コラム

 公開日: 2015-06-08 

自転車運転のルール、ご存知ですね?

 この週末は地元の地域各所で「夏祭り」開催でした。 天気にも恵まれ、人出もかなりのものでした。

 お元気ですか!
「すべての人が生活の安定と向上の為に法律を身近に、
気軽に活用出来る社会の実現を目指す」
新橋駅前の寺田淳行政書士事務所の寺田 淳です。


 今月から始まった自転車運転に対するルールの厳正化はもろ手を挙げて賛成します。
冷静に考えれば、当たり前の事を守ってもらうだけの事ですから、守れなければ罰則を受けるのは当然です。

 とはいえ、「何がいけない事なのか」という根本的な事柄自体、あやふやな輩が、いかに多い事か!(私の周辺だけでしょうか?) 

 と言う事から、今日は、原則中の原則を簡単に紹介したいと思います。


【基本原則5ヶ条】

① 自転車は車道を走る。 例外的に歩道も走れる。  
   自転車と言えど軽「車両」の分類です。  車両が走るのは、車道です。

  但し、道路交通法(以下道交法)第63条の4、道交法施行令第26条において、歩道を通行する事が出来る場合について規定されています。 

 ・歩道に標識で「自転車通行可」と明示されている場合。
 ・13歳未満の子供、70歳以上の高齢者、身体の不自由な人の場合。
 ・工事や駐車車両によって、車道左側通行に著しく支障をきたしている場合。
 ・交通量が多い、道幅が狭い等の様に自動車との接触事故の危険性が高い場合。


② 自転車は車道を走るときは、「左側」通行。
 道交法第17条において、道路(車道)の中央から左の部分を通行しなくてはいけません。
  ⇒これに違反した場合、3か月以下の懲役、又は5万円以下の罰金に処せられます。
  
  但し、自転車道がある場合は、自転車道を走らなくてはいけません(道交法第63条の3)
  ⇒これに違反した場合、2万円以下の罰金、または科料に処せられます。


③ 歩道を走る場合は歩行者優先、車道寄りを「徐行」する。
 歩道中央から車道寄りの部分を走行しなくてはいけません。
 歩行者の通行を妨げる時は一時停止します。 (道交法第63条の4)
 ⇒これに違反した場合、2万円以下の罰金、または科料に処せられます。

④ 6つの安全ルールは厳守。
1)飲酒運転禁止(道交法第65条) 説明の要は無いでしょう。 
 ⇒これに違反した場合、5年以下の懲役、又は100万円以下の罰金。

2)2人乗り運転禁止(道交法第57条、東京都道路交通規則第10条) これも説明は略します。
 ⇒これに違反した場合、2万円以下の罰金、または科料に処せられます。
   但し、例外があります。16歳以上が運転者で幼児用座席に6歳未満の子供1人ならOKです。

3)併走(並進走行)の禁止(道交法第19条)
 ⇒これに違反した場合、2万円以下の罰金、または科料に処せられます。

4)夜間のライト点灯(道交法第52条、道交法施行令第18条、東京都道路交通規則第9条)
 ⇒これに違反した場合、5万円以下の罰金

5)信号無視(道交法第7条、道交法施行令第2条)
 ⇒3か月以下の懲役、又は5万円以下の罰金

6)一時停止(道交法第43条)
 ⇒これに違反した場合、3か月以下の懲役、又は5万円以下の罰金

 
 私の経験上では、上記のうち3)~6)は外出時に遭遇しない方が珍しいくらいの「野放し」でした。
次項の「禁止事項」と併せて、バンバン取り締まってほしいですね。

⑤ 子供のヘルメット着用。
 道交法第63条の11において、13歳未満の子供に保護者はヘルメットを着用させなくてはいけません。

 以上、5原則のうち、2~4の項目には、違反した場合罰則が設けられていますので、これからは甘く考えない方が身の為でしょうね。



【規則遵守の禁止事項5項目】


① 遮断踏切への侵入
  遮断機が閉じている、閉じかけている時や警報機が鳴っている時に踏切内に進入した場合、3か月以下の懲役、又は5万円以下の罰金に処せられます。(道交法第33条)

② 傘差し運転
  傘を差しての走行や荷物を持ったままの走行の場合、
  5万円以下の罰金です。(道交法第71条、東京都交通規則第8条)
 
③ 携帯電話使用運転
  走行中の通話、メール操作を手を使って行った場合、5万円以下の罰金です。(同上)

④ イヤホン使用運転 ~注意点あり~
  イヤホンを使用したままの走行の場合、5万円以下の罰金です。(同上)

  但し、禁止事項に該当するのは、「イヤホンで」外界の音が聞こえない程の音量で聴きながらの走行の場合です。 例えば、片耳だけでの試聴や、外部音が聞こえる程度の音量の場合は対象にはならないそうです。 アバウトなイメージですが、イヤホンをして自転車走行中に、警官等に声をかけられて停止すれば外部音が聞こえている訳で、禁止事項違反には該当しませんが、声をかけられてもそのまま走行を続ければ、アウトとなります。 この点を誤解されやすいので、注意が必要です。

 言わずもがなですが、イヤホンではなくヘッドホンならいいのかという愚問に答える必要はないと思います。

⑤ ブレーキ不良運転
  自転車には前後の車輪に其々ブレーキを備えておかないと、5万円以下の罰金です。
  (道交法第63条の9、道交法施行規則第9条の3)


 ここ数年で目立ってきた携帯電話やイヤホン装着走行が原因でのトラブルも、少しは軽減されると期待したいものです。


 【6月1日から変わった事】


 今回改正された点は、以下の点です。

 「自転車運転による交通の危険を防止するための講習に関する規定の整備」として、

 一定の危険な違反行為をして2回以上摘発された自転車運転者は、公安委員会の命令を受けて3か月以内の指定された期間内に講習を受けなくてはいけません。

 この命令に従わなかった場合、5万円以下の罰金が科せられます。



【損害賠償は自動車事故並み】


 子供のした事だから・・・ 
 誰もがやっていた事だから・・・
 歩行者があんな動きをするなんて・・・

等と言う戯れ言が通じないのが今の世の中です。
事故は事故で、親がその賠償責任を負うのです。

 この10年以内の自転車による人身事故の賠償額は空恐ろしい額になってきています。

高校生が引き起こした自転車同士の事故で重大な障害を与えた事例では約9,300万円!
小学生の場合でも歩行者をはねて寝たきりにした事例では9,500万円以上でした!


 上記の事例は、自転車運転者側に非があるので自業自得ですが、この風潮を悪用する輩も登場してきています。
「あたり屋」という、わざと自転車に接触、転倒し、多額の賠償金を要求する昔懐かしい(?)悪質商売です。

 あくまでも「車両運転」している側に過失責任が重く課せられるのが現状です。 一瞬の不注意から残りの人生すべてを贖罪に費やす悲劇を招かない為にも、悪意ある歩行者(?)の好餌にならない為にも、規則遵守を心がけて下さい!



 最後に、警視庁のサイトにある交通安全の教育用のリーフレットのサイトを紹介しておきます。
気になる方は、プリントアウトして家族に徹底しましょう。

自転車交通安全教育用リーフレット




 この件に関してのご相談やお問い合わせはこちらからどうぞ。
https://mbp-tokyo.com/office-terada/inquiry/personal/


  事務所の連絡先は 以下の通りです。

 東京都港区新橋2-16-1 ニュー新橋ビル7階ハローオフィスC-3
  03-5157-5027(TEL) 平日は10:00~19:00
  03-5157-5012(FAX) 24時間対応

この記事を書いたプロ

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行政書士 寺田淳

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