コラム

 公開日: 2015-03-11  最終更新日: 2015-03-31

おひとり様の財産整理 ~私の場合

 お元気ですか!
「すべての人が生活の安定と向上の為に法律を身近に、
気軽に活用出来る社会の実現を目指す」
新橋駅前の寺田淳行政書士事務所の寺田 淳です。



 先日、フェイスブックに私の終生の趣味である艦船模型コレクションが1,000隻を超えましたと、半ば自慢げに書きこみをしたのですが、その後旧友の一人から「 それって、もしもの時、どうするのさ?」と問いかけが来ました。

 実は私自身、そろそろ何かしら手を打たなくてはと思っていたのですが、無策のまま過ごしてきたので耳の痛い話でした。

 私ほどではないにせよ、他人から見たら「何でこんなものを大量に集めるの?」という趣味品は枚挙に暇がありません。 恐らくは家人からも同様の声を聴かされているのが実情と思います。 ~男のロマンは女子供には理解されない!等と釈明しても効果は全く無いのもまた経験済みでしょう。

 まず私が考えたのは私と同じ場での「火葬」ですが、即不可能と知りました。(当たり前ですね) 次に「土葬」も考えましたが、1,000隻ともなると立派な「産業廃棄物」扱いになるらしく、これも却下です。 同じ趣味の友人に受け渡そうとも考えましたが、あまりの量に全員に固辞されました。

 同じ趣味の世界でしか「価値」は無く、換金性は仲間内だけでかろうじて通じる話ですから、実現性は薄く、今のところ打つ手なしです。

 船の科学館や靖国神社への寄贈も最近は真剣に考える日々です。

 
では本来の財産の行く末についてはどうだったか?  

相続人のいない私にとれる手段は限られており、その中で3年前にあるNPO法人に寄付(寄贈)について相談したのです。

 まず、現金預金関係は放置すれば最後は国庫に収まります。 これは何としても避けたいので、このNPO法人に相談しました。 ついでとばかり、不動産(実家の土地です) 書籍や貴金属類等の寄贈についても打診しました。

 当然ですが現金預金類は「ありがたくお受けします」でした。 ただこの場合、私はまだ当分はこの世にいるつもりなので、寄贈金額は明記出来ません。 下手をすると「空手形」になるやもしれません・・・

 この場合は遺言書に「〇〇銀行×支店・普通預金口座〇△×・名義人寺田淳」にある預金全額を寄贈するというような記載で十分だという事でした(但し、全てで通じる保証はありませんのでご注意下さい)

 書籍や貴金属類は原則受取はしません、遺言執行人によって「換金化」する事でしか対応は出来ないとの事でした。

 ですが書籍については最近「ボランティア宅本便」というサービスに出会いました。 
これは貴方もお馴染みの「ブックオフ」を展開するブックオフコーポレーションが始めたもので、読み終わった本や聴かなくなったCDを段ボール箱などに梱包して、「シャンティ国際ボランティア会」に連絡すると、専門の宅配業者が無料で引き取りに来てくれて送料も無料でそのままブックオフへ配送、査定額がボランティア団体へ寄付されるものです。

 模型以上の蔵書数を誇る(?)私にとっては「今からできる終活」のひとつでした。 ざっと見ても勢いで買ったもののまるで読んでない本や何となく保管している本等、相当数になります。 元気なうちからせっせと整理し、最期は遺言執行人にその旨を託すようにしておけば、艦船模型の様な事にはならない事となりました。 ひと山、これでクリアです。


 不動産(土地)についても原則は受取はしませんが、当該の不動産が市場において即時に売却(換金)可能である場合や予想される諸経費、時間的問題等を総合的に勘案して個別対応での受取を受諾する例もありましたと言う事でした。 ですから生前にその旨の調査を行っておく必要がある訳です。 土地は郊外のやや外れの区域なので恐らく私の場合は「ご遠慮申し上げたく」と言われるでしょう・・・

 また寄贈される側のNPO法人は公正証書遺言作成時の立会人にはなれませんので、新たに立会人を依頼しなくてはいけません。

 今回のコラムは「まったく結論のないまま」エンディングとなりました。

 やはりこうしてみると、おひとり様の身の回りの始末は困難を伴う事ばかりでした!
おひとり様の貴方は、自分亡きあとの財産の行く末について、何か備えはしていますか?





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