コラム

 公開日: 2012-02-05  最終更新日: 2014-07-23

榊原英資氏【新春マーケット展望】について【マネックス証券お客様感謝Day2012より】

昨日(2012年2月4日)、後楽園ドームシティーホールで開催された、マネックス証券のお客様感謝Day2012に参加しました。今回は開始から閉会までの約4時間を、学びに使いました。その全てをご紹介するのは、非才の私には無理ですが、私が聞き取りして自分なりに思うことについてご紹介いたします。
正確にお伝えしようとは思いますが、録音では無く資料も無い聞き取りですので、もし間違っていた場合にはお詫び申し上げます。

最初の講師は、青山学院大学教授の榊原 英資氏で『新春マーケット展望』と題して講演されました。丁度一週間前同氏の講演を横浜でお伺いしました。内容については前回と重複することも多かったのですが、二回の学びで確認できたこと、そして今回のお話の中で新しく得たものなど、実りある1時間でした。
★多くの経済アナリスト等が今年末に円安を予想している。
理由は、消費税法案が通らない可能性が大きい、民主党内でも鳩山氏、小沢氏が反対している。それにより、マーケットが財政悪化の懸念で国債が暴落する。貿易赤字との双子の赤字に敏感になる

★榊原氏はそうは見ていません。
為替レートは相対的なもの。

★欧州の危機は小康を保っているが、ポルトガル国債は金利が17%を超えている。スペイン国債も7%超。ギリシャは事実上破綻⇒ギリシャ国債の70%カットヘアーを要求している
⇒ヨーロッパ危機は深まっている。
格付け機関の格付けでフランス等は格下げ、ドイツでも国債の入札割れが起きた。
じわじわと危機が深まっている⇒1ユーロ80円台もあり得る。

★米国の状況は
昨日の発表で、非農業部門の雇用が243,000人増。12月の雇用状況は市場予測より良化。失業率も8.5%から8.3%に低下。
アメリカの景気回復は順調。
過去の好調時にGDPは100兆円増えていた。年3~4%伸長であったが
1995年から2007年の間に、株価、住宅価格は3倍に上昇し明らかにバブルの様相
2008年まで低所得者向けのサブプライムローンを借りられた。
その後、大手金融機関のCDOが焦げ付き、保険会社のCDSはデフォルト
⇒米国の金融が破綻
大手投資銀行5社の内3つが潰れ、残る2社(コールドマンサックス、モルガンスタンレー)も変質して継続が可能となった。

★今後は欧米が中心からアジアが中心に変化する
中国のGDPは10%の成長を続け、2026年には世界一になると予測している説もある。
インドのそれも年7%成長を続け、米手国の次3位になり、4位は日本。
中長期的にはインドが中国の成長率を抜く。
中国は今後一人っ子政策の影響で人口の減少が続き、インドは人口が増加。
チャイニーズ アズ ナンバーワンからインド アズ ナンバーワンへ

★東アジアの状況は
中国・韓国・台湾・アセアン諸国+日本が一つの経済圏を成している。
EUとは異なり、制度はチェンマイ・アグリーメントが一つあるだけだが、
実は中国・日本は経済が一体化している。
既に東アジアの域内貿易率は60%。ヨーロッパの65%に近い率
日本の多くの企業はユニクロ化現象
アジアの制度統合は困難だけれども、経済の一体化の後戻りはできない。
現在の日本の輸出の対中国は20%を超えた、米国向けは15%。

★円安予想は無理⇒アジア通貨が対ドル、対ユーロで切りあがっていく。
世界経済はアジアに移っている。その中で円高傾向と続く。
1980年代の円高は1ドル250円から79円になり、3分の1になった。当時はアメリカが強いドルを欲し、日本は円安にしたかったので協調が成立し95年8月80円が9月には100円に戻せた。
現在は、アメリカ経済はドル安容認。ユーロ圏もユーロ安を容認している中で、単独介入しても効果は無い。

★榊原氏は、円高が緩やかに進むとみている・
円が上がることは世界の中で価値が上がること。
企業は円高の世界で動きやすい。
⇒成長率の高い国で売る
Ex.位などの電化製品の70%はサムソンとLGで占めている。
中国・インドで輸出を伸ばしていく←価格設定は安い・品質ある程度
Ex.インドのナノ自動車は25万円
 ※円高を利用してグローバライズしていく

★相対的にみれば、
ヨーロッパは経済が悪いトレンドはユーロ安

アメリカ、ドル高には為らないだろう、今のところは順調
リーマンショックで金融システムが崩壊した。

★日本
悲観論が多いが成長率に拘らない。
日本は少子化により人口が減少。
日本経済は過去3~4%成長を目指したが、今後は1~2%で良いと考えよう。

★成熟経済社会の日本
環境・安全・健康な日本
日本の国土の65%は森、雨はヨーロッパの3倍、森と水の国
日本周辺の海は世界で最も豊かな海、3600種類の魚が居る

安全は、日本は明治まで過去3回しか対外戦争をしていない。国内では現行の1回。
異民族に征服されたとは無い
平安と江戸時代の630年間は区内での内乱も無かった国
女性が深夜六本木で遊んでいても安心な世界一の安全。

健康は平均寿命世界一
肥満率は韓国とともに3%と低い。米国は30%>
食べ物は世界中で一番
すし、日本料理、日本の食材が世界中でブーム。
築地の市場には多種多様な食材がある 欧米のシェフが驚きの世界。
活き〆の技術は日本のもの⇒これが無いと魚はすぐに腐る
⇒豊かな食文化

★日本の再評価が始まっている
クーグルの反省 失われた90年代で有っても、今のヨーロッパよりも良かった
金融システムは強固に構築されている
アメリカ人が謝りたいと言っている。

★円高はしばらく続く
基本的にはドルは70円、ユーロは90円
グローバリゼーションをすれば株価も上がっていく。
⇒グローバリぜーションをネイション・ステイトメントとして国際化を定着させる

★日本は成熟国家として良い国
我々が自信を持って世界に発信してする
海外生産を拡大していく⇒日本国内の生産も上がっていく(企業データでそれが確認されている)
「投資もグローバルに」で締めくくっていらっしゃいました。

以上です。

榊原英資氏【為替が解れば世界経済が解る】について【楽天証券新春講演会より】
http://mbp-tokyo.com/officemyfp/column/14254/

前回とほぼ同じ内容ですが、私も日本の実力を正しく評価しなければ為らないと思っています。何時までもメディア・報道自虐的な記事ばかりで溢れている日本を変えなければ、良く為らないのでは。
かつて、ソビエトよりも社会主義国といわれた日本は維持できません。グローバルな中にとびこむ活力を取り戻したいと思っています。


日々少しでも研鑽に努め、お客様にお伝えしようと考えています。
セミナーやご相談は根拠の明示と実証データでお話しています。

毎月、資産運用・ライフプランのセミナーを開催しています。
http://www.officemyfp.com/seminerannai.htm

文責
ファイナンシャル・プランナー
独立系顧問料制アドバイザー 吉 野 充 巨

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