コラム

 公開日: 2015-05-08 

 哀しい相続

 
 2日間の仕事モードで復調基調にある中、またまた週末を迎えました。 
本調子に戻るのは、来週からですね…


 お元気ですか!
「すべての人が生活の安定と向上の為に法律を身近に、
気軽に活用出来る社会の実現を目指す」
新橋駅前の寺田淳行政書士事務所の寺田 淳です。



 今回は実際に体験した相続に関する事例を紹介したいと思います。

 相談者は、私の学生時代の悪友とその母親でした。 家族構成は父親は既に亡く、母親は一人暮らしで、子供は上に姉が、そして我が悪友の弟の二人でした。

 母親は心身ともに健康で一人暮らしも全く問題ない状態です。 
相談の要点は「姉の行状」でした。

 姉は学生時代から「やんちゃ」な行動を繰り返し、バツ2、子供はいません。
50を過ぎた今でも定職に就いた事はなく、実家の近くにアパート暮らし。 
身軽なのに、同居は拒否しているとのこと。 

 但し、カネの無心には頻繁に足を運ぶ。 最近は通帳を預かろうと言い出す始末でその魂胆は見え見えとの事。

 悪友曰く、

 「これまでの姉のタカリだけで相続分をオーバーするくらいだから、姉の相続をゼロにしたい。 自分(の家族)は正月やお盆には顔を出しているし、お土産も渡している、もちろん無心などしたことがない! 今のままでは相続以前に全財産を奪われる。 相続人からの廃除を含め、これ以上姉に財産を渡さない方法を相談したい。」

 というものでした。

将来は母親に公正証書遺言を書いてもらうので、その際の立会人もお願いしたいというものでした。

ほぼ95%、悪友の独り舞台で相談は終わり、今後もいろいろ宜しくお願いしたい、となりました。

 
 ですが、その翌日に母親から連絡があり、おひとりで再訪してきたのです。
母親一人での話は、前日の悪友の話と大きく乖離していました。

 確かに実家には顔を出すものの、弟の家に呼んでもらったことは一度もない。
実家に来る時も自分たちの都合で勝手に押しかけてくるのが事実。 
食事の世話などはすべて私一人でやるので却って疲れてしまう。

 要は、嫁さんとの関係は旦那の知らないところで「険悪」だったのです。 
または知ってて見ぬふりをしていたのかもしれません。

 2日連続で話を聞いて、本当に母親は 相談者の我が悪友に気を許しているのか? 
大いに疑問でした。

 母親からしたら、「問題のある血のつながった娘」と「険悪な関係の嫁を持つ息子」は「どっちもどっち」だったのです。

 母親の気持ちでは「やはり姉にはそれなりの財産は渡したい」というもので公正証書遺言は書くものの、内容は息子の言う様なものには絶対にしない。と言われました。 

 反面、ああいう子に育った原因は私にあるので、どうかこれからも友人として支えてやって下さいと懇願もされたのです。 母親にこんな哀しい想いをさせ、赤の他人である私に身内の恥を話さざるを得ない状況に追い込んだこと、悪友は全く認識していないのでしょう。 何ともやるせない想いで一杯になりつつお話を伺いました。


 幸か不幸か、忌憚なく話が出来る悪友だったので、2,3日してから彼を呼び出して事の次第を明らかにし、再考を促しました。 詳細は書けませんが、何とか冷静に母子3人での話し合いをする事で最悪の事態を回避することが出来ました。

 悩ましい相続、鬱陶しい相続、どうも相続問題で楽しいとか明るいという言葉は出て来ません。 ですが、哀しい相続だけは仕事とはいえ、出来れば避けたいものですし、微力ながら私の力で解決の糸口が見出せれば仕事冥利に尽きるというものです。


  さて、この様な事例、貴方の家族には全く無縁、と言い切れますか?  貴方だけでも哀しい相続を招かない様、日頃から家族間の交流を密にしてくださいね。



  この件に関してのご相談やお問い合わせはこちらからどうぞ。
https://mbp-tokyo.com/office-terada/inquiry/personal/


  事務所の連絡先は 以下の通りです。

 東京都港区新橋2-16-1 ニュー新橋ビル7階ハローオフィスC-3
  03-5157-5027(TEL) 平日は10:00~19:00
  03-5157-5012(FAX) 24時間対応

この記事を書いたプロ

寺田淳行政書士事務所 [ホームページ]

行政書士 寺田淳

東京都港区新橋2-16-1 ニュー新橋ビル7F ハローオフィスC-3 [地図]
TEL:03-5157-5027

  • 問い合わせ
  • 資料請求

このコラムを読んでよかったと思ったら、クリックしてください。

「よかった」ボタンをクリックして、あなたがいいと思ったコラムを評価しましょう。

0

こちらの関連するコラムもお読みください。

<< 前のコラム 次のコラム >>
最近投稿されたコラムを読む
よくある質問

 質問) そちらの業務の対象かどうかもよく分からないのですが    相談してもいいでしょうか?     その場合、直接の電話、お問い合わせからの連絡等ある...

これまでのメディア掲載
アントレ2016秋号にて

 今度はリクルート社が発行する情報誌「アントレ」2016秋号の特集記事、「今こそ開業!脱。先送り人生」で、私の起業に至るまでのインタビュー記事が採り上げられるこ...

プロへのみんなの声

全ての評価・評判を見る>>

 
このプロの紹介記事
遺言書と任意後見で第二の人生をサポートする行政書士

50代から直面する親子間の問題と、満足できる「第二の人生」をサポートする(1/3)

 新橋駅前の行政書士・寺田淳さんは、自身と同じ50代の男性に向けた相続・遺言問題と、充実した第二の人生を迎えるための再就職・転職・独立に関してのサポート・サービス業務に取り組んでいます。 最近、相続に関する個人向けセミナーを開催する機会...

寺田淳プロに相談してみよう!

朝日新聞 マイベストプロ

50代男性の悩み(親問題・自身の将来)に強い行政書士です。

事務所名 : 寺田淳行政書士事務所
住所 : 東京都港区新橋2-16-1 ニュー新橋ビル7F ハローオフィスC-3 [地図]
TEL : 03-5157-5027

プロへのお問い合わせ

マイベストプロを見たと言うとスムーズです

03-5157-5027

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

寺田淳(てらだあつし)

寺田淳行政書士事務所

アクセスマップ

このプロにメールで問い合わせる このプロに資料を請求する
このプロへのみんなの声

 相続手続きのイロハ

 全く突然に父が急逝しました。 一人暮らしでしたが、元気...

I・W
  • 40代/男性 
  • 参考になった数(0

このプロへの声をもっと見る

プロのおすすめコラム
遺言では遅すぎること ~葬儀・墓・家

 【今日のポイント】  遺言に書かなくてはいけないことはいろいろありますが、遺言に遺しても意味がないも...

[ 終活~エンディングノート ]

マイナンバーで出来る事

 【今日のポイント】  2017年度の税制改正の内容が明らかになりました。その中で、確定申告の際の医療費控...

[ 最近の話題から ]

知っていますか? 固定資産税の仕組み

 【今日のポイント】  土地や建物を所有すればついて回るのが「固定資産税」です。今日は課税のポイント、...

[ 新橋事務所日記 ]

最近の相続トラブルについて

 【今日のポイント】 相続にまつわるトラブル、いろいろあります。法定相続分、遺留分、特別受益、寄与分な...

[ 終活~相続 ]

起業の時の身近な資金手当て

 【今日のポイント】  いざ起業・開業! 計画は吟味した、満足のいく内容に仕上げた! 残すは資金の手当...

[ 起業・転職・再就職 ]

コラム一覧を見る

スマホで見る

モバイルQRコード このプロの紹介ページはスマートフォンでもご覧いただけます。 バーコード読み取り機能で、左の二次元バーコードを読み取ってください。

ページの先頭へ