コラム

 公開日: 2012-02-06  最終更新日: 2014-07-23

伊藤元重氏&松本大氏対談『日本市場の未来と投資妙味』について【マネックス証券お客様感謝2012】

一昨日(2012年2月4日)、後楽園ドームシティーホールで開催された、マネックス証券のお客様感謝Day2012に参加しました。今回は開始から閉会までの約4時間を、学びに使いました。その全てをご紹介するのは、非才の私には無理ですが、私が聞き取りして自分なりに重要と思うことについてご紹介いたします。
正確にお伝えしようとは思いますが、録音では無く資料も無い聞き取りですので、もし間違っていた場合にはお詫び申し上げます。

当日は東京大学大学院 経済学研究科 教授 伊藤元重氏とマネックス証券 代表取締役CEOの松本 大氏が『日本市場の未来と投資妙味』という対談がありました。
文中、伊藤氏のお話は(伊)、松本氏は(松)として記載します。

松本氏からの質問は、悲観論とヨーロッパから始まりました。
伊藤氏の答えは
悲観論の本が沢山並んでいるが、著者の営業上のトークです。今の展望は幅広く見て下さい。明るくても暗くても。

(松)ブレ幅は大きいか?
(伊) ギリシャのユーロ脱退は無いと思うが、可能性が無いわけではない。ユーロは欧州
のダウンサイジングを反映している。

(松) EU、ユーロは欧州の政治の問題
(伊) パッチワークでは根本的な問題は解決しない。
   ⇒欧州の統合は長い時間が掛る
  ユーロを作った最大の受益者はドイツ、大きな意思としては財政統合まで行くのでは。
  マーケットの動きは
   今の欧州はリーマンショックと同じ構造
  「大いなる安定」=ベルリンの壁崩壊以降も成長が成長を支えていた。
   東欧と南欧へ発展
2~3年は欧州の日本化としていくだろう。
(伊) シカゴの連銀のトップと話をした
   財政政策でできる事は少ない
   ⇒じっと経済の回復を待つしかない
   アトランタで
企業の中でCash Richの企業はある。
⇒良い話と悪い話があるが、良い話が多くなっている。

(松) ダボスで「貯蓄を増やさなければならない」という話を聞いて
   ⇒米欧の人達、投資が心配かな、と思う
(伊) リーマンショックの反省は「消費しすぎた」
   消費は落ちて貯蓄は適正に
   オバマ大統領は5年で輸出を倍増させる
    貯蓄をする+輸出を増やす でサスティナビリティが維持される
  
  本来は、中国が内需型に変化するか新興国の消費が拡大して[先進国の貯蓄した]投資が入る。
アメリカは高いドルよりも安いドルを望んでいる。
欧米(貯蓄)から中国にお金が流れるように為る
中国は新興国でクラッシュをリスクとして抱えている。日本もかつては抱えていた。
長いトレンド見れば、新興国は資金を得て成長する。

(伊) 収束理論 Convergence theory
   1970年までは途上国は世界経済に関わっていなかった。

(松) ハーバート大学のクリスチャンセンはディスクラクションについて
(伊) トヨタの成長はカローラからフルラインへ
   シアーズの例 イノベーションはあらゆる事をしていね
   ウォルマートは何もやらない
     安い商品(品質が良ければ)が売れる。
   
(松) サムソン 韓国眼中国が強いのは、結局人件費が安い。
(伊) 円が安くすることが良いことかは、良く見なければ為らない。
   現在の円レートは(実効為替レート)は適正レベル
   1995年1ドル80円 アメリカのインフレで同じ品物が現在は4割上がっている
日本はデフレだったので、理論上は現在は1ドル57円
   
(松) 消費税の影響は?
(伊) 野田首相
総理大臣を長くやるつもりは無い
国民の中で割れる問題
 TPPや消費税
少数与党だと言っている。
⇒ 国民に判断を委ねる。
⇒消費税を経済学者の95%は賛成

(松)  消費税はどの位
(伊藤) 医療・年金を消費税で賄えば35%の試算がある。
    日本人が長生きすれば、生涯年金額は増える
    2026年団塊世代の最後が75歳を超える

(松) 消費税を上げた影響は?
(伊) 当面は駆け込み需要があるので経済が良くなる

(松) ストーリーを掛けて行えば
   電力の問題が心配。不安定が続くと
(伊) 電力問題の座長になった
   長い目で見ると日本の電力は特異な姿。総括料金システム。
   今、世界は広域・分散システムシステムへ変化している
   ⇒日本もその方向に進む。すぐに短絡はしない、送・発電分離等
    LNGの10%はサハリンから来ている。ガスを液状化すると30倍のコスト。
    直接パイプラインで持ってくれば、または電気で送れば・・・

(松) TPPの影響は
(伊) 世界はETP等が200位ある
   21世紀はグローバル化は様々な二国間・複数でやって行かなければ進まない。
   経済連携と自由貿易
     中国 アメリカ
      ↓  ↑
インド ← アセアン →日本
       ↓
     オーストラリア
  
    TPPを米国が進めていく⇒日中韓の連携も進む
※アジアの連携協定が日本経済活性化につながる
※製造業が海外に行く
※同じ業界で 
海外に出ていかない企業⇒衰退し、消えていく
海外に出ていく企業⇒雇用が増えている
産業構造の変革が必要

★グラビティの理論
アジアが大きく為ると日本も大きく為る

(松) 日本株はどうか
(伊) 日本の消費財に注目
   アジアが持っているグラビティをどう生かすか

(松) 日本の株を上げるには
(伊) ケース博士 非合理な加熱
   株価が高いと下がる
株価が低いと上がる
国債は持っても大丈夫 ∵デフレがまだ続くから
1.グローバルなソブリンリスク
2.資源価格が上がっている
3.電力の供給制約が出てきた
⇒物価と株価に注目

以上です。
国債の破綻はまだまだの様ですが、金利の上昇がリスクにに為ってきました。
何時、金利上昇が始まるかは注意点です。

日々少しでも研鑽に努め、お客様にお伝えしようと考えています。
セミナーやご相談は根拠の明示と実証データでお話しています。

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文責
ファイナンシャル・プランナー
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