コラム

 公開日: 2012-01-18  最終更新日: 2014-07-22

ユーロ安の今、何を購入すれば良いのか

米格付け会社スタンダード・プアーズのユーロ圏国債格付けの格付け見直しによる影響で、通貨ユーロは円や米ドルに対して大きく根を下げています。また、世界的には株価への影響も大きく、このような時期ですので、運用に関するご相談が続いています。

今朝の日本経済新聞屋面には、とぉせの基準では、トリプルA格の国債は14に減少した記事が掲載されています。現時点でトリプルAを保つのは
ユーロ圏では、ドイツ、オランダ、フィンランド、ルクセンブルクの4ヶ国に為りました。
その他の欧州は、英国、スイス、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、リヒテンシュタイン、
アジア・オセアニアではオーストラリア、シンガポール、香港、北米はカナダです。
ただ、国債の発行額が少ない国もありますので、現実に日本の一般投資家が購入するのは、ドイツ、英国、オーストラリア、カナダの国債が対象に為るのでは思います。

ところで、円高と言われていますが、対ユーロ、対米ドルとの為替レートは購買力平価説で説明すると円高ではなく適正なレベルと考えています。ユーロは過去が過大評価でしたから、現在のレベルは、実力よりも若干低いレベルと考えています。私がユーロももはを購入した2000年の際には、98円で、当時は1ユーロ≒1ドル≒100円が各国の通貨のベースと考えられたと記憶しています。そこからすると、現差米のユーロと米ドルの関係は、まだまだ高いのかも知れません。

購買力平価説とは、概ね、世界で同一品質の商品は、どこで購入しても同じ価格というもので、ある品物がアメリカで4.07ドル、日本で320円であれば1ドルは78.62円が適正というものです。このある品物とはビッグマックです。同じように図ると2011年7月28日でユーロは93.02円でした。
詳しくは下記にてご確認ください。
http://mbp-tokyo.com/officemyfp/column/9027/

現況、一層の円高もあり得ることを念頭に置いて、外貨商品をご選択ください。

その様な状況の中でこれから外国債券に投資をお考えの際には、外貨MMFで通貨分散を図られることもお考えください。外貨MMFは当該国の短期金融商品に投資している投資信託で、導入以来現在まで当該通貨での元本割れがありませんでした。対象通貨の分散としてはSDRの対象である円、ドル、ユーロとポンド、それに加えて資源国であるカナダドルと豪ドルまでかと考えています。

それ以外の新興国の場合や金利の高い通貨のMMFが儲かるとは限りません。この場合には金利平価説という原則があり、金利の差は将来為替で調整されるというものです。各国の通貨を比較するには、実質金利という考え方をご採用ください。

実質金利=名目金利-予想インフレ率で、金利が高い国は概ねインフレ率も高いので実質金利は名目金利に対して下がります。実質金利で比較すると、日本とスイスは金利が高いために、投資マネーが流入している要因の一つです。

現在、投資マネーは安全資産とされている、日本国債、米国国債そしてドイツ国債に逃避しています。従い債券価格は高くなっていますから、投資対象として資産クラスの分散を図るのでしたら、国内外の株式と債券(MMFも債券の投資信託です)への分散投資をお勧めします。
売れているもの(前述の国債等)は価格が高く、売れていないもの(株式など)は価格が安いため、長期的には平均への回帰というアノマリーで、いずれ値戻しの修正がかかります。

今回は、「ユーロ安の時の運用は」の質問にお答えした内容をコラムに纏め掲載しています。

セミナーやご相談は根拠の明示及び実証データを使って行います。

毎月資産運用・ライフプランのセミナーを開催しています。
http://www.officemyfp.com/seminerannai.htm

文責
ファイナンシャル・プランナー
独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー 吉 野 充 巨

『このコラム又は回答は、投資判断の参考となります情報の提供を目的としたものであり、有価証券の取引その他の取引の勧誘を目的としたものではありません。
投資による損益はすべてご相談者及び読者ご自身に帰属いたします。
投資にあたりましては正規の目論見書、説明書等をご覧いただいたうえで、読者ご自身での最終的なご判断をお願いいたします。
本コラムは、信頼できると判断した情報に基づき筆者が作成していますが、その情報の正確性若しくは信頼性について保証するものではありません。』

この記事を書いたプロ

オフィス マイ エフ・ピー [ホームページ]

ファイナンシャルプランナー 吉野充巨

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TEL:03-6447-7831

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