コラム

 公開日: 2016-08-12 

改葬に必要な書類、その他

  世間的にはお盆、帰省ラッシュになる週末ですね。
私は、通常通りの営業ですが・・・


 お元気ですか!
「すべての人が生活の安定と向上の為に法律を身近に、
気軽に活用出来る社会の実現を目指す」
新橋駅前の寺田淳行政書士事務所の寺田 淳です。



 
 今回は改葬に必要な書類について、紹介していきます。

【使用許可証】

 以前は埋葬許可証とも言いましたが、最近はほとんど使用許可証という名称になっています。

 新たに移す墓の使用許可証です。 これはその墓の管理責任者、一般的には墓地や納骨堂を有する寺の責任者から発行されます。 ここで問題なのはほぼ100%、お墓や納骨スペースの契約を結んだ後でしか許可証を発行してはくれません。  後述しますが、下手をすれば遺骨を移せない事態もあり得るのです。 そうなった場合、遺骨のない墓を持つ羽目になります。 遺骨を入手したら買う、は通用しないのです。 また、これがないと以下に紹介する改葬許可申請も出来ないのです。 改装の始まりは、まずこの許可証を入手することになります。

 

【改葬許可申請書】

 今のお墓の所在地を管轄する自治体で入手し、必要事項を記載して、提出、申請します。

 これが、地域によって格差があります。 ほとんどの場合は、自治体のHPからダウンロードが可能ですが、一部の自治体では「複写様式」の申請書を用いているため、郵送での入手となります(最寄りでしたら直に窓口で入手も)

 さらに、申請書と埋葬証明書、許可証までが一枚の書類にまとめてある様式や、許可証だけは別になっている様式など、自治体によって様々です。 当該自治体の書式がどうなっているかは、入手時に必ず確認して下さい。


【埋葬証明書】

 許可申請書に記載されている故人の遺骨は、間違いなくこの地に埋葬してあることを証明しますという意味で、墓地管理者から、住所氏名を署名してもらい、捺印をもらうことで完成となります。

 一般的にはお寺の住職ですが、村営の墓地等共同墓地の場合は管理責任者は寺ではなく、村の総代や自治会長が責任者というケースが多く、その場合も同様に住所氏名を記載して捺印をもらうことになります。

 なぜこれが必要かと言いますと、この遺骨を他に移すことを私も承認しています。 という意味があるからで、これがないと場合によっては、非合法な手段~「盗掘」で入手した遺骨と思われても仕方がないのです。

 ここでは触れませんが、改葬の最大の難関が、この書類の完成 なのです。 ~後述します。


【改葬許可証】

 使用許可証に不備がなく、許可申請書の記載事項も問題ない、埋葬証明書も完璧、 以上3点セットを当該の自治体窓口が受け付けた場合、即その場で発行されます。 

 これがあって、初めて公正な手続きでの改葬という証明になり、墓石の撤去や墓地の更地化の際にもこの許可証があって作業を受諾してもらえるのです。 また新たな墓の管理責任者も、この許可証を確認することで、安心して遺骨を受け入れることが出来るのです。



 必要な書類は以上です。 
ここで気付かれた方もいらっしゃると思いますが、遺骨を「出す場合」の書類だけですね。

 新たな墓に入れる際は、管轄の自治体には何の届け出も申請も必要ありません。 改葬許可証はお寺でしか使いません。 出すときは厳しく、入れる時は容易に、というのが改葬なのです!?

 

 【補足:必要な行事など】

 改装の手続きの中で、必要な行事があります。

 恙なく、改葬許可証まで進み、いざ遺骨を移す際に、「閉眼供養」~魂抜きとも言います~ が執り行われます。 

 事務手続きでなく、実務作業としては、今から解体する墓の前で閉眼供養を行います。
普通は菩提寺の住職が供養の読経をあげます。 平均して15~20分で終了します。

 終了後に専門業者による墓石の解体、撤去が始まります(稀にですが、墓石を新墓に再利用する場合があり、その場合は移送となります。) そして撤去後には墓地の更地化を行います。 この作業も必須で、単に墓石を片付けておしまいというわけにはいきません。 ある程度の深さまで地面を掘り返し、新しい土で表面を覆い、整地して更地にします。 

 墓石の撤去や更地化は閉眼供養と同時に行う必要はありません。 業者の作業スケジュールが合わない場合は後日作業が行われることになります。 この場合閉眼供養の日程が優先されます、いくらこの日でないと作業のスケジュールが来月まで空かないとなっても、住職の都合がその日しか取れなければ、その日が優先されます。 さらには、突然檀家に不幸があった場合などは「ドタキャン」ありです。 時間の変更だけならまだしも、日程自体変更を余儀なくされる場合もあるので、その日に墓石撤去までをスケジューリングしていた場合は、最悪の結果になります・・・

 もっと言えば、天候の良し悪しも作業実施を左右します。 梅雨時や台風シーズンに予定を立てた場合は、長期の天気予報やピンポイントの予報など、情報収集を徹底することで、リスクを最小限にするしかありません。

  この日程調整も改装の際の難関のひとつです。
 

 さて、閉眼があれば、開眼もあるのです。 

 開眼供養(かいがんではなく、かいげんと読みます)は新しい墓や納骨堂に納める際に供養の読経を行います。 魂入れとも言います。 ただ、開眼供養は宗派によっては行わない場合もあるので、改葬先の寺に事前に確認して下さい。

 納骨堂に納める場合は、地中にあった遺骨を乾燥させるため数日から1週間程度乾燥期間を設けて、その後に供養を実施するケースが多く、遺骨を持ち込み即その日に開眼供養を、というのが出来ない場合もあるので、この点も事前の確認が必要になります。


   では次回は今回紹介した書類を書くために、どういった事前準備が必要なのかを紹介したいと思います。



  この件に関してのご相談やお問い合わせはこちらからどうぞ。
https://mbp-tokyo.com/office-terada/inquiry/personal/


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  03-5157-5027(TEL) 平日は10:00~19:00
  03-5157-5012(FAX) 24時間対応

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