コラム

 公開日: 2015-03-03  最終更新日: 2015-03-31

補足)おひとり様の葬儀 

 
今日は、3月3日の雛祭りです。 


 お元気ですか!
「すべての人が生活の安定と向上の為に法律を身近に、
気軽に活用出来る社会の実現を目指す」
新橋駅前の寺田淳行政書士事務所の寺田 淳です。

 
 前回のおひとり様の葬儀について、「おひとり様がひっそりと亡くなったらどういう流れが想定されますか?」 という問い合わせを受けました。

 雛祭りの日の話題にはアンマッチではありますけど、今回は前回の補足として、ノープランで亡くなったおひとり様の葬儀事情を紹介します。


【おひとり様、発見から供養まで】


1)誰かが異変に気付いて、発見、警察へ通報する。

2)警察による検視、身元確認。

3)警察署長から市区町村長に連絡。

4)身元判明時には戸籍等から親族を捜索。 その旨を連絡する。

5)親族がいない、または引取り拒否の場合、市区町村長が「死亡届」を出す。

6)市区町村が契約している葬儀社に連絡し、葬儀社は警察から遺体を引き取る。

7)葬儀社が荼毘に付し、無縁仏として供養する。  ~終了。


【葬儀費用は誰が負担?】


 ここで問題は「荼毘に付す葬儀社への支払い」は誰が負担するかでしょう。
親族がいれば当然請求がされますが、引取り拒否の場合は葬儀費用の負担もまず拒否するでしょう。 
この場合は、天涯孤独のおひとり様と同じことになります。

 これも3つのパターンに分かれます。

① 自宅に現金があった場合。 
   この場合は警察がひとまずその現金を押収し、
   その中から地区町村が葬儀費用分を徴収、葬儀社への支払いに充てます。

② 自宅に現金は無く、預貯金や不動産等はあった場合。
   市区町村が家裁に「相続財産管理人」選任の申立を行います。
   相続財産管理人は公告等、一定のルールに従って財産の処分を進めます。
   その中から葬儀費用を支払う事になります。

③ 現金も預貯金も不動産も何もなかった! 場合。
   全額、または不足分は「公費」で負担する事になります… 
   双方とも可能な限り避けたいケースですね。



【おひとり様に出来る最後の備え】


 葬儀で他人に迷惑をかけたくない、せめて費用面だけは自分で出来る備えはしたい。 
では、おひとり様の貴方が出来る備えとしてはどういったものが考えられるでしょう?

 まずは、最も容易な方法ですが、「タンス預金」の形で一筆そえて引き出し等に保管するケースです。
 盗難、紛失のリスクは高いものの、シンプルイズベストな対応ではあります。

 最近は葬儀費用をカバーする葬儀保険というものがあります。
 東京のNP少額短期保険株式会社ではこういった需要に応じて「終活の為の保険・葬祭費用安心プラン」を用意しています。 詳細は省きますが、こういう事情を反映して請求の翌営業日には支払いがされる点が特徴です。
 

 この他、国民健康保険の被保険者ならば概ね3~5万円が公的補助として支給されます。

 そんな中、注目されるものとして、信託銀行等が手掛ける「遺言代用信託」があります。

 通常の遺言では故人の口座は死亡が発覚すれば即時に凍結され、葬儀代の引出もままなりません。 さらに遺言内容に異議申し立てがされれば、さらに凍結解除に時間がかかります。 おひとり様の場合、遺言を書いても保管場所を判るようにしなくては闇から闇に葬られる危険もありまし、何より「遺言執行人」を選定しておかなくてはいけません。

 これでは「自分の口座から葬儀費用を使って下さい」と書き遺していても、葬儀のタイミングに使える可能性は非常に低いものとなります。 

 ここで、「遺言代用信託」を利用すれば、遺言に比べ簡単に遺産相続が出来ますし、当事者が健在なうちは自分の生活費に充てることが出来、死後は葬儀代として別途定めた金額を迅速に使用が可能になります。 無論、この場合も契約上「受益者」の選定は必須ですが、遺言書による手続きよりは簡単であることは間違いありません。


 一例として三菱UFJ信託銀行の商品をリンクしましたので、参考にして下さい。
 ずっと安心信託

 

 おひとり様の貴方は、葬儀費用について、どう考え、どう備えていますか?


  この件に関してのご相談やお問い合わせはこちらからどうぞ。
https://mbp-tokyo.com/office-terada/inquiry/personal/


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 東京都港区新橋2-16-1 ニュー新橋ビル7階ハローオフィスC-3
  03-5157-5027(TEL) 平日は10:00~19:00
  03-5157-5012(FAX) 24時間対応

この記事を書いたプロ

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行政書士 寺田淳

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