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コラム
2012-02-22
各指数に連動した海外ETFの年間収益率実例
昨日は、GDPに観る期待リターンの適正レベルを探りました。別な観点で、実際例で年間収益率をご紹介します。
私は1999年から資産運用をはじめ、以降の投資データを保有しています。その中から、指数に連動するファンドの年間収益率を皆様の期待リターン目標を算定する為の参考としてご紹介します。
皆様に提供しているマイファンドレポートは、2007年2月26日に最高の収益率を記録しています。その時点での各銘柄とマイファンドの年間収益率と、昨日2012年2月20日現在の年間収益率を紹介します。
まず、ETFでどの程度のリターンが得られているのかを紹介します。
殆どのETFは残念ながら配当金の再投資ができません。従ってキャピタル・ゲイン(値上がり益)で年間収益率を算出したものです。他に、外国株式・債券のETFがありますが、期間が短い、円貨換算でのデータがない等の理由から、下記の3点をご紹介します。
1.NYダウに連動するETFを2004年9月21日に購入しています。
2007年2月26日のデータでは、収益率は13.6%に達しました(配当含まず)。
2012年2月21日のデータでは、その年間収益率は-1.3%に下落しています。
2007年は購入から2年5ヶ月の成績、2012年は7年5ヶ月が経過しています。長期で保有する場合でも、年間収益率が向上する訳ではありません。この銘柄の場合、ドル建ての株価は25.8%上昇していますが損失は為替の円高によるものです。
2.同じくナスダック100連動のETFも同日に購入しています、こちらは、2007年同日で年間収益率は14.6%、2012年同日では年間収益率は3.3%です。株価の米ドル建ての上昇率は約75.2%で、この銘柄は円高を乗り越えて成果がでました。
おなじ、米国の代表的な指数に投資していますが、円換算込みで結果は大きく異なります。そして、期待リターンのGPIFが目標としている外国株式の期待リターン5%に対しても、届いていません。
3.次にご紹介するのは、中国株のケースです。中国株の内香港市場に上場してているH株の指数ハンセンH株指数に連動するETFもまた、同時期に購入しています。2004年からもGDPは10%以上伸長し、リーマンショック後も8%~9%伸びています。
この銘柄の場合、円換算での成果は2007年2月26日時点で、年間収益率41.5%を挙げていました。さすがに躍進著しいものでしたが、2012年2月21日現在は、年間収益率は8.1%まで低下しています。
ちなみに、株価としては約146.3%の上昇で購入価格に対して倍以上の株価に為っています(2007年には3倍近くまで上昇しました)
私のデータから述べたい事柄は、長期的なリターン目標を設定するには、7%以上など、高い収益率を目指すのではなく、GDPの成長率からコストを引いた程度で設定るすのが、無理の無い期待リターンと考えています。
もし、コストの影響を考えないで、期待リターンを設定する場合には我々の国民年金や厚生年金を運用するGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の過去に公表していたリターンとリスクをご紹介しています。
セミナーやご相談は根拠の明示と実証データでお話しています。
毎月、資産運用・ライフプランのセミナーを開催しています。
http://www.officemyfp.com/seminerannai.htm
文責
ファイナンシャル・プランナー
独立系顧問料制アドバイザー 吉 野 充 巨
『このコラム又は回答は、投資判断の参考となります情報の提供を目的としたものであり、有価証券の取引その他の取引の勧誘を目的としたものではありません。
投資による損益はすべてご相談者及び読者ご自身に帰属いたします。
投資にあたりましては正規の目論見書、説明書等をご覧いただいたうえで、読者ご自身での最終的なご判断をお願いいたします。
本コラムは、信頼できると判断した情報に基づき筆者が作成していますが、その情報の正確性若しくは信頼性について保証するものではありません。』
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