コラム

 公開日: 2012-02-11  最終更新日: 2014-07-31

国債及び借入金並びに政府債務残高現在残高1000兆円超について

2月10日に財務省から、国債・借入金・政府保証債務の平成23年末残高の発表がありました。
普通国債662兆円、財政投融資債、借入金、政府短期証券の合計は958.6兆円で、これに政府保証債務を合わせると1,002.6兆円で、史上初めて1,000兆円を超えました。






財務省国債及び借入金等のページ
http://www.mof.go.jp/jgbs/reference/gbb/2312.html

日本の人口が1億3,000万人ですので、赤ちゃんを含めた日本人一人当たり、約771万円の借金を負った事に為ります。

同時に今回の発表には「国債及び借入金並びに政府保証債務現在高」に関する補足説明が掲載され、23年度末の見込額と平成24年度末見込みが掲載されました。
http://www.mof.go.jp/jgbs/reference/gbb/2312hosoku.pdf



23年末には985.4兆円+政府保証債務額で、政府保証債務を除いて3ヶ月で26.8兆円の増加、24年度末には23年度末に比べ100.1兆円増えます。現在より約1割の増加です。このペースで増加すると、10年を経たずに、2,000兆円を超える借金に為ります。

一方、平成22年11月の国有財産は、101.1兆円しかありませんので、バランスシート上では、差し引き901.5兆円の債務超過に為ります。
国有財産の現在額
http://www.mof.go.jp/national_property/kokuyuzaisan-genzaigaku.pdf

国の借金を全てゼロ(過去にはその様な時代がありました)にするには、GDP約500兆円の約1.8倍の税が必要に為ります。
なお、大雑把に纏めた数字で表現すると、現在国の予算は税収が半分以下、あとは借金で賄っている状態です。ギリシャ以上の放漫経営です。
景気が回復し、税収が増えるだけでは、返せる額ではありません。
過去最高の税収は60兆円で、その額を以ても40兆円が足りません。

従いまして、国の財破綻を避けるには
1.歳入を増やすには、下記の2点です
(ア)税率を上げる
(イ)日本経済の量を増加させる(GDPの拡大)
2.歳出を削減するには
(ア)社会保障費を削減する
(イ)使途を効率化する
以上4点の施策をバランスを取りながら行う必要があります。
私の様に非才でもトータルの改善が必要だということは解るのですから、現在の様な一部適応菜施策は止めて、全体を見据えた改革なら、国民の支持は得られると思います。
消費税は嫌だ、年金は下げるな、保証をもっと欲しい、というような考え方の方は少ないと考えています。

このような状態ですので、個人の家計も将来の財政破綻に備える施策が必要と考えています。家計の備えも、
1.収入-支出+運用益=貯蓄(資産の形成)
2.資産-負債=純資産
の式に沿って、スリム化と改善をお進めください。

ご相談やセミナーは根拠の明示と実証データでお話しています。

毎月、資産運用・ライフプランのセミナーを開催しています。
http://www.officemyfp.com/seminerannai.htm

文責
ファイナンシャル・プランナー
独立系顧問料制アドバイザー 吉 野 充 巨

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