コラム

 公開日: 2012-01-03  最終更新日: 2014-07-31

通貨分散を外国為替2011年の推移から考える

昨日は、金の価格の推移と2011年の成果、及び金の価格変動リスクの大きさをご紹介いたしました。そこでのポイントは円と各国の通貨との高低です。

従い、国外の株式・債券・商品に投資する際には通貨の動向を常に確認する必要があります。また、通貨の動向を予測することができれば、殆どの場合利益が上がります。が、残念ながら通貨の予測はプロでも難しいと言われています。たまたま、あてた方は利益を確保できますが、利益が上がった後にすぐに市場から離れて二度と戻らない場合以外は、永い間には損得イーブン、悪ければ損失で終わることが多いようです。



表は、2011年末、11月末、昨年末の円と各通貨の為替クロスレートを記載しています。
全ての通貨に対して、円高に為っています。一年前に比べますと数値上は余り変わらないようにも感じますが、比率に表すと、米ドルに対して約4.5%、ユーロでは約6.6%、ポンドに対しては約5.1%、オーストラリア・ドルは約4.7%、香港ドルも約4.3%も円が上昇しています。

海外株式の期待リターンが、コスト抜きでおおよそ、9.6%とされていますので、毎年このレベルで円が上昇すると、長期間でも利益を確保するのが困難になります。

そこで、日本銀行の統計で調べたのが、下記のグラフです。




赤線は、ドル・円のスポット価格 17字時点月中平均の推移で、1880年から現在まで右肩上がりです。この傾向は2012年正月の経済評論家、アナリスト、経営者のコメントの多くが円高トレンドは継続する続くと予想されています。

青線は、実質実効為替レート指数の推移です。過去には介入等による大幅な円安が実現した時もありましたが、実量的には円は強い通貨と考えられています。

それでも、円を含む通貨分散は必要と考えています。本年中に円安になる局面が訪れるかも知れませんし、長期の展望は悪いインフレになる可能性も拭えません。
また、海外の経済が口中になる場合もあり、長期では新興国の伸長も望めますので、円高の幅を超えてリターンが得られる場合もあります。

通貨分散を考える際には、
1.各国のGDPの比率で分散を図る
2.SDRを参考とする。SDRとはIMFが創出している準備資産です。2006年1月見直し後の1SDRのバスケットは、0.632米ドル+0.410ユーロ+18.4円+0.0903ポンドとなってます。
3.その他の通貨を加える際には、当該通貨に関連する商品への投資は、投資金額の5%~10%にとどめられることをお勧めします。

資産運用セミナーや相談は根拠や実証するデータを使って行います。
宜しければお気軽に、お問い合わせください。

毎月資産運用セミナーを開催しています。
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文責
ファイナンシャル・プランナー
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『このコラム又は回答は、投資判断の参考となります情報の提供を目的としたものであり、有価証券の取引その他の取引の勧誘を目的としたものではありません。
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