コラム

 公開日: 2016-08-08 

なぜ今、改葬なのか?

 
 これでもかというほどの陽射しで、まさに盛夏のただ中です!
体調管理には十分気を付けて下さい。



 お元気ですか!
「すべての人が生活の安定と向上の為に法律を身近に、
気軽に活用出来る社会の実現を目指す」
新橋駅前の寺田淳行政書士事務所の寺田 淳です。


 改葬に関する話題の2回目になります。 ここではなぜ改葬が目立ってきた=増えてきたのかについて、私なりの考えを述べていきたいと思います。

 【少子化と人口偏在】

 以前(といっても数十年前になりますが)は兄弟姉妹がいるのは当たり前で、地元には概ね長男や長女、場合によっては次男以下の「血縁関係にあるもの」が地元に残り、地元で就職、又は実家の商売を継ぐといった形で地元との繋がりが深く、長く続いてきました。

 これが近年の少子化傾向によって、崩れてきました。 一人っ子、兄弟二人という家族構成が当たり前になってきたのです。 さらに東京や大阪といった大都市への人口集中によって、地元での就職口や、実家の商売にも陰りが生じ、「生活の為」には都会で職を得るしかなくなったという環境の変化が顕著になってきました。

 この結果、実家に残るのは祖父母、父母だけとなり子や孫はサラリーマン人生で転勤族になってしまい、郷里との関係が一気に希薄になりました。

 少子化の影響で親戚も年々減少し、地元に残る血族が皆無になったというケースも少なくありません。

 ~諸般の事情で子供が一人、又は二人といった少子化家庭が増大する。
 ~就職の関係で、地元から次代を継ぐはずの数少ない子や孫の世代が地元を離れていく。
 ~地元に残る親戚も年々減少し、場合によっては既に一族郎党誰もいない地元と化している。
 ~転勤の関係で子や孫を墓参りにも連れて行かないまま時を重ねることに。

 気が付けば、郷里の墓に詣でたことのある「生存者」は自分だけ!という事実に直面することに・・・


【自らも疎遠に】

 仕事の都合で長年郷里から遠隔地で暮らすことになり、その結果終の棲家を建ててしまったとなりますと、なかなか一家揃っての墓参りもままならなくなります。 子供も成長するにつれて学校行事や部活動で時間が無くなり、さらにサラリーマン=転勤族となり、他の土地で暮らすようになれば、実家でもなく、遠隔地にある父祖の墓参りに関心が薄れるのも仕方ないことかもしれません。

 嫁はいてもしょせん嫁は嫁、家族の中では自分の墓とは最も縁が薄い存在。 子供ならばと思っても、一人っ子でかつ今は独立し赴任先で仕事となれば、結局今や遠隔地となった自分の生まれ故郷にある墓に詣でるのは自分しかいないという事態になります。

 今はまだ、体も動くし、持病もないとしても、年を重ねれば今まで苦にもならなかった地元への移動や、墓の清掃、管理が次第に負担になってきます。 季節ごとにお参りしていたのが、半年に1回となり、1年に1回に。 今や数年に1回行ければいい方にまで落ち込んでしまったという事例も少なくないのです。

 その間に面識のあった住職も亡くなり、今の住職とは未だに面識もなく、したがってこれといった交流も絶え、自分自身が墓参りに行くことに躊躇し始めてくるように・・・

 

【自分の目が黒いうちに】

 このまま地元の墓を放置したまま自分が逝ったとしたら、全く事情を知らない子供に大きな負担をかけることになる!

 私のところに相談に見える方の多くは、70~80代の男性ですが、中にはこの世代の親からの依頼で50台前後の子供世代がお見えになることも増えてきました。 

 どちらの場合も「まだ事情を知っている私の代でケリをつけたい。」という強い想いが根底にあります。 次回以降の回で詳細を紹介しますが、お墓を移す=改葬には安くはない費用が発生します、かなりの手間と時間を要する手続きが求められます。 もっと基本のことを言えば、お墓のある場所、正式な住所、管理しているお寺の名前とそこの住職の氏名等、事前に把握しておかなければ申請書ひとつ満足なものが出来ないのです。

 せめて自分達の責任で、この課題を片付けておきたい、 こういった想いを持った70代以上の親世代と、 今のうちに明確な親の考えを聞いておいて、悔いのないお墓の移転を進めたい50代の子供世代との思惑が一致し始めてきた。

 これが最近の改葬=墓仕舞いの相談の増加や、問い合わせの伸長の一因ではないかと、私は考えています。


 いよいよ次回から、実務的な「改葬手続き」についての紹介を始めたいと思います。
 ~どのような事前の準備が必要なのか?
 ~必要な書類は、何で、どこで入手するものか?
 ~書類記載事項には「ローカルルール」がある?

  等々、具体的な内容にしたものを予定していますので、お楽しみに!
 



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