コラム

 公開日: 2010-12-06  最終更新日: 2014-07-23

リスクなしの単利商品の一つに日本国債があります。


リスクの無い商品として頭に浮かぶものは、日本国債では無いでしょうか。ひとつ誤解があります。通常の利付国債は、確かに償還時まで保有すれば、額面金額≒元本が償還されます。但し、債券は日々取引されていて、価格が変動しています。従って、発行後の既発国債は額面より安く買えることもある半面、途中で売却すると元本割れが起きることもあります。
そして、金利が変動すると償還前の国債価格も大きな変動が生じます。金利が上がれば、価格が下がりますし、金利が下がれば価格は上がる関係にあります。このことは社債などの全ての債券に当てはまります。従って国債や社債を購入した場合、元本割れというリスクがあることをご認識ください。また、日本国や社債の発行体が、利子の支払いや償還が出来なくなる、信用リスクもありますが、現時点では日本国債はリスクフリー(確実に償還される)として扱われています。

ただし、個人向け国債は、途中で解約しても元本保証されている、とてもお得な債券として設計されています。
個人向け国債10年変動は、発行後1年経過後、中途換金が可能で、国が額面金額で買い取ります。直前2回分の利子相当額は差し引かれますが、受け取った利子分が引かれるだけですから、元本が少なくなるわけではありません。
個人向け国債5年固定も、発行から2年経過後、中途換金が可能で、国が額面価格で買い取ります。10年変動とは異なり直前4回分の利子相当額が差し引かれます。
同じように個人向け国債3年固定も2回分の利子相当が差し引かれて受け取ります。

現在、以前に比べ金利が低くなり、人気がありませんが、普通預金に預けるよりは、有利です。前回発行時の各国債の利回りは、10年変動0.25%、固定5年 0.23%、3年固定で0.11%です。また、預金保険制度と異なり、1,000万円とその利子までという保証限度もありませんので、一考に値すると考えています。また、低金利ではという方は、今少し待ち金利上昇局面で10年変動の購入をご検討下さい。

文責
ファイナンシャル・プランナー
投資アドバイザー 吉 野 充 巨

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