コラム

 公開日: 2012-06-26  最終更新日: 2014-07-31

住宅前の道路は原則幅員4m、セットバックと接道義務について。

昨日は、防火地域に関する制限を紹介しました。本日は住宅を建てる際に必要な道路に関する制限について述べます。何気なく使用している道路には、建築基準法上の各種定義が付いています。また、道路という概念は幅員4メートル以上の道とお考えください。

法の42条1項で定められている道路は5種類あります。これらの道路の幅院は原則4メートル以上です。
1.道路法による道路があります。国道、都道府県道、市区町村道で、公道です。
2.都市計画法、土地区画整理法、旧住宅造成事業に関する法、新都市基盤整備法、都市再開発法、大都市法による道路があります。これらは公道です。
3.建築基準法が施行された(昭和25年)際、現に存在する道、または都市計画区域に指定された際に既に存在する道。公道と私道があります。
4.都市計画法、道路法、土地区画整理法、都市再開発法などで2年以内に道路を造る事業が予定され、かつ特定行政庁が指定したもの。
5.1~4以外の私道でかつ一定の基準に適合するもので特定行政庁からその道路の位置指定を受けた私道があります。

その他に、関連する規定として、特定行政庁がその地方の気候若しくは風土の特殊性、又は、土地の形状により必要と認めて都市計画地方審議会の議を経て指定する区域は内に置いては6メートル以上となります。

最も解りやすい例は雪の深い北海道や豪雪地帯をお考えください、これら地域には、この規定により6メートルとされる道路があります。
冬の雪道を走っているときに、道の両側にポールが立っていて、そのポールに幅員を示す赤い下向きの矢印があります。この標識を必要とする道路等です。
なお、道路幅4メートル以上と6メートル以上についてはその他の注が付いているのですが、長文に成
りますので省きます。

上記が幅員4メートル以上あるものですが、、それ以下の住宅密集地などの狭い道路の規定があります。42条2項で、3.の昭和25年に建築基準法が既に存在していた道です。この場合で、すでに建築物が立ち並んでいるもので特定行政庁が指定したものは、道路中心線から2メートルが道路と見做されます。この道路は公道と私道が存在しています。

この42条2項に該当する道路は道の中心線から水平距離2メートルの線が、道路の境界線と見做されます。道路の片側が川等の場合は、反対側から4メートルの線が道路の境界線と見做されます。このことを「セットバック」と言います。

セットバック部分は道路と見做されていますから、建物の建築、塀の築造が認められません。そして、建ぺい率や、容積率の計算上、敷地面積にも算入されません。

もし、面する道路が狭いとお感じに為る中古住宅や土地を購入される際には、必ずメジャーで道路の幅を測ることをお薦めします。中古住宅の場合には、壊して新しい建物を建てる際にはそれだけ狭くなりますし、土地を購入する際にはセットバック分が価格に含まれないよう交渉ください。

道路の建築物の関係では、接道義務義務があります。
建築物の敷地が道路に通じていないとも災害があった際に避難できません。消火活動にも支障をひきおこします。これを予防する為、都市計画区域、準都市計画区域内の建築物の敷地は、前述した規定される建築基準法上の道路(除く自動車専用道路)に、原則として2メートル以上接していなければ建物を建てられません。但し、建築物の周囲に広い空き地があり、安全上支障が無い時は、接道義務は適用されません。

旗竿値

図に示す、Bの土地です。この土地を形を模して、「旗竿地」と言います。もし、Aの土地を保有している方と懇意であれば、接道が2メートルになる様、50センチを少し超える分を、譲ってい頂けるよう交渉してみましょう。売買価格は通常の価格よりも高くなっても、敷地全体の価値が上がりますから、お得な買い物になります。

また、相続の際にAの土地が売りだされたら、購入をお薦めします。そして、縦長の土地になりますが、接道路面を確保した形で、2分して販売することもできます。

face book ページ オフィス マイ エフ・ピーを開設しました。
宜しければ、こちらのページでお楽しみください。
http://www.facebook.com/#!/officemyfp

☆セミナーやご相談は根拠の明示及び実証データをもとにご説明します。
お気軽にお問い合わせください。

★毎月資産運用・ライフプランのセミナーを開催しています。
宜しければご参加ください
http://www.officemyfp.com/seminerannai.htm

文責
ファイナンシャル・プランナー:日本FP協会認定CFP(R)
宅地建物取引主任者 (東京)第188140号
ロングステイ財団登録ロングステイアドバイザー
独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー 
吉 野 充 巨
独立系顧問料制アドバイザーの紹介
http://profile.allabout.co.jp/w/c-64005/
http://mbp-tokyo.com/officemyfp/column/12298/
http://www.officemyfp.com/komonryouseiadviser.html

この記事を書いたプロ

オフィス マイ エフ・ピー [ホームページ]

ファイナンシャルプランナー 吉野充巨

東京都中央区日本橋1-6-7 日本橋関谷ビル4F [地図]
TEL:03-6447-7831

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
サービス料金
150503オフィスマイエフピー

□ 初回面談時、30分は無料です。コンサルタントとしての吉野と、ご相談者のマッチング時間です。ご相談者が面談を継続されたのち下記の相談料が発生します。料...

サービス・商品

将来のの不安や心配事で悩んでいませんか?そのようなときこそ、お気軽にご相談ください。保険・投信・不動産の販売や仲介は行っていません。貴方のためのアドバイ...

 
このプロの紹介記事
ファイナンシャルプランナー・投資アドバイザー  吉野充巨さん

夢と希望に満ちたライフプランを実現する資産形成。FP&中立的な投資アドバイザー。(1/3)

 江戸時代から町人街、文化の中心地として栄え、現在でも日本を代表する商業の街である日本橋。この街に10年間事務所を構え、多くの人々の生涯の夢・目標を叶えているファイナンシャルプランナー(FP)が、吉野充巨さんです。投資助言・代理業に登録し、...

吉野充巨プロに相談してみよう!

朝日新聞 マイベストプロ

FP+堅実な投資助言で人生設計~資産形成までトータルサポート

会社名 : オフィス マイ エフ・ピー
住所 : 東京都中央区日本橋1-6-7 日本橋関谷ビル4F [地図]
TEL : 03-6447-7831

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

03-6447-7831

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

吉野充巨(よしのみちお)

オフィス マイ エフ・ピー

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
金融庁が金融機関に手数料の明示、行動原則等を求めています

11月25日の日経新聞朝刊に、投資商品の手数料明示 金融機関に行動原則 金融庁案、顧客本位へ7項目 という記事が...

[ 金融庁金融レポート ]

トランプ氏勝利後の株高・円安はどこまで続く?
イメージ

 株価概況 11月第4週世界の株価指数の多くは上昇に転じています。MSCIオールカントリー指数は1.38%の上...

[ 株価・国債利回り・商品価格週間騰落率 ]

平成27年事務年度版金融レポートに見る、個人投資家の正しい投資戦略
イメージ

金融レポートで金融庁は個人投資家に 長期 積み立て 分散投資 長期、積み立て、分散投資を薦めています...

[ 金融庁金融レポート ]

平成27年事務年度版金融レポートに見る、個人投資家に適さない金融商品 ファンドラップ
イメージ

 ファンドラップ 次いでファンドラップにもダメ出しをしています。こちらはシンプルに通常の投資信託とファ...

[ 金融庁金融レポート ]

平成27年事務年度版金融レポートに見る、個人投資家に適さない金融商品 貯蓄性保険商品
イメージ

金融レポートには、たとえば米国と日本の投資信託にかかる費用比較が出ています。 投資信託費用日米比較  ...

[ 金融庁金融レポート ]

コラム一覧を見る

コラムのテーマ一覧
すべて表示する
スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ