コラム

 公開日: 2015-09-09 

貴方の家に税務調査!?

  台風の影響がピークになる中、研修受講で出かけなくては!!

 今日の話題はこの時期から発生する「もう一つの台風」について?紹介します。


 お元気ですか!
「すべての人が生活の安定と向上の為に法律を身近に、
気軽に活用出来る社会の実現を目指す」
新橋駅前の寺田淳行政書士事務所の寺田 淳です。



 例年9月を過ぎますと、所轄の税務署から「税務調査」の電話が始まります。
何の調査? 既に忘れかけてきた(方もいる?)1年から2年前の「相続税の申告」内容の調査なのです。

 銀行を題材にしたドラマでは本店から支店への業務調査を「臨店」と言っていましたが、こちらは個人宅へ臨むので、「臨宅」と呼ばれるそうです。

 とはいえ、相続発生した家庭の全てに「臨宅」が入りはずもなく、それなりの目安はあるそうです。

 例えば土地や預貯金、貴金属などを合わせた遺産総額が3億円以上とか預貯金や有価証券等で1億円という具体的な基準から生前の暮らしぶり(豪奢な生活が有名だった)や企業幹部や創業者、個人大株主の様に年収がそれなり以上と見込まれる層等、一般家庭からは「乖離」した方々が主な対象だそうですが、中にはごく一般的な庶民の家庭への臨宅もありますから、油断は禁物です。

 事実、数年前でしたがある知人が当時で基礎控除額を僅かに超える程度の相続が発生して1年半後に「臨宅」の洗礼を受けていました。 当然ながら隠すほどのものもなく、早々に終了だったそうですが「指摘されるようなことは絶対ないと信じていたが、その時の緊張感は半端じゃなかった」と言っていました。

 なぜ忘れた頃にやってくるのか? 事前に臨宅する対象の生前の記録を調査しているからだそうで、概ね故人の保有資産や口座、相続人の口座等の入金履歴などは把握しておいてから、訪問するのでこの程度の時間がかかるようです。

 日々の生活費に充てていた毎月の引き出し額に不自然な動きが無かったか、ある時期から引出額が「高騰」していないか、転勤先でもなかった遠隔地の金融機関の口座を持っていないか、 子や孫名義の預金の有無など、多岐にわたっての動向調査は訪問時には「完了済み」と判断していいとの事でした。

 訪問時にはさりげなく玄関先や居間、トイレ、台所などに飾ってある「金融機関名の入った品」にチェックを入れます。 壁用のカレンダー、卓上カレンダー、ティッシュボックス、うちわ、など等、ついうっかりいつものままにしておくと、調査済みの金融機関に含まれていないところの品を見つけると、「この金融機関の通帳を出して下さい。」と、調査開始のゴングが鳴らされます!

 よく聞くのが 奥様名義の通帳を調べられ、「専業主婦なのに毎月の積立はどうやって?」と尋ねられて「へそくりです。」
「だから私のおカネでしょう?」と答えるケースです。 

 ヘソクリの源泉は「旦那さんの(故人の) 働きで得た給料や報酬」ですから、節約の賜とは言っても立派な相続財産です。 100%修正申告をする事になりますね。

 ほぼ終日かけての調査の結果、指摘された申告漏れ額は2013年度のデータでは平均で約2,600万円、追徴税額は約450万円だったそうです!

 申告漏れは、勘違いや計算ミスといった「過失」であれば「過少申告加算税」が課せられ、悪意あると見做されれば「重加算税」が追徴される事になります また申告期限からの日数から「延滞税」も課せられますから、申告の際には変な気は起こさずに正確な申告に徹した方が結局は「安上がり」になります。


 最後になりますが、もし顧問税理士や懇意にされている税理士がいるのでしたら、「書面添付制度」を活用する事をお奨めします。

 これは簡単に言いますと、臨宅で聞かれそうな案件を先回り?して、事実の説明等の当事者側の主張を税理士が文書にして申告書と共に提出するものです。

 詳細は省きますが、興味のある方は以下のリンク先をご覧下さい。
 
 書面添付制度

 


  この件に関してのご相談やお問い合わせはこちらからどうぞ。
https://mbp-tokyo.com/office-terada/inquiry/personal/


  事務所の連絡先は 以下の通りです。

 東京都港区新橋2-16-1 ニュー新橋ビル7階ハローオフィスC-3
  03-5157-5027(TEL) 平日は10:00~19:00
  03-5157-5012(FAX) 24時間対応

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