コラム

 公開日: 2010-12-07  最終更新日: 2014-07-31

金融商品の購入ではリスクの確認を致しましょう


前回のコラムで、リスクの無い商品と国内債券という低リスクの確実性資産の運用をご紹介しました。今回は、投資とは切っても切れない「リスク」と「リターン」の関係を説明します。

☆リスクについて再度確認ください

一般的には「リスク」とは危機を指します。例えば、火事に合う、怪我をする、飛行機が墜落する、クーデターが起き帰国できない・内戦に遭遇する等々、がリスクのイメージになります。

一方、投資で使用する「リスクとは」とは、将来の不確実性、価格の変動の幅などを指します。例えば、ある商品の価格が現在よりもプラスに振れる、マイナスに振れる際のプラスの最高値とマイナスの最高値の間の幅のことです。

既にご承知のことと存じますが、資産運用をお始めになる前に、全ての金融商品には様々なリスクがあり、それらのリスクを正しく認識して、売買に臨まれるようお勧めします。

再度、下記の主要なリスクをご確認、思い出しください。

信用リスク
株式や債券など、国や企業が破綻した場合に、投資した資金が戻ってこなかったり、減額されるかもしれないことを指します。
企業の倒産(ex.マイカル、ダイエー、エンロンなど)。アルゼンチンのデフォルトなど

価格変動リスク
株式や償還前の債券など、需要と供給によって価格が変動するものにあるリスクで、価格が上下することで投資した資金が増減します。

為替変動リスク
外貨預金や外国債券・株式などに生じるもので、為替の変動により、投資した資金の増減があります。
Ex.円安と円高で手元に戻る円貨が変わります。

金利変動リスク
変動金利の商品では、将来の適用金利が予測できない点。
固定金利商品では、金利上昇でも高金利の恩恵に与れません。
Ex.定期預金5年ものが現在0.10%で、3年後に預けると1.5%になった場合など

流動性リスク
お金が必要なときに、すぐに換金できない可能性を指します。
小型株で流通量が少ない場合に、売買が当日に成立しない場合があります。
また新興国の債券も売却に時間が掛かる、売却できない場合があります。
サブプライム問題発生時にも、証券化商品に買い手がつかず、結果暴落したこと事は記憶に新しいところです。

マーケット(市場)リスク
株式なら株式市場、債券なら債券市場など、夫々の市場k成熟度、公正度、変動の大きさなどの影響を受けることを指します。このリスクはゼロにはなりません。

カントリーリスク
投資した国や地域が持つ不安定度です。その国や地域の政治・経済・社会情勢の不安定化や混乱などで投資した資金の全て、又は一部が回収できないことを指します。戦争や内乱、経済危機の予見はリスク度が高です

これらのリスクは、証券を購入差する際に当該商品の目論見書等に記載されています。必ずそれらをお読みになり、わからない個所は、販売員、販売窓口に分かるまでお尋ねください。

納得できない場合には、買わないことがベストです。買わなければ損はしません

もし、販売員の説明に納得がいかない場合には、商品を販売しないアドバイスオンリーの私がご相談に与ります。

なお、これらリスクを低くするには、投資対象の分散が必要です。株式であれば、1銘柄よりも2銘柄、3銘柄より5銘柄など、業種が異なる銘柄を増やすことでリスクが低下します。

ただし、株式市場が持つ、リスクは減少できません。このリスクを低下させるには、債券を購入するなど、資産の分散が必要になります。

文責
ファイナンシャル・プランナー
&投資アドバイザー 吉 野 充 巨

『このコラム又は回答は、投資判断の参考となります情報の提供を目的としたものであり、有価証券の取引その他の取引の勧誘を目的としたものではありません。
投資による損益はすべてご相談者及び読者ご自身に帰属いたします。
投資にあたりましては正規の目論見書、説明書等をご覧いただいたうえで、読者ご自身での最終的なご判断をお願いいたします。
本コラムは、信頼できると判断した情報に基づき筆者が作成していますが、その情報の正確性若しくは信頼性について保証するものではありません。』

この記事を書いたプロ

オフィス マイ エフ・ピー [ホームページ]

ファイナンシャルプランナー 吉野充巨

東京都中央区日本橋1-6-7 日本橋関谷ビル4F [地図]
TEL:03-6447-7831

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