コラム

 公開日: 2016-05-27 

何処に保管? ~せっかく作ったエンディングノート

 早や来週は6月ですね、もう夏を迎えるとは・・・!!


 お元気ですか!
「すべての人が生活の安定と向上の為に法律を身近に、
気軽に活用出来る社会の実現を目指す」
新橋駅前の寺田淳行政書士事務所の寺田 淳です。


 前回、おひとり様の死後事務委任契約の記載事項はより具体的な内容を意識する事が大切と書きましたが、この点はエンディングノートを作成する場合も全く同じです。 前回事例とした葬儀に呼ぶ人のランク分け等はエンディングノートにも記載は欠かせません。

 特に、契約と言った縛りが無いエンディングノートは、作成時には好きな事を書き連ねて構いませんから、より具体的な要望や指示事項を書く場合の「予行演習」にもなります。

 ですが、どちらの場合も一度作成~完成させたらそれで終わり。 というものではありません。

 例えば、エンディングノートや死後事務委任契約に、自分の葬儀について、「〇〇万円で収まる範囲で挙げて欲しい。」
または「最低〇〇人には参列して欲しいので、それを想定した葬儀と費用を用意した。」等と書きこんでいた場合です。

 作成後、数年からそれ以上経ってから「その時」を迎えた場合、物価が予想以上に高騰しており、それに伴って葬儀費用もアップ、記載された金額では予定していた葬儀は到底出来なくなったら?

 その逆に、価格競争のあおりで「激安葬儀価格」となっており、指示された金額を用いれば予定以上の規模の葬儀が可能になっていたら?

 あくまでも記載内容を重視して、前者の場合なら質素な(故人の生前の立場から来たら見劣るのする)葬儀を強行するか、後者の場合なら故人の考えた以上の豪華な葬儀にしてしまうのか?

 この時点で本人に判断を仰ぐことは出来ませんから、葬儀を託された遺族や執行人が断を下すしかありません。
ある意味、余計な手間と言うか、心労を強いてしまう事になり兼ねませんね。

 こういった事態を最小限にする為にも、定期的に記載内容の見直しは必須なのです。 出来れば1年毎に現状と記載した内容に乖離が生じていないか、なお言葉を追加する必要が無いかを確認する習慣をつけておきたいものです。

 さらに、苦心惨憺の末完成させたエンディングノート、どうやって保管すればいいのでしょう? 実は作成以上にこの点で悩まれている方は意外に多いのです。

 遺言書の様な法的拘束力は持っていないとはいえ、個人情報の全てを記載してあるものですから、そう簡単に他人に見せるものでもありませんし、場合によっては存在すること自体を当分は隠しておきたいという場合もあります。 

 かといって、誰にも気づかれない方法で秘匿したり、複雑なパスワードでロックをかけてしまっては誰かに存在を伝える前に亡くなった場合、永遠に見つけられない、あるいはすべてを片付けてから発見されせっかくの作成は全くの無意味となってしまう恐れも出て来ます。

 では、どこに、どうやって保管すれば、安易に他人に発見もされず、何かあった場合には比較的早い時期に発見されるのでしょうか?

 エンディングノートは、市販のノートに書かなくともパソコンで作成し記録媒体に保管しても問題はないのですから、DVDやUSBメモリーなどで保管しておけば外見からはそれとはわかりません。

 とはいえ、その他のDVDやUSBと一緒に保管してしまっては、見分けがつきませんし、シールか何かで「エンディングノート記載」等と書いてしまっては本末転倒です。

 あくまでもおひとり様の場合の保管場所としての私見ですが、例えばUSBなら枕の下、常用している薬やサプリメントの保管箱やケースの中です。 女性ならば化粧ポーチの中などでしょうか。 

 おひとり様ですから原則他人が触るものではないですし、自宅に一人でいる時に亡くなった事が発覚すれば、家宅捜索ではありませんが、寝室や生活の痕跡のあった場所は必ず調べられますから、その場所にふさわしくないもの、場違いな存在であれば、何か意味のあるものと言う考えをするのは間違いありません。

 普通の場合、薬と一緒にUSBは保管しませんし、枕の下に1個だけあれば何かあるなと、ピンとくるはずです。

 天涯孤独といったおひとり様でなくとも、子や兄弟姉妹と言った親族が身近にいないような事実上のおひとり様の場合でも、こういった備えは検討しておくべきでしょう。

 何にしても、おひとり様は事前の準備、これを常に意識しておくべき! ということなのですね。
 



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