コラム

 公開日: 2011-12-08  最終更新日: 2014-07-31

世界に遅れる日本のETF(上場投資信託)市場 セミナーに参加して

昨晩(12月7日)、楽天証券株式会社主催のETFの投資戦略に関するセミナーに参加しました。
よる19:30から始まり、終了は21:30で、大変勉強に成りました。本日から3回に分け、私の私見も交えてご紹介します。

講師はブラックロック iシェアーズ・グローバル・チーフ・インベストメント・ストラテジストのラス・ケステリッチ氏が、「不透明な市場環境における投資戦略」を

ブラックロック・ジャパン株式会社 iシェアーズ事業部 ストラテジストの渡邊 雅史氏が、上記戦略を受けた、「市場見通しに基づくETF活用法」を講演いたしました。

その後両氏と楽天証券外国株式事業部長の荒井 党氏をパネラーとして「世界のETF事情」が話し合われました。
久しぶりにグローバルなETF(上場投資信託)の外観を知ることが出来、勉強に成りました。

★講演の中で、ショックを受けたのは、日本市場でのETFの取引量と資産残高の少なさです。

世界全体のETFは既に約2,950銘柄で資産残高は約1兆3,861億米ドルという大きな分野に成っています。米国では、1078銘柄で73兆円の資産残高です。そして、2011年10月の売買取引高の36%をETFが占めている状態です。ちなみに8月は38%、9月36%、10月36%との事。

それらに比較すると日本でのETF資産残高は3兆円にしかすぎません。なぜなら、大手証券会社、銀行等の金融機関、IFAなどのアドバイザーが真剣に売ろうとしていないからで、その大きな理由は手数料収入が低いためです。

また、東京証券取引所に上場しているETF・ETNも116銘柄(2011.12.07現在)しか在りません。米国市場の10分の1です。

※一般投資家としてコストの低い商品を薦めてもらえない、日本の金融機関は問題だと考えています。

米国市場でETFのシェアがこのように伸びている理由のラス氏と渡邊氏の説明、(下段は吉野私見も加味)。
1.透明性に優れている)
保有銘柄が明示されています。また、指数に連動する為、指数に含まれる銘柄も購入時に把握が可能。

2.流動性に優れている。
株式と同様市場で取引しており参加者も多く、マーケットメーカー制も在り、殆どの売買の成立の即時性がある。

3.多様性に優れてきた
現在は、株式、債券、商品を対象とする銘柄が開発されています。また、そのバリエーションも拡大しています。

4.柔軟性
各国の市場に同時上場している銘柄は、ほぼ24時間取引が可能です。例えば、ブロックロック社の金の現物に連動するETFやS&P500等々です。

5.コストが効率的である
ラス氏から米国の投信との比較が紹介されました。
ETFの信託報酬の平均は0.41%、インデックスファンドは0.86%、アクティブファンドは1.66%です。圧倒的にETFが有利です。




投資家は、個人投資家・機関投資家のほかにヘッジファンドも大きなシェアを占めています。投資家としては、バイ&ホールド(私はこちら)とトレーダー(短期売買の投資家)どちらも大きなシェアを占めているとの事です。

私は、2006年のFP開業から継続してETFを紹介してきました。自身のETF購入は、日本の証券会社でETFが購入できるようになった時からです。当時は、ニューヨークダウに連動するもの、ナスダック100に連動するもの、S&P500に連動するもの、ハンセンH株指数に連動するものの4本でしたので、S&P500を除く3銘柄を購入しました。現在もその3銘柄を保有しています。

過去に掲載したETFに関するコラムです。宜しければ合わせてご一読ください。

ETF(上場投資信託)とインデックス・ファンドの違い・購入方法編
http://mbp-tokyo.com/officemyfp/column/2816/

ETFと再投資について-
http://mbp-tokyo.com/officemyfp/column/2817/

ETFの選び方(日本株指数)について
http://mbp-tokyo.com/officemyfp/column/2820/

日本市場での外国株指数ETFは購入に疑問符
http://mbp-tokyo.com/officemyfp/column/2821/

資産運用セミナーや相談は根拠や実証するデータを使って行います。宜しければお気軽に、お問い合わせください。

ご相談は下記ページで、スケジュールをご確認ください。
http://www.officemyfp.com/soudanbi-1.html

毎月資産運用セミナーを開催しています。
http://www.officemyfp.com/seminerannai.htm

2012年 1月 14日 土曜 9:30~12:30のセミナーは
「投資の基礎知識 & 指数とETFによるポートフォリオ作り」
を予定しています。

文責
ファイナンシャル・プランナー
&投資アドバイザー 吉 野 充 巨

『このコラム又は回答は、投資判断の参考となります情報の提供を目的としたものであり、有価証券の取引その他の取引の勧誘を目的としたものではありません。
投資による損益はすべてご相談者及び読者ご自身に帰属いたします。
投資にあたりましては正規の目論見書、説明書等をご覧いただいたうえで、読者ご自身での最終的なご判断をお願いいたします。
本コラムは、信頼できると判断した情報に基づき筆者が作成していますが、その情報の正確性若しくは信頼性について保証するものではありません。』


この記事を書いたプロ

オフィス マイ エフ・ピー [ホームページ]

ファイナンシャルプランナー 吉野充巨

東京都中央区日本橋1-6-7 日本橋関谷ビル4F [地図]
TEL:03-6447-7831

  • 問い合わせ

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
サービス料金
150503オフィスマイエフピー

□ 初回面談時、30分は無料です。コンサルタントとしての吉野と、ご相談者のマッチング時間です。ご相談者が面談を継続されたのち下記の相談料が発生します。料...

サービス・商品

将来のの不安や心配事で悩んでいませんか?そのようなときこそ、お気軽にご相談ください。保険・投信・不動産の販売や仲介は行っていません。貴方のためのアドバイ...

 
このプロの紹介記事
ファイナンシャルプランナー・投資アドバイザー  吉野充巨さん

夢と希望に満ちたライフプランを実現する資産形成。FP&中立的な投資アドバイザー。(1/3)

 江戸時代から町人街、文化の中心地として栄え、現在でも日本を代表する商業の街である日本橋。この街に10年間事務所を構え、多くの人々の生涯の夢・目標を叶えているファイナンシャルプランナー(FP)が、吉野充巨さんです。投資助言・代理業に登録し、...

吉野充巨プロに相談してみよう!

朝日新聞 マイベストプロ

FP+堅実な投資助言で人生設計~資産形成までトータルサポート

会社名 : オフィス マイ エフ・ピー
住所 : 東京都中央区日本橋1-6-7 日本橋関谷ビル4F [地図]
TEL : 03-6447-7831

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

03-6447-7831

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

吉野充巨(よしのみちお)

オフィス マイ エフ・ピー

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる
プロのおすすめコラム
金融庁が金融機関に手数料の明示、行動原則等を求めています

11月25日の日経新聞朝刊に、投資商品の手数料明示 金融機関に行動原則 金融庁案、顧客本位へ7項目 という記事が...

[ 金融庁金融レポート ]

トランプ氏勝利後の株高・円安はどこまで続く?
イメージ

 株価概況 11月第4週世界の株価指数の多くは上昇に転じています。MSCIオールカントリー指数は1.38%の上...

[ 株価・国債利回り・商品価格週間騰落率 ]

平成27年事務年度版金融レポートに見る、個人投資家の正しい投資戦略
イメージ

金融レポートで金融庁は個人投資家に 長期 積み立て 分散投資 長期、積み立て、分散投資を薦めています...

[ 金融庁金融レポート ]

平成27年事務年度版金融レポートに見る、個人投資家に適さない金融商品 ファンドラップ
イメージ

 ファンドラップ 次いでファンドラップにもダメ出しをしています。こちらはシンプルに通常の投資信託とファ...

[ 金融庁金融レポート ]

平成27年事務年度版金融レポートに見る、個人投資家に適さない金融商品 貯蓄性保険商品
イメージ

金融レポートには、たとえば米国と日本の投資信託にかかる費用比較が出ています。 投資信託費用日米比較  ...

[ 金融庁金融レポート ]

コラム一覧を見る

コラムのテーマ一覧
すべて表示する
スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ