45~49歳に賃金がピークとなります。その後は急激に低下しますが、次に賃金が高い教育。学習支援産業と賃金カーブがクロスするのは55~59歳の教育・支援産業のピークの年齢です。それ以外の産業とは、賃金カーブがクロスすることは有りませんので、全産業で最も高い賃金が得られる産業です。
ピーク時賃金で比較しますと。運輸・郵便業とは年間で4,175.8K縁の格差が有ります。率にすると約46.5%で約2分の1になります。

日本の期間産業である製造業では、50~54歳時にピークを迎えその平均賃金は405.3K円です。

ライフプラン作成の際に、ご主人の給与に関する賃金の増加は、各産業の賃金カーブを参照して将来の収入をご予定ください。
図に掲載している他の産業、建設業、情報通信業、卸売・小売業。学術研究専門・技術サービス業、生活関連サービス業、医療福祉産業、サービス業なども、年齢別賃金の表が掲載されています。
平成23年賃金構造基本統計調査資料のPDF
http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2011/dl/data.pdf

女性を産業別で見ますと、金融業・保険業と教育、学習支援業の賃金は高いのですが、金融業・保険業は35~39歳以降の上昇が緩やかで、教育、学習支援業のピークじの賃金差は年間で1,623.6K円にもなります。
特徴的なのは、製造業をはじめとする各産業で、初任給からの上昇がみられず極めて冷遇されていると思えるカーブになっています。
また、男性のピーク時賃金と比べると、金融業・保険業では約49%、教育、学習支援業では約82.%です。

グラフを見る限りでは、女性の労働力に期待しているとは思えない男女間の格差です。女性の部門長、CEOが大勢いる米国に比べ、産業の活性化が出来ないのも無理はないと思います。

face book ページ オフィス マイ エフ・ピーを開設しました。
http://www.facebook.com/#!/officemyfp

☆セミナーやご相談は根拠の明示及び実証データをもとにご説明します。
★毎月資産運用・ライフプランのセミナーを開催しています。
http://www.officemyfp.com/seminerannai.htm

文責
ファイナンシャル・プランナー:日本FP協会認定CFP(R)
宅地建物取引主任者 (東京)第188140号
ロングステイ財団登録ロングステイアドバイザー
独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー 
吉 野 充 巨
独立系顧問料制アドバイザーの紹介
http://profile.allabout.co.jp/w/c-64005/
http://mbp-tokyo.com/officemyfp/column/12298/
http://www.officemyfp.com/komonryouseiadviser.html

この記事を書いたプロ

オフィス マイ エフ・ピー [ホームページ]

ファイナンシャルプランナー 吉野充巨

東京都中央区日本橋1-6-7 日本橋関谷ビル4F [地図]
TEL:03-6447-7831

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
サービス料金
150503オフィスマイエフピー

□ 初回面談時、30分は無料です。コンサルタントとしての吉野と、ご相談者のマッチング時間です。ご相談者が面談を継続されたのち下記の相談料が発生します。料...

サービス・商品

将来のの不安や心配事で悩んでいませんか?そのようなときこそ、お気軽にご相談ください。保険・投信・不動産の販売や仲介は行っていません。貴方のためのアドバイ...

 
このプロの紹介記事
ファイナンシャルプランナー・投資アドバイザー  吉野充巨さん

夢と希望に満ちたライフプランを実現する資産形成。FP&中立的な投資アドバイザー。(1/3)

 江戸時代から町人街、文化の中心地として栄え、現在でも日本を代表する商業の街である日本橋。この街に10年間事務所を構え、多くの人々の生涯の夢・目標を叶えているファイナンシャルプランナー(FP)が、吉野充巨さんです。投資助言・代理業に登録し、...

吉野充巨プロに相談してみよう!

朝日新聞 マイベストプロ

FP+堅実な投資助言で人生設計~資産形成までトータルサポート

会社名 : オフィス マイ エフ・ピー
住所 : 東京都中央区日本橋1-6-7 日本橋関谷ビル4F [地図]
TEL : 03-6447-7831

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

03-6447-7831

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

吉野充巨(よしのみちお)

オフィス マイ エフ・ピー

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
金融庁が金融機関に手数料の明示、行動原則等を求めています

11月25日の日経新聞朝刊に、投資商品の手数料明示 金融機関に行動原則 金融庁案、顧客本位へ7項目 という記事が...

[ 金融庁金融レポート ]

トランプ氏勝利後の株高・円安はどこまで続く?
イメージ

 株価概況 11月第4週世界の株価指数の多くは上昇に転じています。MSCIオールカントリー指数は1.38%の上...

[ 株価・国債利回り・商品価格週間騰落率 ]

平成27年事務年度版金融レポートに見る、個人投資家の正しい投資戦略
イメージ

金融レポートで金融庁は個人投資家に 長期 積み立て 分散投資 長期、積み立て、分散投資を薦めています...

[ 金融庁金融レポート ]

平成27年事務年度版金融レポートに見る、個人投資家に適さない金融商品 ファンドラップ
イメージ

 ファンドラップ 次いでファンドラップにもダメ出しをしています。こちらはシンプルに通常の投資信託とファ...

[ 金融庁金融レポート ]

平成27年事務年度版金融レポートに見る、個人投資家に適さない金融商品 貯蓄性保険商品
イメージ

金融レポートには、たとえば米国と日本の投資信託にかかる費用比較が出ています。 投資信託費用日米比較  ...

[ 金融庁金融レポート ]

コラム一覧を見る

コラムのテーマ一覧
すべて表示する
スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ