コラム

 公開日: 2015-02-21  最終更新日: 2015-03-31

おひとり様の終活について

 
2月もあっという間に最終週ですね。 3月の声を聴くと、いよいよ春を実感します。



 お元気ですか!
「すべての人が生活の安定と向上の為に法律を身近に、
気軽に活用出来る社会の実現を目指す」
新橋駅前の寺田淳行政書士事務所の寺田 淳です。


 私の様な一人っ子でかつ、おひとり様がシニア年齢に達した時、いやでも「始末・仕舞い方」について考えなくてはいけません。 特に大怪我や長患いなどで入院して、その時を迎えるのであれば、「放置死」になることはありません。 問題なのは自宅で「急に」その時が来た場合です。

 一般的には「孤独死」と言われる最後は、芸能人にも等しく訪れています。 有名な例では女優の大原麗子さんやタレントの飯島愛さんなど、自宅でひとりでその時を迎えました。 幸い職業柄発見は比較的早かったようですが、これが一般人の場合はどうでしょうか?

 深刻な男性おひとり様の放置死

 東京都監察医務院のデータですが、23区内の孤独死は2003年では2,861人、2010年には4,711人と急伸し、今もこの傾向が続いているとの事です。 2012年のデータでは死亡から発見までの期間は平均3日以内が男性で49%、女性で66%となっています。 人数比では2:1で男性が女性の倍近くになっていました。 やはり近所付き合いの多寡がこの差になっているのでしょう。 1か月以上放置されていた例になると女性は58人ですが、男性は272人と約5倍弱になっている事からも周囲との接点が無い高齢者が「放置死」の主役になっているようです。

おひとり様の現状とは?

  2010年の内閣府の調査「高齢者の地域におけるライフスタイルに関する調査」を見るとよく判りますが、周囲との付き合いがほとんどないと答えた人の約12%が「単身世帯=おひとり様」でした。 これが夫婦2人世帯では5%前後と半減しています。 本人と親、本人と子、等も平均して4~5%ですから「おひとり様」が社会との接点を持たない?持てない現状が分かります。

 さらに付き合いがほとんどないと答えた人の収入を調べたデータでは、1位2位は「無収入」、「月収5万円未満」で共に12%以上を占めています。 合わせて約25%! さらに月収で20万円未満で括ってみると、約49,5%でほぼ半数に迫ります。


おひとり様向けののサービス

 おひとり様こそ、日頃から周囲と接点を持たなければならないはずですが、現実的な問題で接触を断っているのであれば何ともやりきれない気持ちになります。 身も蓋もない話ですが、おひとり様こそ、マネープランは真剣に考え、早い時期から備えるべきなのです。

 おカネあっての話になるのを覚悟で紹介しますが、このようなおひとり様高齢者を対象にしたサービスは、当然いろいろ用意されてきました。

 民間による「見守りサービス」です。

 テレビCMでも有名なセコムのホームセキュリティでは契約すれば(月額1,890円)携帯を使っての見守りサービスを行います。 東京ガスではガスメーターの動きに拠る見守りサービス「みまも~る」(月額987円)が用意されています。

 概ね、事前の契約が必要で緊急時にサービスマンが対応するというものです。

 他にも湯沸しポットの使用頻度で様子を判断するものや、高齢者施設などで設置されているトイレへの出入りを感知して回数や頻度から状況を常時チェックするというものまでいろいろなものがあります。

 今さら近所と仲良くするのは無理と言うのでしたら、この手のサービスを検討するのも次善の策と思います。


孤独死~放置死の末に

 自分の死をいち早く周囲に発見してもらう、その次に考える事は「誰にその事を知らせるか」ですね。
仮に発見が早くても交友関係や家族関係を知る手がかりを残していなければ、早々に荼毘に付されます。

 一般的な流れを紹介しますと、発見されたのち、警察が検視・身元の確認を行います。 身元確認が取れない場合、所在地の市区町村長に連絡して、こういう時の為に契約している葬儀社によって引き取られ荼毘に付されるのです。 その後は「無縁仏」で供養されるのです。

 死んでしまったら何がどうなろうが本人は判る事ではありませんが、誰にも知られず、誰も悲しまず、思い出さない死と言うものは最も悲惨なものと私は思います。 孤独死は、ある意味当たり前でその時を迎えるのは普通は1人です。 やりきれないのは「放置死」であり「身元不明死」だと思います。

 このような最期を迎えない為に、どういう準備をしておくか? 「終活」の最初の一歩であり、最後の到達点はこの1点だと考えます。 次回は具体的な検討課題について紹介していきたいと思います。





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