コラム

 公開日: 2017-11-30 

シニア世代は今や消費の担い手に!?

【今日のポイント】

 最近はシニア世代をターゲットにした各種の案内が目立つようになってきました。
大きくはシニア向けの「分譲型マンション」からシニア向けの英会話教室やフィットネスジムなど等、これからの仕事に欠かせない視点は「シニア消費を取り込めるかどうか」となっているのです。
 この課題はこれから起業・独立を目指す場合のターゲットユーザーの選定にも大きな影響を与えます。

 その中身について簡単に紹介していきます。



【伸長著しいシニア消費】

 総務省の家計調査によりますと昨年2016年の家計最終消費額は約242兆円、この中の約117兆円、48%超が60歳以上の消費が占めているそうです(家賃を含まない消費額)

 では具体的にどういう分野でシニアは財布のひもを緩めてきたのでしょうか?

1)アンチエイジング市場
  恐らく女性需要が大半でしょうがこの手の化粧品は昨年実績で約6,700億円でした。
  更に今年は6,840億円前後にまで拡大すると見込まれています。

2)宅配市場
  調理済みであとはレンジでチン、という食事の宅配はシニア世代には欠かせなくなりました。
  2014年では約1,050億円の市場で5年前の569億円から180%の伸びを記録しています。

3)孫市場
  孫がいるという前提ですが、今やランドセルはその70%が祖父母からのプレゼントだそうです。
  それも高級品志向が強く、今では5万円以上の高額品が半数を占めているようです。
  他にもベビー服や子供服でも同様の傾向が続いているようです。

4)健康市場
  自由になる時間があるせいでしょうか?
  フィットネスジムの利用件数や会員数でもシニアが目立っています。
  60歳以上の会員数は2004年から2014年の10年間で18,6%から30,3%の構成比になっています。
  逆に、同じ時期に20~30代の会員数は47%から32%へと減少してるのです。
 
  またジムやスポーツクラブの使用料を見てみると30代世帯の約1,400円に対し、60代では約7,200円と
  5倍以上の格差となっています。


【消費の中身には特徴が】

 このようにみてくると自分自身の健康や見栄え、家族への出費に集中しているのが分かります。
 逆にこの世代は、旅行や交際費にはあまり財布のひもを緩めていないことも分かります。

 また前項では触れませんでしたが、シニアになってからパソコンやインターネットを始める方も多く、
 通信費もかなりの伸びを示しているようです。

 おカネは持ってはいるものの、使う先は意外に堅実で生活に必要な分野に限られていると思えます。 これは60歳以降でも会社勤めを続けていたり、自営業に就いているといった年金以外にも固定収入がある場合にはそれなりの支出も問題ないでしょうが、仕事はリタイアし年金と預貯金の取り崩しで暮らす場合ではここに揚げたように実生活に直結した支出に偏るのも仕方ないことと思われます。


【これから起業・独立する際の重要検討課題】

 シニア世代の消費購買力はこれから起業・独立する方にとっても無視できないものです。

 同じ世代として、自分が苦労している問題、やってみたいこと、あれば便利なサービスといった視点から新しい仕事を考えることも今後は重要な起業・独立の際の事前準備の項目となると思います。

 さらには独居シニア、おひとり様シニアを対象にしたサービス、街の高齢化からの過疎化で買物難民になっている地域を対象とした新しいサービスの提案等は的確にニーズやウオンツを捉えれば大きなビジネスチャンスになるとも言えます。
 

この記事を書いたプロ

寺田淳行政書士事務所 [ホームページ]

行政書士 寺田淳

東京都港区新橋2-16-1 ニュー新橋ビル7F ハローオフィスC-3 [地図]
TEL:03-5157-5027

  • 問い合わせ
  • 資料請求

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
よくある質問

 質問) そちらの業務の対象かどうかもよく分からないのですが    相談してもいいでしょうか?     その場合、直接の電話、お問い合わせからの連絡等ある...

これまでのメディア掲載
イメージ

 12月3日(日)に前回のセミナーと同じ朝日新聞社本社内の読者ホールで50代からの起業をテーマにしたセミナーで講師として再登壇しました! 今回は二部構成とな...

プロへのみんなの声

全ての評価・評判を見る>>

 
このプロの紹介記事
遺言書と任意後見で第二の人生をサポートする行政書士

(50代の)男はツライヨ!? その時直面する3つの問題とその解決法を共に考えましょう!(1/3)

 新橋駅前で行政書士事務所を開業している寺田淳さんは、自分と同じシニア世代が置かれた立場や環境に対し、自身の経験から導いた指導やアドバイスを通じて3つの課題に関するサポート・サービス業務を専門としています。 特に最近顕著なものに、定年後...

寺田淳プロに相談してみよう!

朝日新聞 マイベストプロ

50代男性の悩み(親問題・自身の将来)に強い行政書士です。

事務所名 : 寺田淳行政書士事務所
住所 : 東京都港区新橋2-16-1 ニュー新橋ビル7F ハローオフィスC-3 [地図]
TEL : 03-5157-5027

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

03-5157-5027

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

寺田淳(てらだあつし)

寺田淳行政書士事務所

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる このプロに資料を請求する
このプロへのみんなの声

後見と相続について

  入院中の90才になる父に最近認知症の兆候が出始めたよ...

K・T
  • 60代以上/男性 
  • 参考になった数(0

このプロへの声をもっと見る

プロのおすすめコラム
銀行マン 受難の時代を実感しました。 

  【今日のポイント】  正月モードも完全に抜けた先週半ばに、立て続けに現在金融機関に籍を置く方2名から...

[ 新橋事務所日記 ]

無主の土地問題に一石? 相続登記の義務化を検討

 【今日のポイント】  所有者が分からない空き地や無人となった家屋、貴方の周囲にもあるのではないでしょう...

[ 終活~相続に関する問題 ]

消費税軽減税率、その対象の区分がややこしい!?

 【今日のポイント】  あけましておめでとうございます!今年もマイベストプロ東京を宜しくお願い致します...

[ 最近の話題から ]

 私も体験しました 勝ちに不思議の勝ちあり~(起業の成功にも不思議の成功?)

 【今日のポイント】  今年最後の投稿です。そこで起業・独立に関しての「不思議の勝ち」というものを採り...

[ 起業・転職・再就職で必要な事 ]

ドライブスルーで焼香 に思う

 【今日のポイント】   ニュースでも採り上げられていました、お焼香を車から降りないで行うという「ドライブ...

[ 最近の話題から ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ