コラム

 公開日: 2011-12-09  最終更新日: 2014-07-22

2012年の投資戦略 魅力ある市場は

12月7日に楽天証券株式会社主催のETFの投資戦略に関するセミナーに参加しました。
大変勉強になりましたりで、私見も交えてご紹介します。

講師はブラックロック iシェアーズ・グローバル・チーフ・インベストメント・ストラテジストのラス・ケステリッチ氏「不透明な市場環境における投資戦略」
ブラックロック・ジャパン株式会社 iシェアーズ事業部 ストラテジストの渡邊 雅史氏が、上記戦略を受けた、「市場見通しに基づくETF活用法」を講演。

ラス氏が説明した、現状分析と今後の投資アウトルックをご紹介します。資料は手元に頂きませんでしたので、メモですので、若干正確性に掛けています。

主要な事項は
1.ヨーロッパの債務危機に関して、危機的な事がなければ(これからの戦略はこのことを前提としています)
・中国は製造業指数から判断するとソフトランディングする。
・ドイツはプラス成長するがヨーロッパ経済全体はマイナスになると予測している
・日本は最も成長が優れた国になる可能性が高い(2.5%~3.0%)
∵復興事業とヨーロッパの金融危機の影響が小さいため。
・投資家は既にこれらの前提を織り込んでいる⇒日本株をすでに買いに入っている
・現在の株式価格は割安と考えている←本年8月に売り込まれている
・先進国のインフレ率は1.5%~2.0%と考えている
⇒ 外観として世界経済2012年は「低インフレ率」で「成長率はプラス」

2.ヨーロッパの金融危機に関して
・資金の流れが縮小⇒欧州の景気が後退⇒米国、日本、アジアの成長も低下
・欧州全体の債務÷GDPの比率は日本・米国より低い
・流動性の危機⇒企業の債務返済が滞る恐れがある
⇒ユーロ17カ国の真剣な構造改革が必要
・南欧の債券を北のヨーロッパが買い取る等
・EUが対策を打たないと債券価格は低下(金利は上昇)

3.米国の赤字縮小のために資金の引き締め⇒早すぎると景気後退を招く
・米国の給与税(減税です)は延長される

4.英国の景気が下降 
∵余りに急な改革が進行している。また、英国の家計の可処分所得の増加は政府の支出によるもの。

以上の分析から

★2012年はプラス成長が可能と判断している。【私見:同感です、最悪ケースには成らないと考えています】
そして、それを前提とした魅力的な投資先は

1.Mega Cap グローバルな大企業 【私も賛成です。ダウの犬手法、NYダウ連動ETFとS&P500に連動するETFを保有継続しています】

2.日本は2012年に成長率が欧米を上回る【多くのエコノミストも同意見で、私も同意見です。日本株式は全てホールドしています】

3.ドイツ(PER 7倍という低い数値)をはじめとする北ヨーロッパ【多くの方が同意見を述べていますが、今回の危機の解消のための負担が大きいのではと考えます。但しMSCIEAFEに連動するETFはホールドしています】

4.小さな先進国 CASH(カナダ、オーストラリア、シンガポール、香港)【Hを除けば賛成です。】

5.エマージング市場
・先進国に比べ株価のレベルが15%安く成っている
・インド、トルコはインフレ率は例外として、他の国々のインフレ率は低下してくる。
・食品価格の上昇はおさまる、
・コロンビア、ブラジル、台湾など【私見はありません。国別はインドネシアも挙げて良いと思います】。

6.エネルギーセクターが割安になっているPERは10倍、業績は良い、稼働率が上がっている。(私は、資源株Fと水資源Fを保有しています)

7.債券は殆どが割高【私も同感です。米国国債、ドイツ国債、日本国債、スイス国債に集中し過ぎです】
・金と国債ばかり買ってきた。
・米国投資適格債券は割安、国債との金利差が大きくなっている。
・債券市場ではリスクを取る(社債が有望と語っていました>

8.インフレ調整後の実質金利は赤字⇒コモディティ≒金価格は上昇するだろう。【私は金はバブル状態と考えています】

9.アメリカの赤字は長期的に心配している
・対GDP比、Tax比率などでアメリカはギリシャよりも悪い。
・赤字が解消しなければ⇒ドルの大幅な下落(当面円高基調です)

これらのサジェスチョンが、来年の資産運用にお役に立てば紹介者として幸いです。


過去に掲載したETFに関するコラムです。宜しければご一読ください。

ETF(上場投資信託)とインデックス・ファンドの違い・購入方法編
http://mbp-tokyo.com/officemyfp/column/2816/

ETFと再投資について-
http://mbp-tokyo.com/officemyfp/column/2817/

ETFの選び方(日本株指数)について
http://mbp-tokyo.com/officemyfp/column/2820/

日本市場での外国株指数ETFは購入に疑問符
http://mbp-tokyo.com/officemyfp/column/2821/

資産運用セミナーや相談は根拠や実証するデータを使って行います。宜しければお気軽に、お問い合わせください。

ご相談は下記ページで、スケジュールをご確認ください。
http://www.officemyfp.com/soudanbi-1.html

毎月資産運用セミナーを開催しています。
http://www.officemyfp.com/seminerannai.htm

2012年 1月 14日 土曜 9:30~12:30のセミナーは
「投資の基礎知識 & 指数とETFによるポートフォリオ作り」
を予定しています。

文責
ファイナンシャル・プランナー
&投資アドバイザー 吉 野 充 巨

『このコラム又は回答は、投資判断の参考となります情報の提供を目的としたものであり、有価証券の取引その他の取引の勧誘を目的としたものではありません。
投資による損益はすべてご相談者及び読者ご自身に帰属いたします。
投資にあたりましては正規の目論見書、説明書等をご覧いただいたうえで、読者ご自身での最終的なご判断をお願いいたします。
本コラムは、信頼できると判断した情報に基づき筆者が作成していますが、その情報の正確性若しくは信頼性について保証するものではありません。』

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ファイナンシャルプランナー 吉野充巨

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