コラム

 公開日: 2011-11-25  最終更新日: 2014-07-22

各国国債の動向について

報道等で、欧州の国債の話題が出ると、株価が下がるのは致し方ないと思うのですが、わが国の国債に飛び火しないかと、ひやひやしています。

11月24日の中間には、フランス国債の利回りが一時的に3.6%に上がり、同日のドイツ国債10年物国債の入札は、応札額が募集額を35%下まわり、「札割れ」と為っています。応札者が少なかったために入札割れも載っています。金利も1.98%に上昇しています。ドイツ国債は札割れの場合にはドイツ連邦銀行が不足分を購入しますので、国債消化に支障はないのですが、今後の発行に影響することは確実です。

同日、日本国債10年物の利回りは0.995%、米国の10年国債利回りは1.884%です。
S&Pの格付けによれば、ドイツ、フランスはAAA、米国債はAA+、日本はAA-なのですが、利回りは逆順に為っています。当面の国債の信用度は、米国債が1番、日本は2番に為っています。

格付けと実際のマネーの動きに乖離が生じています。この後に起きるのは、フランスの格付け、米国、日本、夫々の格付けが1ランクずつ下がる可能性が高いと思います。フランスは、欧州の国債を抱える銀行が多い事、米国と日本は国債発行残の憎悪かの影響です・両国とも、理由は異なるものの財政再建への動きが遠のいているためです。AAAに残るのは堅実な財政政策をとってきた、ドイツだけに為るのかも知れません。そして、財政の健全化が進んでいるのは英国です。

少なくとも、日本は社会保障費の拡大を止め、削減を実行する事と、経済の活性化と増税による税収増加策を測ることとかんがえます。現政権等が選挙に勝つための施策から脱して、国民の将来について目を向けることを願っています

文責
ファイナンシャル・プランナー
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